Yuko Ueno Official Web Site

Manet et Le Paris moderne at Mitsubishi Ichigokan Museum & Pogorelic’s Chopin

GWは譜読み地獄の予定でしたが
治りかけの風邪の時にさらに別の風邪を貰ってしまったようで
結局、安静週間となってしまいました。
11日、15日、22日と本番が続くのですが、新曲の嵐。。
早く熱が下がりますように(結構切実)!!
三菱一号館美術館でのマネとモダン・パリ展に行きました。
4/24公演直前にインスピレーションを得たいと思って
思い切って行ってみたのですが、とても良い気分転換になりました。
展示数はそう多くないのですが、選りすぐりの物があって
特にローラ・ド・ヴァランスには目が釘付けになりました。
オルセーやカルナヴァレにある物が結構展示されていて
個人的には懐かしい思いにかられました。
こちらの美術館、中庭も素敵でしたし
近くにはジョエル・ロブションのビストロがあって
ケーキもとても美味でした。
5月3日にはラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン音楽祭の
チチナゼ指揮、シンフォニア・ヴァルソヴィアと
ポゴレリチ氏の公演に足を運びました。
会場は国際フォーラム・ホールA…2008年に自分が演奏した会場!
舞台からはそこまで広くは感じないのですが
客席から舞台を覗いてみるとただただ広く、
この様な舞台で演奏させて頂いたことに今さらながら感謝。。
最初に演奏されたエルスネルという作曲家の交響曲は初めて聴きました。
ショパンの師匠だったようです。
ハ長調という調性が持つ性格ゆえか、休日にぴったりな感じの
おおらかで調子の良い、符点がゴキゲンな作品でした。
次はいよいよポゴレリチ氏のショパン第2番のピアノ協奏曲。
黒岩英臣先生のご子息でピアニストの悠さんが譜めくりとして登場。
ピアノの部分が始まるやいなやショパンとは別世界にワープ。。。
「ショパンの音楽」を楽しみに来たお客様にはかなり異質な時間だったと思います。
ポゴレリチ氏の音に対する欲求は凄まじいものがあり
あのテンポの遅さと会場の広さに耐えうる弱音の中のレガートや
信じられないほどの集中力の高さは大変勉強になりました。
終演後に出た「ブラボー」と「ブー」の嵐は当然だと思います。
これは私の個人的意見ですが
クラシック音楽を演奏する以上は
演奏者が作曲家の意図を飛び越えてはならないと思うからです。
ただ、演奏者の強烈な想いや音色は本当に素晴らしかったです。
こういうことを考えさせられる機会を得た、という意味では
大変有意義な時間を過ごすことが出来たと思います。
アンコールには再び第2楽章を演奏されました。
ホールを出るとラジオのブースがあって
野本由紀夫先生が話しておられました。
窓越しに手を振ってみましたが気付いて下さったご様子。。
お邪魔しなかったかしらと後で反省しました。
その後はひたすら家で風邪と格闘して今に至っております。
皆様もどうぞお気を付けて下さいね。。
写真は三菱一号館美術館の入り口と中庭です。
mitsubishi1
mitsubishi2

Written by yuko 2010.05.06 08:09 | No Comments

Thanks a lot!!

P1240401
昨日、カワイ表参道にて開催させて頂きました
日本ショパン協会第252回例会・
上野優子ピアノリサイタルにご来場下さった皆様、
お忙しいなか本当にありがとうございました!!
数多く在るモーツァルト特有の軽やかで活発な作品とは一線を画した
憂いに満ちたロンド、
クリスタルのような粒の揃った輝きと、
どこか懐かしさを覚えるラヴェルのソナチネ、
フラメンコのリズムや燃えるような情感がこもったベティカ幻想曲、
そしてイモラ国際ピアノアカデミーの最初の進級試験以来、
10年振りに挑戦したショパンの12のエテュード。。。
それぞれの作品の想いや音色を満員のお客様に温かく包まれて
演奏させて頂けましたことを深く感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
アンコールには
ボルトキエヴィッチ:プレリュード第7番
ショパン:幻想即興曲
の2曲を演奏させて頂きました。
終演後には沢山の方とお会い出来、心躍るひとときでした。
華道家の假屋崎省吾さんとも久し振りにお会い出来、
嬉しいご感想を頂き光栄に思いました。
より一層精進してまいりますので
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
やっと暖かくなってきましたね。
どうぞ皆様、お体を大切になさって下さいませ。
上野 優子

Written by yuko 2010.04.26 12:11 | No Comments

Info of my concert on 22th of May

ueno_wanpo_omote
ueno_wanpo_ura
4月とは思えない寒さが続いておりますが
お元気でいらっしゃいますか?
今朝は東京の我が家の庭でもうっすらと白い雪が積もり、
大変驚きました。
いよいよカワイ表参道での演奏会も来週24日となりました。
お陰様でチケットも完売し、あとは私の練習次第ですね。
お楽しみ頂けるようにラストスパートを頑張りたいと思います!
さて、今日は5月のミニライブのご案内をさせて頂きたいと思います。
◆日時: 2010年5月22日(土) 12時~12時30分
◆会場: ヤマハ池袋店 1F楽器売場特設ステージ「FIRST ONE」
◆料金: 無料
◆曲目
 ショパン: 幻想即興曲 作品66
       スケルツォ第2番 作品31
 ボルトキエヴィッチ: ラメンテーション 作品17より第1番 ニ短調
 ハチャトゥリアン: トッカータ  
生誕200年のショパンの有名な作品を中心に
東欧の作曲家の作品をお話とともにお届けさせて頂きます。
土曜日の昼下がりですし、リラックスしてお聴き頂けたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
尚、終演後の午後にはワンポイントレッスンをさせて頂く予定です。
レッスンに興味がおありの方がいらっしゃいましたら
ヤマハ池袋店 tel 03-3988-2911
        fax 03-5396-9205
まで、お問い合わせ頂けたら幸いです。
レッスン時間は30分のマンツーマンで
受講料が3000円となっております。
ミニライブの情報が掲載されているURLはこちらです↓
http://www.yamahamusic.jp/shop/ikebukuro/event/detail/157
それでは皆様、どうぞお体を大切になさって下さいね。
まずは24日にカワイ表参道でお会い出来るのを楽しみにしております♪

Written by yuko 2010.04.17 11:49 | No Comments

In Hawaii and more…

花冷えだったり、暴風が吹き荒れたり…と天候が不安定ですが
日本の桜はやはり綺麗ですね。
久し振りに淡いピンク色の繊細な花びらの桜を見ましたが
これぞ日本人の心なのだろうと改めて思いました。
さてさて、ハワイでの日々を綴ろうと思います。
今回はオアフ島、ハワイ島へ行きました。
まあよく食べました(笑)
オアフ島では…
Roy’sの巻き寿司を揚げたもの(写真左側)、
P1240245
NYの老舗で小泉元首相なども訪れたWolfgang’s staekhouseのステーキ、
ハワイで一番のフレンチと言われるLa Mer(ホテルハレクラニ内)、
ビーチを眺めハワイアンの生演奏を楽しめる
House without A Key(ホテルハレクラニ内)、
P1240297
マウイ島生まれのCheeseburger Beachwalkのチーズバーガー
P1240285
などなど、美味しいものがいっぱい!
宿泊したハレクラニホテルのサービスが素晴らしく、
ご厚意で練習もさせて頂きました。
ハワイ島では…
宿泊したのがヒルトン・ワイコロア・ビレッジで
このホテルはディズニーランドを設計した方が設計を担当されていて
ホテル内の移動はボートだったりモノレールだったりと
とにかくテーマパークのようなホテル!
P1240302
ホテル内のレストランをよく利用しました。
カムエラプロビジョンカンパニー(KPC)のシーフードとデザート、
P1240314
ビーチを眺めながらビュッフェを楽しめるウォーターズエッジ、
中華のキリンではビーフンやマンゴープリンが美味しかったです。
ハワイアンビールもすっきりしていて美味しかったですし
ワインは今回はよくカリフォルニアワインのナパを飲みました。
オアフ島は中学・高校時代に毎夏、家族旅行で訪れた地だったので
今回、高校以来のワイキキ再訪は色々と懐かしい思い出がよみがえり
感慨深いものがありました。
ハレクラニホテルのプライベートビーチで泳いだり
アラモアナショッピングセンター、ワード・ウェアハウスでお買い物、
セント・アンドリュース教会、カメハメハ大王像、カワイハオ教会、
そしてホノルル美術館へ行きました。
ホノルル美術館はドラクロワやゴーギャン、ミロなどの絵画から
ハワイ、ポリネシア、アメリカ、そしてアジアの美術品まで
展示数は多くはないのですが、世界中の主要な作品を見る事が出来て
とても良かったです。
セントアンドリュース教会
P1240254
カメハメハ大王像
P1240289
カワイハオ教会
P1240288
ホノルル美術館
P1240286
プライベートビーチ
P1240280
P1240281
ハワイ島は訪れたのはカイルア・コナの方だけでしたが
とにかく黒い溶岩が固まって出来た土地にびっくりしました。
いまだかつて見たことのない景色がコナ空港を降り立つと広がっていて
不思議な植物や南国の鳥や動物も見る事が出来ました。
マウナ・ケアという標高4205mのハワイ諸島一高い山の山頂では
素晴らしい日没の様子や日本が誇るすばる望遠鏡のたたずまいを見たり
その近くでまるでプラネタリウムのような星空に圧倒されました。
天の川や土星、自分の星座も見る事が出来ました。
山頂に向かう途中にあった神棚。
ちゃんとお供え物があります。
P1240331
世界に3か所しか生えていないという銀剣草
P1240332
山頂手前で。雲海です。
P1240339
山頂の世界各国が建てた望遠鏡。
右から3番目の四角いものが日本のすばるです。
P1240341
日没の時。。
P1240351
P1240352
P1240353
ただ、ちょっと高山病になりました。。
あんなに頭がキューっと締めつけられる感覚は初めてでしたが
ツアーガイドさんから頂いた水とクッキーを食べて、
下山していくにつれ良くなったのでひと安心。
でも帰りの道すがら、対向車線の車が猛スピードで進んで来て
あわや正面衝突かというところ、相手の車がハンドル操作を誤って
横転してそのまま崖に落ちてしまうアクシデントがありました。
相手の車は大破したらしいのですが
(崖に落ちた後、ガイドさんがすぐ助けに行きましたが
私たちは車内で待つことしか出来ませんでした。。)
本当に奇跡的に全ての人が無傷で済みました。
私たちが乗った車ともし正面衝突していたら…と思うと恐ろしいですが
とにかく全員無事でほっとしました。。
ドトールのコーヒー農園にも行きました。
コーヒーの木やパイナップル、レモン、バナナなど
様々なフルーツの木や南国ならではの花々が沢山あり、
コナ・コーヒーを試飲出来る広場は噴水があり素晴らしい景色でした。
P1240377
P1240379
コーヒーの木。緑色の豆が赤に熟したら収穫だそうです。
P1240372
試飲出来る噴水のある広場
P1240388
ホテルには5つのプールとビーチがあり
亀や魚と一緒に泳ぐのはとても気持ち良かったです。
P1240318
P1240319
P1240323
すっかり南国気分でサンダルに軽いジャケットの出で立ちで帰国すると
そこは気温5℃の現実の世界。。。
自分のサンダルからのぞくスカイブルーのペディキュアが
より一層寒々しかったです。。
帰国して早々、以前に出演させて頂き
また、来年2月にも出演させて頂く予定のテレコムセンターで
200回記念コンサートがあり、
モーツァルトの13管楽器のためのグランパルティータを拝聴、
レセプションにもお邪魔させて頂きました。
吹き抜けのビルで開放感溢れる場所でのグランパルティータは
200回記念にふさわしい、華やかな演奏でした。
恩師、有賀和子先生を囲む会が毎年4月にあるのですが
本当に久し振りに参加することが出来ました。
世代を超えて門下生で集まれる貴重な機会ですが
生徒は先生にどこか似ていくものなのでしょうか。。
初対面の方でもなんだかしっくり話せます(笑)
久し振りに会う先輩・後輩もいて楽しいひとときでした。
翌日は三鷹芸術文化センターの星のホールにて
私が初めてピアノを習った先生、鬼村弘子先生の
門下による発表会にゲスト演奏させて頂きました。
ラヴェルのソナチネ、ショパンのエテュード作品10-1,2,3,5,9,10,12
を演奏させて頂きました。
それぞれの作曲家の音色の弾き分けを
より明確に出来るように心がけました。
この様な機会にお声がけして下さった
先生のお気持ちがとても嬉しかったです。
あっという間に新年度ですね。
私も気分一新、頑張ろうと思います♪

Written by yuko 2010.04.04 04:17 | No Comments

Thank you for sold out

P1240243
桜が開花したとは思えないほどの寒さですね。。
またまたブログの更新が遅れてしまい、申し訳ありません。
実は一週間ほどハワイに行っておりました。
そのお話はまた次回にさせて頂ければと思いますが
今日は4月24日に開催させて頂く
カワイ表参道での演奏会についてのお知らせがあります。
お陰様でチケットの方が完売いたしました。
ありがとうございます!!
お楽しみ頂けるよう、頑張ります!
それから…バースデーメッセージを下さった方々
本当にありがとうございます!!
先日共演させて頂いたヴァイオリニストの長野真理子ちゃんも同じ誕生日。
まりこ、お互いおめでとう☆
これからも変わらず、私らしく。。
going my wayで頑張りたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
写真はワイキキのホテルのお部屋からの眺めです。
オアフ島、ハワイ島に行ったのですが
久しぶりのヴァカンスを楽しみました。

Written by yuko 2010.03.25 08:30 | No Comments

Thank you very much! Merci beaucoup! Grazie mille!

P1240213
P1240238
昨日、高輪区民ホールにて開催させて頂きました
上野優子ピアノリサイタルにご来場下さった皆様
お忙しいなか本当にありがとうございました!!
日本でのソロおよびデュオの演奏は久しぶりでしたが
皆様の温かい雰囲気に包まれて
モーツァルトの作品では彼が死をどのように感じていたのかを考えながら、
ショパンの作品では彼の若さ溢れる希望や挑戦と美しい歌心を大切に、
後半の長野さんとのヴァイオリンとピアノのデュオでは
それぞれの楽器の対話と、熱いアンサンブルをお届け出来たらと願い
演奏させて頂けましたことを心から感謝しております。
より一層精進してまいりますので今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
寒暖の差が激しいこの頃、どうぞお体を大切になさって下さいませ。
上野 優子
*おまけ*
パリ時代からの仲間で譜めくりをして下さった声楽の中村明博さん、
同じくパリ時代の仲間でピアニストの藤澤学美さん、
浜松国際ピアノアカデミーで一緒だった榊原敬之さんとの1枚です。
藤澤さんとは2011年2月にお台場の方のテレコムセンターにて
共演させて頂く予定です♪
P1240241

Written by yuko 2010.03.13 10:23 | No Comments

Rovereto & Paris…from 19th of February to 2nd of March

急に春が来たと思えば雪が降ったりと
めまぐるしいお天気が続いておりますが
皆様お元気でいらっしゃいますか?
いつもブログの更新が遅くて申し訳ありません。。
3月2日に帰国しまして、12日の高輪区民ホールでのリサイタルに向けて
練習に励んでいるところです。
今回の渡欧では(も?)飛行機はなぜか往復プレミアムエコノミー席でした。
今年は本当にラッキーな年になるのか
それともこれからどんどん運気が下がっていくのか。。。
ちょっとミモノ…ですw
それでは今回の滞在記をスタートしたいと思います。
いつものごとく長文になりそうなので
お時間おありの方、どうぞお付き合い下さいませ。
◆2月19日◆
夕方パリ着。
空港近くのホテルにチェックイン。
◆2月20日◆
朝7時20分発の飛行機でヴェネツィアへ。
そこから空港バス、鉄道と乗り継ぎロヴェレートへ到着。
翌日の演奏会会場となるSala Mozart=モーツァルトホールで
マルガリウス先生のレッスンを受講するものの
モーツァルトのロンドだけで3時間もかかってしまい
時差ぼけも手伝ってボロボロに。。
しかし、翌日は演奏会なのでレッスン後は自分の練習をする。
結果的に6時間弾きっぱなしで完全に頭がどこか忘却の彼方へ。。
こちらが会場のモーツァルトホールです。
P1240149
◆2月21日◆
イタリアモーツァルト協会マチネーコンサート
プログラムは下記の通りです。
 モーツァルト:ロンドK.511 イ短調
 ラヴェル:ソナティネ
 ショパン:12のエテュード 作品10
アンコールにショパンの幻想即興曲を演奏させて頂きました。
モーツァルト、ラヴェルは2月から始めたばかりで
まだまだ課題も山積みですが、
ショパンは少し落ち着いて弾けるようになってきました。
お客様もとても温かく聴いて下さって嬉しかったです。
また、秋に北イタリアで演奏させて頂く機会も頂き
こういうご縁は本当に嬉しい限りです。
終演後は美味しいワインとラザニアとティラミスで打ち上げました♪
この日は素晴らしい青空が広がるお散歩日和だったので
ちょっと辺りを散歩した後、再びモーツァルトホールで練習。
夜はモーツァルト協会理事長お勧めの
アンチョビが入ったピッツァを頂きました。
演奏会後に撮った写真がこちらです。
中央はイタリアモーツァルト協会理事長のヴォラーニ氏。
P1240153
そして散歩中に撮ったロヴェレートの空。
P1240164
◆2月22日◆
終日オフにして、朝から久しぶりのヴェネツィア観光。
まずはヴァポレット(水上バス)でムラーノ島へ行き、ガラス博物館へ。
紀元前から現代まで、様々なガラス製品が陳列されており
それが出来る工程や色彩の作り方なども展示されていて
とても綺麗でした。
記念に近くのお店でヴェネツィアングラスを購入して
近くのサンティ・マリア・エ・ドナート教会へ入ってみると
ビザンティン様式のモザイクの聖母と床があり、
ラヴェンナで見たモザイクを思い出しました。
フランスにはない、建築物の形と色彩感覚。
そしてそれは7世紀に創建されたとのこと…本当に素敵でした。
ランチをしようと近くの食堂に入ったのですが
店員の感じもとても陽気で値段が安いのにとても美味しくてびっくり!
アマトリチアーナ・スパゲッティとイカのフリットと
ヴェネト州のご当地赤ワインを頂きました♪
ムラーノ島の水上バス駅付近。
P1240174
サンティ・マリア・エ・ドナート教会外観。
P1240177
ムラーノ島をあとにして、今度は水上バスを途中下車して
サン・マルコ広場へ向かいます。
今回はまだ見たことのないものを見ようと思っていたので
リアルト橋やサン・マルコ寺院には入りませんでした。
ひたすら歩いた経路はこんな感じです。
サンタ・マリア・ディ・ミラーコリ教会
P1240186
 ↓
サンティッシマ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会
 ↓
サン・ザッカリア教会
 ↓
サン・マルコ広場
 ↓
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会
P1240189
P1240192
どの教会も素晴らしかったのですが
なかでもサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会の大理石の外観と
ティツィアーノとティントレットの絵が壁、そして天井に飾られている
聖具室は、なんだか心が浄化されるような感覚があり
心に残りました。
途中フィレンツェで食べた思い出のジェラートやさん
GROM(新宿丸井に出来たお店です)でアイスを食べたり
雑貨や洋服などのお店にも寄り道をして
とにかく一日中歩き回ったのですっかり疲れてしまい
まだ1時間ほど中心にいることが出来たのですが
ヴェネツィア鉄道駅に預けたスーツケースをピックアップして
ヴェネツィア空港に向かい、夜の最後の便で出発、
22時30分にパリの空港に到着しました。
ヴェネツィア鉄道駅前で。
P1240194
P1240195
◆2月23日◆
さすがに疲れたので午前中はのんびりして
お昼は念願のガレット(そば粉のクレープ)を食べに
モンパルナスのjosslin(ジョスラン)へ。
実は先月も訪れたのですがお店が閉まっていて残念な思いをしたので
今回は是非とも行きたいと思っていました。
ハムとチーズの入ったガレットと
デザートに栗のペースとが入ったガレットを
シードルで頂きました☆
午後はヤマハのアトリエで練習させて頂きました。
夜はロシアの餃子(ピエルネ)を初めて食べました。
スメタナという生クリームを付けて食べるのですが
これがまたおいしかったです。
◆2月24日◆
午後ヤマハで練習させて頂いた後、ルイサダ先生のレッスン。
ラヴェルのソナティネの最初の曲だけで2時間経過。。。
ショパンのエテュードも数曲聴いて頂く。
ルイサダ先生独特の音の色彩の紡ぎ方を沢山教えて頂き
大変勉強になりましたが頭と指と腕はボロ雑巾のようになりました。。
その後、久しぶりの日本食やさん「ひょうたん」へ。
異国の地で頂く日本食ってどうしてあんなにほっとするのしょうね。
◆2月25日◆
パリ郊外の高級住宅街ヌイィにある施設にてリサイタル。
プログラムはイタリアで弾いたものと同じでした。
施設の建物がまるで宮殿のように素晴らしく、
会場となったサロンには古いプレイエルが置いてありました。
ショパンの作品をショパンが愛したピアノで弾ける喜びは格別で
お客様も熱心に聴いて下さり、本当に嬉しかったです。
でもエテュード第3番「別れの曲」を演奏した時には
メロディーを歌われる方が多くいらして少しびっくりしました(^^;
これがそのサロンのプレイエルです。
P1240199
終演後は聴きに来てくれた高校時代の同級生と短い時間でしたがお茶をして
それからすぐ、今回お世話になった友人の家へ戻る。
実は友人のピアノの弦を切ってしまって調律師さんを呼んだのでした。
この調律師さんが私がパリに住んでいた時にいつもお世話になっていた方で
弦を切ったお陰で久しぶりに再会出来て嬉しかったです。
そして夜はオペラ座でバレエ「椿姫(La Dame Aux Camelias)」を観劇。
音楽がショパンで、どうやらテーマが
ピアノソナタ第3番第3楽章の非常にゆったりとした、
しかし難しいメロディーの抜粋で
劇中はピアノ協奏曲第2番全曲やピアノ独奏曲など盛り沢山。
その音楽にあわせて踊るので、
普段接しているショパンの音楽とは全く異なる、バレエ音楽に変わります。
それが最初慣れなくて大変だったのですが
衣装はとてもクラシカルで美しく、ダンサーの皆さんもとても素敵だったので
最後は楽しめました。
それにしても色々な表現手段があるのだなあとその多様性にびっくりしました。
◆2月26日◆
お昼にリビツキー先生のレッスン。
モーツァルトとラヴェルが袋小路に入ってしまっていたのが
少し光が見えてきました。
練習して、夜はプレイエルホールで
ベルリンフィル×ラトル×内田光子さんの演奏会!!
リゲティのオーケストラ作品から彼らの凄まじい集中力はピークに達し、
次のベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番では
内田光子さんの極上のピアニッシモから始まりました。
何より驚いたのはピアノが弾いている部分でも
オーケストラが音量を落とすことなく、ひたすら素晴らしいテンションで
演奏していたことです!
それに応える感じで内田さんのボルテージも上がっていき
素晴らしい演奏でした。
後半はシベリウスの交響曲第2番でしたが
あの長大な作品もベルリンフィルの手にかかると
どうしてこんなにあっという間なのでしょう。
金管も大活躍で本当に素晴らしい演奏会でした。
◆2月27日◆
アルメニア教会でリサイタル。
曲目はこの日もイタリアで弾いたものと同じです。
短期間に3度目ともなるとやはり慣れてくるものですが
この日は私自身もかなり落ち着いて演奏出来たかなと思います。
いつも聴いて下さるお客様に本当に感謝。
終演後は友人宅へ。
友人お手製のキッシュを久しぶりに頂き、幸せ♪
◆2月28日◆
マレ地区に沢山ある雑貨や洋服やさんを見に行きました。
カルナヴァレ美術館にも入ったのですが
思いのほか展示されているものが多く、閉館時間になってしまって
全てを見る事が出来なかったのが心残り。
パリの歴史を絵画や日用品、工芸品などから知ることが出来
住んだ身としては大変興味深かったです。
乗り物が馬から車に、洋服も現代風になっただけで
ほとんど昔から変わらない街並みなのだと分かって
今さらながら、この様な場所に住むことが出来て幸せだったなと思いました。
それから、モーツァルトがパリに来て滞在したアパートがマレにあると知り
それも見に行きました。
休日だったためか、はたまた今は行政機関になっているためか
中には入れなかったのですが
メトロのサン・ポール駅すぐそばにあり、外観だけでしたが
素敵そうな建物でした。
モーツァルトが7歳の時にお父さんと一緒に滞在したそうです。
P1240202
P1240200
◆3月1日◆
パリを出発する日ですが、11時30分からルイサダ先生のレッスン。
最後までみっちり徹底的に見て下さり、14時にお宅を出て
ポルトガル料理やさんでランチをして
お土産を買ったり、とどめにLa Maison du Chocolatのエクレアを買って
お世話になった方々と頂いて
(余談ですがここのエクレアがパリで一番好きです。。)
そうしてパリ・シャルルドゴール空港へ。
機内では2回目の食事が出るまで珍しく一睡もせずに映画を見ていたのですが
2回目の食事以降、ぐっすり眠ってしまったらしく
気が付いたら着陸していました。。
帰国してからは12日に共演するヴァイオリンの長野真理子さんと合わせをしたり
初めて六本木ミッドタウンに行ったり。。
今日(もう昨日になりますね)は先月末にオープンしたばかりの
ヤマハ新銀座ビルに行って来ました。
とてもシックな内装でホテルのようです。
ヤマハホールも音が柔らかくて天井が高く、音響が素晴らしくなっていました。
それにしても今日は寒かったですね。。
どうぞ皆様、お風邪などお召しになりませんように。。

Written by yuko 2010.03.10 11:58 | No Comments

Info of my concerts on 12th of March, and 24th of April

12b
12a-3
本日2本目のブログです。演奏会のご案内になります。
この度3月12日(金)に高輪区民ホールにて、
音楽ボランティア活動をされている団体「クラシックライブを楽しむ会」
第134回よくばり音楽館リサイタルを、
4月24日(土)にはカワイ表参道にて、
日本ショパン協会第252回例会リサイタルを、
それぞれ開催させて頂くことになりました。
高輪区民ホールでは前半にモーツァルトの作品では数少ない短調で、
親友の死や父の病の影響を受けて作曲されたと思われるロンド、
今年生誕200年を迎えるショパンのエテュードを、
後半は高校の同級生で奇遇にも誕生日が同じ
ヴァイオリニストの長野真理子さんとの共演で、
同じく3月25日生まれであるバルトークのピアノ作品を
セーケイがヴァイオリンとピアノのために編曲した作品、
そして名ヴァイオリニストであるイザイの結婚記念日のお祝いに
作曲・献呈されたフランクのソナタを演奏させて頂きます。
カワイ表参道では生誕200年を記念して
ショパンの傑作12のエテュードを中心に、
ショパンと同じようにパリを舞台に活躍した作曲家の作品を集めてみました。
前述しましたモーツァルトの作品、
繊細でありながら流麗、移ろい変わる音色はまるで花々のように薫り立つ
ラヴェルの作品、
ドビュッシーやラヴェルと親交のあったファリャの、
フラメンコのリズムやギターの響きなどの
スペインの民族音楽の要素が随所にみられる華麗な作品を演奏させて頂きます。
作品の魅力を最大限にお届けできるよう、
どの公演も全力を尽くして演奏したいと思っております。
御多忙中とは存じますが、お誘い合わせの上お越し頂ければ幸いです。
御来場を心よりお待ち申し上げております。
時節柄、お体を大切にお過ごし下さいませ。
                    上野 優子
◆高輪区民ホール・第134回よくばり音楽館リサイタル◆
日時:2010年3月12日(金) 18時30分開場 19時開演
場所:高輪区民ホール (地下鉄南北線・三田線 白金高輪駅下車:1番出口徒歩1分)
チケット:一般2000円 高校生以下1000円(前売り事務局扱いのみ) 
*港区の小中学生及び障害者の方を先着10名様ご招待(事務局に要申込)
全席自由
お問い合わせ:クラシックライブを楽しむ会事務局
Tel/Fax.03-3778-5424 E-mail: 1tmatanokura@yahoo.co.jp
http://www.geocities.jp/classiclive/
曲目:
モーツァルト:ロンドK.511 イ短調
ショパン:12のエテュード 作品10
バルトーク=セーケイ:ルーマニア民俗舞曲
フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調
出演:上野優子(ピアノ)・長野真理子(ヴァイオリン)
◆カワイ表参道・日本ショパン協会第252回例会ピアノリサイタル 
日時:2010年4月24日(土) 18時開場 18時30分開演
場所:カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」
チケット:全席自由3000円
お問い合わせ:日本ショパン協会 Tel.03-3379-2803
カワイ表参道Tel.03-3409-2511
http://chopin-society-japan.com/
曲目:
モーツァルト:ロンドK.511 イ短調
ラヴェル:ソナチネ
ファリャ:ベティカ幻想曲
ショパン:12のエテュード 作品10

Written by yuko 2010.03.10 03:11 | No Comments

in Paris and Imola…

気がつけばもう2月。。。
こうしてあっという間に時が過ぎていくのかと思うと
若干焦る気持ちもありますが、
それだけ充実しているのだとポジティブ思考で頑張りたいと思います!
1月29日に帰国しました。
今回は(も?)なぜか往復ともビジネスクラスに変更になりました。
お陰で機内でぐっすり眠れたのですが
(気が付いたら復路は成田到着1時間前でした)
フランスではお正月に運試しで人形やメダルが中に隠されている
ガレットを食べる習慣があるのですが、
ルノートルという高級お惣菜やさんのガレット・デ・ロワの
当たりの印のメダルも頂きましたし
新年早々、1年分の運を使い果たしてしまったのではないかと
ちょっと不安です。。
時計の針を3週間前に戻して
今回の渡欧を振り返りたいと思います。
1月12日はコルトーホールでのデュオリサイタルでした。
曲目は下記の通り。
 ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第8番
 ルトスワフスキ:Subito
 フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
アンコールにラフマニノフ=ハイフェッツ:Daisiesを
演奏させて頂きました。
共演者の小形真奈美さんとは留学中2年に渡って
一緒に組ませて頂きましたが
今回でひとまずひとつの区切りとなりました。
彼女と一緒に演奏して様々なことを学ぶことが出来て
とても感謝しています。
またいつか共演出来る日が来るといいなと思っています。
聴きにいらして下さった皆様、ありがとうございました!!
この演奏会にいらして下さった方が2月の演奏会を組んで下さいました。
こういう縁は本当に嬉しく、気が引き締まる思いです。
デュオの演奏会の翌日からは練習の虫になっておりました。
色んな方に助けて頂いて練習させて頂き、本当に助かりました。
そして、今回は沢山の友人と再会し、よくワインを飲みました!笑
4か月ぶりのヨーロッパでしたが
今回はパリで生活していた時と同じような暮らしをしました。
観光もほとんどしませんでしたが
練習し、演奏会を聴きに出かけ、友人たちとご飯を作って、掃除して…
気温は低いし、相変わらず当たり前のことが当たり前でない国だけど
なんだかとてもほっとしました。
久しぶりにリビツキー先生のマスタークラスに行って
何曲か弾かせて頂いたところ
「来週の木曜日のコルトーホールでの演奏会で弾いたら?」
と突然言われてリビツキー門下生5人での演奏会に出演させて頂きました。
私はファリャのベティカ幻想曲を演奏させて頂きましたが
余りに急な話だったので友人に告知も出来ず。。。
でも変わらず温かく迎えて下さる先生に感謝でした。
終演後の楽屋で先生を囲んで出演者5人と。
P1240128
丁度ペルティカローリ先生もパリにいらしていたので
これまた久しぶりにレッスンを受講しました。
ショパンのエテュード12曲をいきなり通しで弾かされて撃沈。。
「まだ暗譜したてなんです」と言ってもどこ吹く風。
楽しそうにズケズケおっしゃるのでつられて笑うしかなかったです。
観光といえば唯一、パンテオンの中を入りました。
ところが地下の納骨堂に入った途端に肩や頭が重くなり
なんだか息苦しくなったので外に出ました。
あれはなんだったのでしょう。。。
写真はパンテオン内部。
P1240117
パンテオンを背にしてエッフェル塔を望む。
P1240122
パンテオン正面。
P1240123
17日にはシャトレ劇場でルイサダ先生が
Ensemble Orchestral de Parisとの共演で
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を演奏されるのを聴きました。
オーケストラの足並みを引っ張って多彩な色彩で演奏されていて
とても素晴らしかったです。
それにしても日本で聴くのとヨーロッパで聴くのと
同じ人の演奏でも響きが全く違うなあと再認識。
もちろんホールも違うので当たり前ですが
それでも湿気の違いでしょうか。
より音がオープンに感じました。
23日はアルメニア教会でソロの演奏会をさせて頂きました。
曲目は下記の通りです。
 ショパン:幻想即興曲
      12のエテュード Op.10
 ファリャ:ベティカ幻想曲
アンコールにコルサコフ=ラフマニノフ:熊蜂の飛行を
演奏させて頂きました。
暖房が切れて極寒の中をノースリーブで演奏するというシチュエーションで
触る鍵盤の冷たいこと!
でもさすがにエテュードを弾き終わったら体が暖かくなってきました。
アンコールでは弾き始めのテンポが速過ぎて
どうなることかと思いましたが、なんとか弾き切ることが出来ました。
結構後輩が聴きに来てくれてとても嬉しかったです。
ありがとうございました!!
演奏会後は当然宴会になりました。。。
翌24日は睡眠時間2時間で空港へ向かい、イモラへ。
この日はペトルシャンスキー先生のレッスンを受講。
こってり4時間しぼられた後は
ファエンツァに住む料理人の友人のお宅へ。
またしても前菜からデザートまでフルコースを作って下さり
申し訳ないくらいの温かいおもてなしに感激しました。
友人シェフ特製お料理の数々。。
P1240129
P1240130
P1240133
P1240134
25日は久しぶりのオフ!
ボローニャに出かけてショッピングを楽しみました♪
ボローニャ中心部の街並。
P1240136
夜は友人宅で美味しいパルミッジャーノ・チーズと
クラテッロ、モルタデッラのハムと
ランブルスコで乾杯。
26日は午後からマルガリウス先生のレッスンでした。
でもその前に久しぶりのイモラのレストランでランチ。
Modernoという、ホテル兼レストランへ行って
私にとってのなつかしの味、ガルガネッリというパスタを頂きました。
食後はSesto Senso(伊語で「第6感」という意)という
ジェラートやさんへ。
ここのアイスは今まで食べた中で一番おいしいと思うお店です。
久しぶりに食べてすっかりご満悦なところを雪が降り始める。。
P1240140
久しぶりのイモラ国際ピアノアカデミー外観。
雪が積もり始めています。
P1240141
P1240142
マルガリウス先生のレッスンは厳しく温かい…のではなく、
それはそれは長く厳しいものでした。
でも日本に帰国してからもこうして素晴らしい刺激を受ける事が出来て
幸せだなと思いました。
この様な経験を還元出来るように精進していきます
それにしてもショパンのエテュードに
ブラームス版があるなんて初めて知りました。
機会があれば是非見てみたいものです。
夜はCaDoというピッツェリアへ。
パスタとピッツァを友人とシェアしておいしく頂きました。
サンジョヴェーゼのワインはやはりおいしいです。
お店を出ると外はこんな感じに。。。
P1240144
雪が結構積もったので翌朝のフライトが心配になりながら就寝。
27日は当初の予定よりかなり早目に行動したため3時間睡眠。
駅に着くと乗る予定だった列車が地方限定のストライキでなくなっていて
早目に着いたお陰で無事にボローニャ空港へ到着。
しかし、やはり雪の影響でフライトは遅延。
それでも1時間遅れでパリに到着することが出来ました。
遅い昼食を友人ととり、鴨のコンフィを頂く。
夜は宴会。その前にラファイエットグルメでお買い物。
帰りに友人宅が分からなくなり
30分ほどNation駅周辺をうろうろしてしまいました。
28日。帰国する日ですが15時からルイサダ先生のレッスン。
その前にポルトガル料理やさんでランチ。
デザートのMolotofは後引くお味♪
先生宅に到着するとスーツケース2個持つ私に
先生はびっくりされてました。
この驚きの表情は見覚えあるなあ…とぼんやり思っていましたが
そういえば今は亡きムニエ先生のお宅にも
スーツケース持参で伺った時に
ムニエ先生が見せた表情だったのだと後で思い出し感傷的に。。
レッスン前だというのになぜか日本酒を持ち出すルイサダ先生。
しかも日本酒は「久保田」。。おいしいのは知ってますが
レッスン前なのでとやんわり断ると
「レッスン前には最適だよ(ニッコリ)」とおっしゃるのでしぶしぶ乾杯。。
レッスンは2時間でエテュード10-1と10-2の2曲だけしか進まず
続きはまた今度ということで慌ててタクシーを呼んで頂き空港へ。
途中、消防車3台に道をふさがれたり
丁度ゴミを回収している清掃車に道をふさがれましたが
なんとか18時15分に到着、ぎりぎりチェックイン出来て
19時40分のフライトで帰路につきました。
ハードな日が続いていたせいか爆睡でした。
でも映画「サロゲート」は食事中に見て、とても面白かったです。
日本に帰国した夜も12時間睡眠。。
渡欧中はほとんど毎日睡眠時間5時間だったのでよく眠れました。
お陰で全く時差ぼけもなく、なかなか良い体調です。
3日は数年振り(もしかしたら10年振り?)に節分の豆まきをして
恵方巻きを頂きました。
また今月中旬からイタリア、そしてパリで演奏会のため渡欧します。
ヨーロッパの皆様、またお会い出来たら嬉しいです♪
長文を読んで下さりありがとうございましたm(__)m

Written by yuko 2010.02.07 02:10 | No Comments

A Happy New Year! Buon Anno! Bonne Annee!

y003
遅ればせながら…
あけましておめでとうございます!!
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます
2010年1月
昨年6月に10年半の留学生活を終え、
心新たに新春を迎えました。
今年前半は海外に行くことが多くなりそうで
新年早々、練習や渡航準備に追われております。
1月12日(火)は12時30分よりコルトーホールにて
ヴァイオリンの小形真奈美さんとのデュオリサイタル、
1月23日(土)は17時よりマレ地区にある
アルメニア教会にてソロリサイタルを、
それぞれ開催させて頂く予定です。
そして2月21日(日)は再びイタリア・
モーツァルト協会のマチネーコンサートで
演奏させて頂く予定です。
パリにいらっしゃる皆様、
そしてイタリア・ヴェローナ方面
ロヴェレートにおられる方がいらっしゃいましたら
お聴き頂けましたら嬉しいです。
日本では3月12日(金)19時より高輪区民ホールにて
前半にソロ、後半は高校の同期の友人・長野真理子さんと
バルトークやフランクの作品を演奏させて頂きます。
私と長野さんは生年月日が同じでして
その日はバルトークの誕生日でもあります。
同じ星回りの人間が演奏するとどんな化学反応が起こるのか…
私自身、今からとても楽しみにしています。
そして4月24日(土)18時半よりカワイ表参道にて
日本ショパン協会例会リサイタルを開催させて頂く予定です。
ショパン生誕200年の記念の年に
12のエテュード作品10という傑作を中心にプログラムを組みました。
日々の生活の一瞬、一瞬を大切にして
またその思いを演奏に乗せてお届け出来るよう精進してまいります。
2010年が皆様にとりまして光り輝く素晴らしい1年となりますよう、
心よりお祈り申し上げます。
寒い日が続いております。
どうぞお体を大切になさって下さいませ。

Written by yuko 2010.01.05 01:18 | No Comments