Nohant, Paris
このままだとノアンについて「書く書く詐欺(?)」になりそうなので
勢いに任せて書いてみようと思います。
◆3月22日◆
明け方までのお祭り騒ぎが尾を引き、寝不足・・・。
ノアンに到着して、ジョルジュ・サンドの家のガイドツアーに参加(残念ながら写真撮影不可)。
今までショパンのことばかりで全然知らなかった(知ろうとしなかった)サンドのこと、
生活ぶりや家柄など、様々な事を知る良いきっかけになりました。
ショパンと別れた後はショパンの部屋にあった物は全て処分してしまい
部屋の壁紙も変えてしまったとのことで、ショパンの面影はほとんど感じられないのは残念でしたが
アップライトのプレイエルがあり、試弾させて頂きとても感激しました。
(当時、プレイエルは度々試作品をノアンに送ってショパンに感想を求めていたそうで
私が弾かせて頂いたピアノはショパンとサンドが破局した頃で
おそらくショパンは弾いていないだろう・・・とのことでしたが。)
サンドの家(母屋)入口
サンドと前の夫との間の子供モーリスとソランジュがそれぞれ生まれた年に植樹された木が現在も残っています。
料理の腕前もプロのシェフ並みだったサンドのお蔭もあり
ノアンにいた頃のショパンは作曲活動も活発で、傑作も数多く残しています。
なかなか交通が不便なところなので、パリに住んでいた時には訪れることが出来ませんでしたが
こうして実際に足を運ぶことが出来て、とても貴重な時間が過ごせました。
夕方の列車でパリへ。
この日はすぐに眠りにつきました。
◆3月23日◆
パリ滞在最終日。
日曜日なのでデパートもスーパーもほぼお休みなのが残念ですが
マレ地区はお店が開いているのでそちら方面へ。
セーヌ川を眺めてから
コニャック=ジェイ美術館へ。
サマリテーヌ百貨店の創始者コニャック氏とその妻のコレクションを展示してあり
規模はとても小さいですが、絵画だけでなく家具や陶器など素敵な物が沢山!
思い出のヴォージュ広場
ショッピングも出来てファラフェルも食べて物欲を満たしたところで
最後にマドレーヌ寺院を見納め。
この日は雲の流れがとても早くて突然雨やあられが降ったりしていたもので
妙におどろおどろしい写真が撮れました・・・汗。
マドレーヌ寺院内部です。
そしてまた友人との楽しい語らいの時間もあっという間に過ぎ
23時20分発の飛行機で一路日本へ。
短くも濃い5泊7日の旅が終わりました。
帰国したら、いつもの気忙しい毎日ですが
少しはヨーロッパにいた頃の空気感は持って帰れたかな・・・と希望的観測。
今週からいよいよ大学も新年度が始まりますが
今年はもう少し肩の力を抜いて、でもパワフルに精一杯臨みたいと思います。
皆様、新年度もどうぞよろしくお願い申し上げます☆