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we got Diploma of Concertist Unanimously

49be9eb0.jpg前回のブログからもう2週間が経過し
こちらは13日が復活祭(イースター)で、昨日も祝日でした。
最近はすっかり暖かくなり、新緑がまぶしい季節となりました。
3月31日
ヴァイオリンのトゥヴニー先生のレッスンと出張レッスン。
ヴァイオリンの伴奏の方はシューマン、モーツァルト、シマノフスキ、
サン・サーンス=イザイとバラエティ豊かなので
それぞれの作品の弾き分けをもっと顕著にせねばと再確認。
4月1日
ゆっくり自宅で練習。
4月2日
室内楽のマルティニー先生のレッスンを受講後、
リビツキー先生のマスタークラスで
シューマンのヴァイオリンソナタを弾かせて頂く。
大分シューマンの音色が練れて来たと感じました。
緊張感を持って人前で弾く良い練習が出来てよかったです。
たまたま道で試験当日に譜めくりを頼んだ後輩に会い、
レッスン・マスタークラスでも譜めくりをしてくれました。
その後、自宅でヴァイオリンと合わせ。
4月3日
試験会場となるコルトーホールで合わせ。
マルティニー先生、トゥヴニー先生もいらして下さる。
前日に引き続き後輩が譜めくりに来てくれる。
お二人の先生も真剣にああでもない、こうでもないと話し
時々その意見が衝突して火花が散っていました。。
すっかり生気を先生方に吸い取られ、最後は気力で演奏。
伴奏と室内楽の違いの難しさを痛感しました。
夜はシャンゼリゼ劇場でセルゲイ&ルジーネ・ハチャトゥリアン姉弟の
ヴァイオリンとピアノのデュオリサイタルへ。
音のバランスや二人の調和の取り方を学べてよかったです。
それにしてもセルゲイさんは23歳と思えない成熟した音楽で
素晴らしかったです。
4月4日
スタジオで練習。
練習後は大分暖かくなったからと誘って頂き、
ベランダでオーナーとお茶を頂く。
庭の木や花がいきいきとしていて心が和みました。
その後、友人の室内楽のレッスンを少し聴講。
パタルセック先生の娘さんがレッスン後にチェロを聴かせてくれる。
まだ初めて1年位だそうですが、小さなチェロを小さな体で一生懸命弾く姿に
自分がピアノを始めた頃を思い出し、不覚にも目頭が熱くなりました。
4月5日
スタジオで練習。
4月6日
ヴァイオリンとプログラムの通し練習。
伴奏者としての演奏を心がけて弾いてみる。
4月7日
練習の後、出張レッスン。
4月8日
友人のピアノ科コンサーティスト課程の試験を聴く。
アルド・チッコリーニ、セシル・ウセー氏などが審査員でした。
今年は受験者が多く2日間に渡って開催されました。
友人の演奏は細部まで緻密に練られ、本当に素晴らしかったです。
その後、トゥヴニー先生のレッスンへ。
大分まとまったかなという印象。
翌日に向けて最終調整をしました。
4月9日
ヴァイオリン科コンサーティスト課程の試験で伴奏。
演奏したのは以下の通り。
 シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 作品105
 モーツァルト:アダージョ KV261 ホ長調
 シマノフスキ:パガニーニによる3つのカプリス 作品40
 サン・サーンス=イザイ:ワルツ・カプリス
ヴァイオリンのソロを支える役目を全うしようと臨みました。
楽しく伴奏をさせて貰い、彼女のヴァイオリンも良い調子で進みました。
結果は審査員満場一致でのディプロマ取得。
厳密に言えば結果には全く関係のない立場だった私ですが
友人の応援に行って結果を聞くよりも
自分の演奏の結果を聞くよりもドキドキしました。
伴奏って微妙な立場なのだなあと実感した瞬間でもありました。
とにかく良い結果にひと安心して
マルティニー先生の室内楽のレッスンへ行き、
その後は2日後の室内楽の試験に備えて軽く乾杯だけしました。
4月10日
ヴァイオリンとの合わせ。
相方の音が急に伸びやかで大きな響きになったので
室内楽ではピアノの蓋を全開でやろうかという話になる。
因みにヴァイオリンの試験の時は半開でした。
4月11日
室内楽科コンサーティスト課程試験当日。
朝、コルトーホールで最後の練習。
ピアノの蓋を全開・半開で試し
やはり全開の方が音色を変え易く響きも良いので
全開でやることを決める。
この日は一週間続いたコンサーティスト課程の最終日で
私たちの出番は最終組。
私にとっては学生生活最後の試験。
演奏前の舞台袖でイモラでの入学試験を思い出し、
この10年間を振り返ってちょっとジーンとしてしまいました。
曲目は以下の通りです。
 シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 作品105
 ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
練習やレッスンなどでお互いの意見がかみ合わなかったり
色々な事がありましたが、
本番ではやりたい事を素直にお互いが主張し
今までやってきた中では一番アンサンブル出来たかなあと思います。
審査員の中にはヴィオリストのブルーノ・パスキエ氏がおり
特にシューマンを評価して下さりました。
結果は1番の成績、審査員満場一致でディプロマを取得しました。
学長のデイヴィッド・ライブリー氏は全ての楽器の試験を聴いており
2日前にもシューマンは演奏したのですが
その演奏が2日前と全く違っていたことを高く評価して下さいました。
今回の試験のお陰でソロ・伴奏・室内楽の勉強が出来たのは
本当に良い経験となりました。
また、一つの良い区切りがつきました。
4月12日
イースター(復活祭)。
スタジオで練習後、友人の藤澤学美さんの演奏会へ。
仲良くさせて貰っているのに演奏を聴くのはこれが初めて。
彼女の師であるルイサダ氏の教えをしっかり受け継いでいる演奏で
選曲もユニーク、素敵な演奏でした。
しかし仲の良い友人の演奏となると
自分が演奏するよりも緊張するものですね。。
ちょっと親の気持ちが分かる様な気がしました(^^;
4月13日
本当に久し振りに無為に過ごしました。
気が付けばもう4月も中旬。
昨年12月から走り続けていた感があるので
こういう日は本当に必要だと感じました。
さて、ここでお知らせです。
5月5日(火)、コルトーホールにて
ジョイントリサイタルに出演させて頂きます。
20時30分開演、入場無料ですのでお気軽に足を運んで頂けたら嬉しいです。
どうぞ宜しくお願い申し上げますm(__)m
詳細がはっきりしましたらまたお知らせさせて頂きますね。
写真はデュオの相方、小形真奈美さんと撮った1枚。
1月11日のアルメニア教会での演奏会の後に撮ったものです。
彼女と、デュオを組むきっかけを作ってくれた彼女のお姉さんに
感謝の気持ちでいっぱいです☆

Written by yuko 2009.04.15 01:18 | No Comments

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