Yuko Ueno Official Web Site

so many problems to live in Paris..

ご無沙汰しております。
お湯のタンクが壊れたのをきっかけに色々な問題が起きてから1ヶ月経ちました。
今回もかなり長い日記になりますので
お時間おありの方はお付き合い頂けたら嬉しいです。
沢山の方にアドバイスを頂いて参考にさせて頂き
7日に吹雪のなか日本人会の法律相談に行ってきました。
一番聞きたかったことは「法律と契約書、どちらが強いのか」でした。
例えば・・・
法律で「家を出る時は3ヶ月前までに大家に申し出なければならない」
ということになっていましたが法の改正により1ヶ月前までになりました。
しかし私の契約書では「2ヶ月前までに申し出ること」
となっています。
更に、法律では冬は寒いので借家人を追い出したくても
3月までは追い出せないのですが
私の契約書には寒かろうが何だろうが追い出せると書かれています。
この様な場合、どちらが優先されるかというと
・・・残念ながら契約書にサインしている以上、契約書が優先されるそうです。
もし納得出来なければ裁判、という流れになり
そこでどちらが正しいかを問うことになるのだそうです。
私の契約書には家賃の値上げは年○%、という記述ではなく
「INSEEが発表する物価指数に基づいた計算により上げられ、
また、事前の宣告なしに自動的に上げる事が出来る」とあります。
そういうわけで家賃の値上げは避けられないということになりました。
ただ、大家の計算はICCという式に基づいたもので
それは数年前に法の改正で現在はIRLという式に変わったそうで
計算式が間違っているので、それは指摘出来るとのことでした。
というわけで月205ユーロではなく、100ユーロの値上がりになります。
ひとつ困ったことがあって、
2004年12月の契約から一度も値上げされていないのですが
毎年物価指数は上がるので、今まで上がらなかった分は
過去5年に遡って大家は請求出来るんだそうで
そこに大家が気付けばその過去の分も支払わなければなりません。
もし裁判になって大家が弁護士に相談するとなると
真っ先に弁護士はその点を大家にアドバイスするだろうから
裁判は起こさずに計算式の間違いだけ指摘して
家賃を今までの値段+100ユーロ支払えば良いのではないか、との事でした。
これは友人の見解と同じだったのですが
その見解が合っていた、ということが分かってひと安心。
配達記録が残る書留で大家にその旨手紙を送りました。
16日に大家が我が家を訪れて、家賃に関しては私の意見が正しいと認めてくれて
「Desole(ごめんなさい)」という言葉が出ました。
滅多に謝らない国・フランスで、しかもこの大家から
そんな言葉が発せられるとは思っていなかったので非常に驚きましたが
頑張って交渉した甲斐がありました。
この件に該当する法律番号を調べてくれたりと、
まるで私の秘書の様に助けてくれた友人に本当に感謝。
結局、月100ユーロの上昇ということで落ち着きました。
ただ、音の苦情の問題の方がはるかに大変で。。。
15日(土)の14時に下の階の住人から苦情があり
今すぐ止めろ、と言われました。
「演奏会があるしもうすぐ日本に帰るから今週だけは弾かせて貰えないか」と頼むと
「じゃあ好きなだけ弾けば良い。
君が止めないのなら自分は警察を呼ぶだけだから何の問題もない」と返答されました。
大家からは、今度音の問題で警察に通報されたら
すぐに管財人が来て、即退去と言われてしまったので
どうすることも出来ず、土日は全く弾けなくなってしまいました。。
そして平日も今までは20時半まで弾けていたものが
19時までになってしまいました。
更に、平日の12時頃にまた下の階の住人から苦情が。。
一体いつ弾けば良いのでしょう。
友人たちの家を渡り歩いての練習が始まりました。
引越しする為の物件をネットで探したりしましたが
幸運なことに家から2駅のところに
地下練習室のレンタルをされている方を見つけ、
3月中旬から借りることにしました。
そして19日(木)に久し振りにリビツキー先生のレッスンを受講。
先生のお宅へ伺ったのですが、
友人達に迷惑をかけてまで練習させてもらったのに全然弾けないこと、
そして自分の音よりも周囲の音(足音やブザーなどの生活音)に
気を取られてしまっている事実を目の当たりにして愕然としました。
翌日20日(金)はミラノへ飛んで、ロヴェレートに住む
マルガリウス先生のレッスンを受講。
事情を話してからレッスンが始まりましたが
いざ始まるといつもの容赦ないレッスン。。。
久し振りのレッスンなのに自分の表現をするどころか
満足に弾けない自分が悔しくて泣いてしまいました。
本当はその日のうちにイモラへ行く予定でしたが終わらなかったので、
その日は急遽ロヴェレートに泊まることになりました。
翌朝21日は土曜日。列車の時間の都合もあり朝8時半からのレッスンでしたが
9時頃先生のお宅の下の階からドンドンと壁を叩く音がした後、
ブザーが鳴らされ苦情を言われました。
すると、自分でもびっくりしたのですが
「私が弾くとどこでも誰かが迷惑するのか。。。」と思ったら
悲しくて大泣きしてしまい、更には体が震えてしまったのです。
これには先生も、そして何より事情を聞かされてなかった奥様が驚かれ
まるで本当の子供のように私を温かくなぐさめてくれました。
そしてレッスンは無事続行され、11時に終了。
連日泣いてしまったものですから、
先生に「女の涙は一番嫌いだ」と困り顔で言われてしまいました。
そりゃそうですよね。。。
11時25分に列車に乗り、15時35分にイモラへ到着。
16時からペトルシャンスキー先生のレッスンを受講しました。
先生ともお会いするのは久し振り。
相変わらずの熱く濃いレッスンに腕が筋肉痛になりそうでしたが
私の沈んだ気持ちを取っ払ってくれました。
「音楽はもっと生き生きとして輝いたものだ」と再確認。
20時までみっちり見て下さいました。
その後はイモラ近郊の街ファエンツァに住む料理人の友人の家で
その料理人のご主人が作って下さったイタリアンを
(前菜、ムール貝とイカとタコのスパゲッティ、うずらのお肉、
そしてデザートとフルコースを振舞って下さいました。)
ご家族と共においしく、楽しく頂きました。
antipasto by my friend in Faenzaspaghetti di frutti di mare by my friend in Faenzasecondo piatto (quaglia) by my friend in Faenzadolce by my friend in Faenza
そして翌朝22日(日)、7時の列車でミラノへ向かい
午後パリに戻りました。
明日(というか、もう今日ですが・・・)23日には日本へ向かいます。
この1ヶ月はトラブルが多くて心が荒むことが多かったですが
幸いなことに私の周りの友人は皆さん心優しい方ばかりで
その善意に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
来月パリに戻ったらピアノとベッドの位置を交換してみようと思います。
元々はリビングにピアノを置いて、もう一部屋は寝室でしたが
隣りからの苦情があって、当時は寝室の下は誰も住んでいなかったので
今の位置に移動したのでした。
元の位置に戻したら、今度はまた隣りからの苦情が来そうですが
なるべく隣りの壁から離れた場所に置いて、
壁の近くにはソファや物を沢山置いて、少しでも工夫できたらと思います。
ピアノの音は下に行くので、隣りの方がまだましなはずです。
これでだめならもう仕方がないなという感じです。
色々な方に助けて貰いました。
本当にありがとうございます!
最後にラデュレで頂いて大変おいしかったチョコレートのケーキをご紹介。
冬季限定のケーキでしたがチョコたっぷりで
ストレスフルな体に効果覿面でした☆
laduree

Written by yuko 2009.02.23 08:52 | No Comments

Leave a Reply

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.

Blog

  新年あけましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。 本年もよろしくお願い申し上げます。   本年もソロ・室内楽・ピアノ協奏曲と、様々な事に取り組んでまいります […]

Continue reading →

View all

Media | Yuko Ueno Official Web Site

2009年3月14日に王子ホールにて can you buy cigarettes online CD発売記念リサイタルを開催させて頂きました。 その時の批評が「ムジカノーヴァ」誌2009年6月号に 掲載されましたので、 […]

Continue reading →

View all

Uncategorized

Психолог Киев – Психологическая помощь и услуги психолога в Киеве – Практический психолог, цены На […]

Continue reading →

View all