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Solo concert at Mozart House in Italy, and Duo concert in Paris

11月14日、約半年振りにイモラへ行きました。
ボローニャ空港は以前より広くなって
しかも入国審査まであって
ちょっとEU圏内ではない様な雰囲気を醸し出していました。。
空港バスにて鉄道のボローニャ駅まで移動すると
ホームにあったはずのマクドナルドが移転していました。
自分が知っていたはずのものが変わっていることに戸惑いながらイモラ駅に到着。
イモラは何も変わっていませんでした。
考えてみれば10年前に来た時から何も変わらない。
・・・そう思うと安心する様な、
時間が止まっている感じがして恐ろしい様な。。。
夕飯はかつての我が家から徒歩1分のレストランへ行き、
店主の姿を数年振りに見て時の流れを感じたり
イタリア版ボジョレー・ヌーヴォーにあたる、ノヴェッロを楽しんだり
翌朝9時のレッスンだと分かっているにも係わらず
久し振りに会う友人と夜遅くまで話し込んでしまいました。
出発前日も雑用に追われてほとんど寝れなかったので
2日で合計6時間という睡眠時間でレッスンを受講
この2ヶ月、ソロのレッスンを受けていなかったので
「ああこの感じ。この厳しい感じ!」などとのん気に思いながら
しっかりみっちり3時間以上「皇帝」を見て頂きました。。。
自分の甘さが嫌になりましたが、大分形が見えてきたかなと思います。
レッスン後は列車の時間が迫っていて
大慌てで駅へ向かいました。2日連続でお昼ご飯を逃す(>_<) 演奏会をさせて頂くヴェローナ近郊の街ロヴェレートへ。 着いて早速練習をさせて頂きました。 今回演奏させて頂いたところは モーツァルトがイタリアで最初に演奏会を開催したサロンで 内装も当時のまま、天井画ははがれかけていましたが かえってそれが歴史を感じさせ、光栄な気持ちになりました。 16日に演奏した曲目は以下の通り。  モーツァルト:ソナタK576  シューマン:ソナタ第2番  ボルトキエヴィッチ:10のプレリュードより第1、4、7、9、10番  プロコフィエフ:ソナタ第7番 アンコールはまさか弾くことになるとは思っておらず用意してなかったのですが  バッハ=ジロティ:プレリュード  ラフマニノフ:音の絵より作品39-6「赤頭巾」 を演奏させて頂きました。 聴衆の皆様が非常に温かく見守って下さり 持参したCDもお買い上げ頂き お客様の中には私の演奏から詩を作って下さったり。。 彼らから見れば外国人、そしてアジア人の私なのに 偏見が全くない姿勢に感激しました。 列車の時間が迫っていましたが主催者と友人とご飯を食べ ダッシュで駅へ向かうと2時間遅れとの表示。。 「これがイタリアだった!」と落胆した私に 主催の関係者が車でヴェローナ空港まで送って下さり 列車では絶望的だった飛行機に乗り、 無事パリに戻ることが出来ました。 翌17日は18日のヴァイオリンとのデュオリサイタルを前に 会場のサロンで小形真奈美さんと合わせをしました。 18日の曲目は以下の通り。  シューベルト:デュオソナタ Op.post.162 D574  ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番「雨の歌」  ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ アンコールにドビュッシー:美しき夕暮れを演奏させて頂きました。 ここでのピアノはペダルが2本の古いもので 細かいパッセージやピアニッシモで打鍵を遅く弾きたい時に音がなかなか出ず、 慣れるのに時間がかかりましたが ここでも聴衆の皆様の音楽を身近に感じて楽しむ姿勢が見て取れ、 楽しんで演奏することが出来たように思います。 終演後はビュッフェがあり、お客様とお話が出来て嬉しかったです。 演奏会の2日後には室内楽のレッスンがあり、 譜読み2時間のモーツァルトのデュオソナタを見て頂きました。 ソロとデュオの両立は大変ですが、その分学べることも沢山あります。 もっと早くに室内楽を出来たら良かったのですが これもまた縁なのでしょうね。。 脳が凝り固まってしまう前に色々吸収出来たら良いなあと思います。 ロヴェレートではホストファミリーのお宅にお世話になったのですが とても几帳面で料理も出来る、面倒見の良いおじいちゃんで 夕飯をご馳走になり、色んな話をしました。 おじいちゃんは5年前に奥様を亡くされて、 娘さんはヴィオリストで現在オーケストラのツアーで日本とのこと。 ゆっくりと時を刻む姿に自分の祖父を思いました。 2月に突然亡くなった祖父。 もっとこんな風に沢山話が出来たんじゃないかと 後悔の念でいっぱいになりました。。 自分の忙しさにかまけて最近は帰国しても余り会う時間を作らなかったこと。 もう敬老の日に「ありがとう。いつまでも元気でいてね」と言う相手がいないこと。 いつも沢山応援してくれた祖父のことを強く思いながら 演奏会のアンコールでバッハ=ジロティのプレリュードを弾くと なんだか泣けてきてしまい、ちょっと困りました。。 ・・・最後、湿っぽくなってしまい失礼しました。 写真はモーツァルトハウスの天井画、演奏中のショット、 イタリアモーツァルト協会理事長のヴォラーニさんと撮った一枚、 デュオリサイタル終演後にマルティニー先生と撮った一枚、 そして会場となったサロンの持ち主のグラーさんとの一枚、 (ワインをかなり飲んでしまったので顔がにやけてます。。)、 そして、パリのプランタン(デパート)のイルミネーション。 今年のプランタンのイルミネーションは今まで見た中で一番好きです☆ ceiling of Mozart Houseperformance at Mozart House in Roveretowith President of Mozart Association
duo concert with Prof.Martigny in Parisduo concert with Ms. Goulardillumination of department store 'Printemps' in Paris

Written by yuko 2008.11.27 07:28 | No Comments

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