Reunion
やっと少しずつ涼しい風が吹くようになってきましたね。
この1ヶ月は再会が多かったように思います。
コンクール審査で初めて神戸を訪れました。
イモラの恩師の5年ぶりの来日は個人的にもとても嬉しかったです。
桐朋の同期の友人が立ち上げた「大人のためのアマチュアピアノコンクール」に関わらせて頂きました。
とても悲しいこともありました。
桐朋小学校の音楽の先生で、今まで何度も演奏を聴いて頂き、様々な助言を頂き、何度か一緒にお食事させて頂き
大変お世話になった高橋次朗先生が63歳という若さで急逝されました。
いまだに信じられません。治ったら必ずまた会いましょう…というメールが最後になってしまいました。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
いよいよ8月もあとわずかですね。
大学の学生たちはどんな夏を過ごしたのでしょうか。
ちゃんと課題はやっているのだろうか…などと、自分のことは棚に上げて心配してみたり。
私もまた秋から冬にかけての公演に備えて、今のうちにしっかり勉強せねば!というのが現在の心境です。
それではまた遡り日記、書き連ねたいと思います。
◆7月26日◆
パリ時代の友人でもあるソプラノ歌手の浦田典子さんのリサイタル@東京文化会館小ホールを拝聴。
さすがオペラ歌手!素晴らしい演奏でした。
◆7月28日◆
留学中大変お世話になった元ヤマハ河野さんのご子息でバリトン歌手の河野真剛さん出演の
二期会マラソンコンサート@東京文化会館小ホールを拝聴。
様々な国のスタイルの違いを楽しみました。
河野さんはロシア歌曲を歌われたのですが、深い響きがひろがり素晴らしかったです。
河野さんご一家にも、そしてイモラで一緒だった三宅麻美さんとも久しぶりにお会い出来て、
まるでヨーロッパにいるような錯覚に陥りました。
◆7月31日~8月2日◆
昭和音楽大学前期実技試験の審査。
初めてのことなので、色々と戸惑うこともありましたが
講師の皆様に優しく教えて頂き少しずつ慣れました。
自分の生徒たちもそれぞれが力を発揮出来たのではないかと思います。
8月2日は夕方に銀座洋協ホールに向かい、
<成城花のアトリエ展 草月流西山光沙とその仲間たち>へ。
様々な花材がダイナミックに彩られ、とりわけ蓮の作品に目を奪われました。
◆8月5日・6日◆
神戸市産業振興センター ハーバーホールにてPTNAコンクール審査。
2日間で214名の演奏を聴き、採点と共に一人一人に講評を書きました。
素敵な演奏を披露下さった皆様、お世話になった審査員の先生方、スタッフの皆様、
本当にありがとうございました!
初神戸ということで、ちらほら写真も撮りました。
そして、友人ピアニスト井上麻紀さんと久し振りの再会を果たしたり
日頃お世話になっている方や、初めてお会い出来た音楽家の方々と楽しいひとときを過ごせました。
◆8月7日◆
御影にあるイハラ楽器へ初めて伺いました。
お店にあったファツィオリのピアノが素晴らしく、いつまでも弾いていたくなってしまいました(苦笑)。
御影高杉の名物ミルフィーユも美味しかったです。
庵原豊治社長と記念に1枚。
◆8月12日◆
9月に京都にて伴奏させて頂くメゾソプラノ歌手渡士あかねさんと拙宅にて合わせ。
夜はパリから一時帰国中のピアニスト倉地恵子さんと久しぶりの再会。
◆8月14日◆
向ヶ丘遊園駅にある多摩市民館大ホールでの演奏会に友人ピアニスト安嶋健太郎さん、内藤晃さんが出演。
ソロだけでなく歌の方、そしてアンコールにはピアニスト2人で連弾があり
バラエティに富んだ楽しいプログラムでした。
◆8月17日◆
前日16日に来日されたイモラでの恩師ボリス・ペトルシャンスキー先生と旧・現イモラアカデミー生で赤坂にて夕食。
楽しいひとときでしたが、先生は時差ぼけの影響などでお疲れのようでした。
◆8月18日◆
悲しい夜。沢山の方が手を合わせていました。制服姿の子たちもちらほら。
◆8月19日◆
イタリア時代の友人ピアニスト横山緑さん、石黒美有さんと久々の再会で嬉しいひととき。
◆8月21日◆
ペトルシャンスキー先生、ロシア語の通訳で昭和音大での同僚でもある深川美奈さんと浅草へ。
実は雷門より奥に進んだのは私も初めてでした。先生は浴衣をみつけてご満悦。
◆8月23日◆
ペトルシャンスキー先生の福田靖子賞最終選考会公開レッスンを聴講するため昭和音楽大学へ。
音楽表現に即した指使い、音楽への深い洞察力…とても勉強になりました。
そしてやっぱり先生の紡ぐ音の響きは素晴らしいなあと再認識。
先生のショスタコーヴィチピアノ全曲集のCDに今更ながらサインをして頂きました。
◆8月25日◆
大人のためのアマチュアピアノコンクール、東京建物八重洲ホールにて開催。
審査と、審査後にはミニコンサートをさせて頂きました。
審査対象は20歳以上の音楽大学には行っていない方々だったのですが
皆様強いこだわりを持って演奏されていて、素敵な演奏を聴かせて頂きました。
ミニコンサートでは下記のプログラムをお話を交えながら演奏させて頂きました。
バッハ=ケンプ:主よ、人の望みの喜びよ
ベートーヴェン:ソナタ第14番「月光」
ドビュッシー:月の光
ショパン:幻想即興曲
発案・主催の加納愛実さん、審査で一緒だった木村佳野さん、
素敵なヴァイオリン演奏をされた佐藤茉奈美さん、スタッフの皆様、
大変お世話になりました!
◆8月26日◆
イタリア時代の友人ピアニスト西村優さんと4年ぶりの再会。
留学時代の友人達と久しぶりの再会を果たす時いつも思うのですが
まるで昨日までずっと一緒にいたような感覚になるのはなぜなのでしょうか。
何年経ってもいつかこうして会えるというのは嬉しいことですね。
今日も様々なことに感謝。日々精進ですね。
皆様どうぞお元気で。