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イタリア行きと祖母のこと

レッスン受講のため、フィレンツェとイモラへ行って来ました。
フィレンツェにはフォルテピアノのフィウッツィ先生が住んでおられ
今回はフィレンツェのクリストフォリアカデミーでのレッスンでした。
今回はシューベルトの作品の時はグラフを、
メンデルスゾーンの作品の時はプレイエルを使用しました。
プレイエルは現代のピアノにほとんど近いのですが
グラフはペダルが5本ありますし、鍵盤の幅も狭いので
なかなか感覚を掴むのが難しかったです。
でもやはり当時のピアノを触るということは
作品を知る上でもとても勉強になります。
以下の写真はそのグラフのペダルと鍵盤、
それからグラフの全体を写したものです。
フォルテピアノグラフのペダルフォルテピアノグラフクリストフォリアカデミー
レッスンの後はアカデミア美術館へ行き
ミケランジェロのダヴィデ像(5メートルの彫刻はやはり圧巻です)や
メディチ家の紋章入りのストラディバリのヴァイオリン
(メディチ家おかかえのクァルテットが存在し、
楽器には紋章が入っていて素敵でした。。)
などなど、沢山の美術品を見ました。
それからイモラ時代にとてもお世話になった
ご家族が住むファエンツァへ1年振りに行きました。
そのご主人はイモラにあるミシュラン2つ星レストラン
「サン・ドメニコ」で勤めた経験があり
テレビ朝日系の番組で取り上げられたことがある方です。
とても温かい家族で、私がパリに行く前には
送別会と称してお宅に招待して下さり、コース料理を振舞ってくれました。
彼の料理はなんでもおいしいのですが
やっぱりカルボナーラスパゲッティは絶品でした。
ricoさんのカルボナーラ
翌日はイモラで午前中はペトルシャンスキー先生のレッスン。
先生には最初に弾いた一音で私の心理が分かってしまう。
 実は先週、突然祖母が他界しました。
 お正月には元気な姿で会っていただけに本当に驚きました。
 死とはなんてあっけないものなんだろうと思いました。
 私にとって身内が亡くなるのはこれが初めてで
 何がなんだか良く分かりません。
 分かっているのはもう会えないということくらい。。
 土日が葬儀で、帰国しようか迷いましたが
 こういう時、やっぱり日本は遠い国だと感じますね。。
 でも「血がつながった家族なのだから
 頑張ってる姿とか分かってくれてるでしょう」
 とある人が言ってくれて、随分気持ちが楽になって
 結局、帰らないことにしました。
 その代わり、こちらでもしっかり祈って
 そして来月帰国した時にお墓参りしようと思っています。
祖母のことを先生にお話しすると先生は「おいくつだったの?」
89歳と告げるととても驚かれて
「残念だけど、89歳ってすごいね!」と言われました。
やっぱりロシア人に比べたら日本人は長寿なんだなあと
今更ながら実感しました。
午後はマルガリウス先生のレッスンでした。
2時間半かけてモーツァルトのソナタを見て頂きました。
相変わらず非常に厳しく、シビアなご意見に打ちひしがれながら
学ぶことはまだまだ山の様にあるのだと気合を入れ直しました。
それでも、イタリアへ行く前に2夜連続で
パリのシャンゼリセ劇場で開催されていた
オールモーツァルトの室内楽の演奏会を聴きに行ったのは
自分の耳にとてもよかったと感じました。
普段、室内楽でもピアノが入った作品ばかり聴いていましたが
色んな楽器の音の会話を聴くと
作品を多角的に見ることが出来ると思いました。
因みにシャンゼリゼ劇場内部の天井部分の写真がこちら。
シャンゼリセ劇場天井
夜はグレゴリー・ソコロフのリサイタルへ。
マルガリウス先生のとても仲の良い友人だそうです。
最近私が非常に大好きな演奏家の一人なのですが
この日も素晴らしかったです!
彼は16歳でチャイコフスキーコンクールに優勝。
テクニックもさることながら
彼にしか出せない多彩で甘い音色・・・これが素晴らしい!
誠実な心で演奏しているところがとても好きです。
日本ではほとんど知られていないのが残念ですが。。
ただ、ご本人の希望だったと思うのですが客席の照明が真っ暗で
終演後についたライトが朝の陽の光以上に眩しかったです(^^;
そして昨日、パリに戻りました。
さんざん迷ったけれどイタリアに行ってよかったと思いました。
もっともっと心の引き出しを増やして
それを演奏に反映出来る様に頑張ろうと思います。
89年の生涯。大往生だと思います。
当たり前ですが彼女が父を産まなかったら私もいないわけで。
ありがとう、おばあちゃん。
お疲れ様でした。ゆっくり休んでね。
そう言いたいです。

Written by yuko 2006.01.26 07:47 | No Comments

演奏会のお知らせ

新春とは申しながら厳しい寒さですが、いかがお過ごしでしょうか。
パリ生活も1年が経過しました。それまで過ごしたイタリアとは、近隣の国でありながら感覚・考え方の違いも多々あり、両方の国で学べる喜びを感じながらピアノに向かっております。
 さて、この度2月25日(土)にヤマハ銀座店2階にありますコンサートサロンにて、リサイタルを開催させて頂くことになりました。
 今回は土曜の午後という時間を意識してプログラムを組んでみました。前半は今年生誕250年を迎えるモーツァルトの作品、そしてシューベルトの作品を、後半はメンデルスゾーンの作品、今年没後10年を迎える武満徹氏の作品、そして昨年12月に93歳で逝去された恩師ジョルジ・シャンドール先生に初めてみて頂いた思い出の作品、アルゼンチンの作曲家ヒナステラのソナタを演奏致します。ホールとはまた違った雰囲気をお楽しみ頂けたら嬉しいです。それぞれの作品の魅力を最大限にお届けできるよう、全力を尽くして演奏したいと思っております。
 御多忙中とは存じますが、お誘い合わせの上お越し頂ければ幸いです。
御来場を心よりお待ち申し上げております。
 時節柄、お体を大切にお過ごし下さいませ。
                 2006年1月 パリにて 上野 優子
■日時 2月25日(土)
開演16:00(開場15:30)
■会場 ヤマハ銀座店 2階コンサートサロン
全席自由
■入場料 一般 \2,500
FC会員 \2,000
学生(高校生以下)\1,500
■プログラム
 モーツァルト: ソナタK576 ニ長調
 シューベルト: 楽興の時 D780 作品94
 メンデルスゾーン: 厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54
 武満徹: 雨の樹 素描
 ヒナステラ: ソナタ第1番 作品22
【主催・お問い合せ・お申し込み先】
ご予約受付(要予約): 03-3572-3132(ヤマハ銀座店ピアノ係)
受付時間:平日10:45~19:00
http://www.yamaha-ginza.co.jp/event/2006/06022501.html

Written by yuko 2006.01.14 07:27 | No Comments

ジムデビュー

a201b85c.jpg年が明けるといつも
色々な目標を立てるのですが
その中には実現出来ずに
ただ時が過ぎてしまうものも
幾つかあります。
昨年からずっと思っていた、
スポーツジムへ通うこと。
漸く昨日、デビューを果たしました(^^; (←大げさ?)
ピアノを弾いていると特に肩から腕の筋肉をよく使いますが
全身運動のわりにはいつも座っているので腰に負担がかかったり
使い方が悪いと体全体が凝り固まってしまいます。
ストレッチなどの自分なりの対策はとってきましたが
実際にジムに設置されている器具や
ヨガ等の講座はどれも魅力的でした。
特に背筋を鍛える器具は普段とは逆の姿勢で
きついながらも気持ち良かったです。
またサウナや場所によってはプール、
ジャグジー、トルコ風呂もあり
筋肉疲労の時に利用しようと思います。
ただ、果たして自分が定期的に通うかどうか
自信がなかったのですが
あえて1年間の会員になってみました(^^;
これから頑張って通おうと思います。
それにしても予想外の利用客の多さ!
こちらでもジム通いはブームのようです。
写真はティアラが最近ブームの「影追っかけ」。
追っかけても掴めないので永遠に追っかけてます。。笑

Written by yuko 2006.01.10 06:39 | No Comments

迎春

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
昨日パリに戻ったのですが
成田出発が機体の整備不良で4時間も遅延した為、
とても疲れました。。
新年早々どうなることやら。。。
12月の演奏会後は本当にあっという間に過ぎていきました。
数年振りの再会、新しい出会い、昔からの友人と過ごす時間。。
様々な方からパワーを頂き、また今年も頑張ろうと思いました。
今年一年が皆様にとって更に素晴らしい年となりますよう
お祈り申し上げます!
tiaradicembre05

Written by yuko 2006.01.05 07:23 | No Comments

トレモロ会サロンコンサート

東京も一段と冷え込んで来ました。
皆様お元気でいらっしゃいますか。
12月6日にカワイミュージックサロン青山にて
開催させて頂いたトレモロ会サロンコンサートに
ご来聴下さった方々、お忙しいなか
本当にありがとうございました。
サロンということもありお客様との距離が近く、
和やかな雰囲気に包まれて
演奏させて頂けましたことを
とても幸せに思っております。
より一層精進して参りますので、
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
当日、感じたことを書いてみようと思います。
嬉しいことに沢山の方がいらして下さり、
補助席を設けるなどした為少し開演が遅れました。
まずはシューベルトのレントラーワルツで幕開けです。
ホールとは異なるお客様との距離に
少し戸惑ってしまいましたが、次第に調子が上がり、
シューベルトのソナタでは作品に没頭して
演奏することが出来たように思います。
そして休憩になり、お客様はお茶の時間。
後半が始まり再び舞台に立った時に
コーヒーの良い香りがずっと漂っていて
なんだかとてもリラックスして
演奏に臨むことが出来ました。
デュティユーではフレキシブルな流れを
作るよう心がけました。
ショパンのマズルカ、アンダンテ・スピアナートは
ワルシャワの木の葉や
ショパンの心臓が安置されている
聖十字架教会へ行った時のこと、
そしてワルシャワフィルハーモニーで
演奏した時のことを思い出しながら演奏しました。
アンコールにはドビュッシーの月の光を演奏しました。
全ての演奏が終わった後には
トレモロ会の方の司会進行で
ちょっとしたインタビューがあり、
そしていらして下さった方々と
短い時間ではありましたがお話する事が出来ました。
いつも聴いて下さる方、初めて聴いて下さる方、
そして家族。
支えて下さる全ての方に
感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
写真は当日の様子です。
カワイミュージックサロン青山の皆様、
そしてトレモロ会の皆様
大変お世話になりました。
kawaiconcertkawaiconcert2

Written by yuko 2005.12.13 12:42 | No Comments

フランス滞在許可証取得

4c207470.jpg滞在許可証を取得しました。
当初の予定では8月末にパリに戻ってすぐに申請して取得・・・と思っていたのですが、
申請場所に行ってみると
「新規の人は9/12からしか受け付けません。
場所もここではありません」と言われてしまい、
その後は演奏会やコンクールなどでなかなか行けず
漸く10月末に申請する事が出来ました。
多くの友人から「沢山並ぶから覚悟してね」と言われ
楽譜・本・MP3プレーヤーを持参したのですが
既にピークを過ぎていたらしく、
幸い私の前に2,3人並んでいた程度でした。
すぐに私の番になったのですが、そこからがとても長かったです。。
お昼頃に行ったのですが、おそらく仕事場での長であろう方がランチで席を外した途端
職場の雰囲気が一変して、職員達のお喋りに花が咲いてしまいました。
待っている申請者達で顔を見合わせるほど長く続き
やっぱり日本人はきちんとしてるんだなあ・・・
と改めて思ってしまいました。
フランスの滞在許可証は手続きの最後に
指定された日に健康診断を受けなければいけません。
今週指定された場所へ行き、漸く取得する事が出来ました。
健康診断では身長・体重の測定(服着用)⇒視力検査⇒肺レントゲン⇒問診という流れで
医師によって書かれた問診票と引き換えに
滞在許可証シールをパスポートに貼布して終了・・・というものでした。
因みに肺のレントゲン写真はお土産でした。(笑)
イタリアでは最後に両手の指紋を採取されるのですが、フランスではありませんでした。
測定したら身長が171㎝でかなり驚きました。
イタリアで2㎝伸びたのでさすがにもう伸びなくて良いのですが。。。
問診時には予防接種を受けるように勧められました。無料で出来るそうです。
私は注射が嫌いなので丁重にお断りをしました。。
それにしても無事に取得出来てよかったです。
申請になかなか行けなかった為にフランス国外に出る際
いつもパスポートコントロールで引き返されそうになっていました。
特にワルシャワへ行く時が大変で、
「必ず戻ったらすぐに申請に行きます」と申し出ても全く受け付けて貰えず
「申請してからでないとフランス国外に出てはいけません」の一点張りで
「5年に1度しかないコンクールを受験するのと申請するのとどちらが大切だと思いますか?」
と問いかけて漸くパス出来ました(^^;
写真はパリのオペラ座から見た日が沈む前の空です。
やっとパリでの生活を楽しむゆとりが生まれた気がします。

Written by yuko 2005.11.11 08:09 | No Comments

イモラへ

c3d45133.jpg久しぶりにイモラへ行って来ました。
朝7:20パリ発の9:05ボローニャ着。
レッスンは10時半からだったのですが
予定より30分到着が遅れてちょっと焦りました。
この日はペトルシャンスキー先生のレッスン。
先生とのレッスンは夏以来だったので、
お会い出来てとても嬉しかったです。
レッスンもソリストの視点から見て下さるので
いつもとてもためになります。
そして上腕が筋肉痛になります(^^;
午後は学校で練習をさせて頂いた後、
いつもマーケットが開かれる広場で、
丁度イタリア各地の物産展をやっていて
すべてのブースで味見が出来て大賑わいでした。
特にワインは今年のものが味見出来て
シャンパングラスで4杯も試飲(^^;
ハムやサラミやチーズやパンを沢山食べました。
翌日はフォルテピアノのレッスンがありました。
フォルテピアノの触るのは6月以来でした。
久しぶりでピアノと違う鍵盤の感触が楽しかったです。
シューベルトのワルツとソナタを見て頂いたのですが
やっぱり当時の楽器で弾くと
それだけでインスピレーションが湧くものだなあと思いました。
特にレントラーワルツでは沢山のヒントを貰いました。
でもやっぱりまだペダルの使い方がおぼつかなくて。。
今回弾いたフォルテピアノはペダルが5本あるのですが
弱音ペダルとペダルが左右逆で、頭が混乱してしまいました。。
写真はレッスン蒔に使用した楽器です。
レッスンの後、また練習をさせて頂きましたが
この時弾かせて頂いたピアノは
ラフマニノフの時代のスタインウェイでした。
今まで弾いたピアノの中で一番好きな音色で
とても幸せな時間でした。
それにしてもイモラに来ると
いつも安心してしまう自分がいます。
やかり6年間、しかもいわゆる青春時代にいたという事は
それだけ人生に影響を及ぼしているのでしょうか。
人、空気、食べ物など、全てが懐かしく感じ
不思議と住んでいた時よりも輝いて見えます。
だからといってパリ生活が気に入らないわけでは勿論ないのですが。。
あ、でもハムはイタリア産の方が好きです。

Written by yuko 2005.11.01 07:58 | No Comments

ショパン国際ピアノコンクール

fb8086b2.jpgご存知の方も多いと思いますが
ショパン国際ピアノコンクールに参加して来ました。
このコンクールを受けるにあたって
沢山の方から応援メッセージを頂きました。
とても心強く感じました。ありがとうございました。
結果は残念なものとなりましたが
多くを学び、貴重な経験となりました。
さらに研鑚を積み、より良い演奏が出来る様に
精進していこうと思います。
このコンクールは例年、一次審査の前にビデオ審査があるのですが
今回は予備予選が設けられ、
応募者全員がワルシャワで演奏する事になりました。
応募者が約300人いたので予備予選の会場は
アカデミー内のホールと文化科学宮殿の2ヵ所に分かれ
審査員は全員ポーランド人で、中には一次審査からも
引き続き携わる方もいらっしゃいました。
課題は練習曲2曲と、バラード・選択したソナタの第1楽章・
ポロネーズの中から演奏2日前にくじ引きした1曲。
私は飛行機が3時間も遅れてしまったので事務局が閉まってしまい
結局くじ引きが出来たのは自分の演奏する23時間前でした。
当日はバラード2番、練習曲Op.25-4、10-8を演奏しました。
そして現地での練習が一日1時間20分しか出来ない、という話だったので
その日の夕方にパリに戻りました。
でも実際はもう少し練習出来たようです。
予備予選の結果発表は9/30と聞いていましたが
29日の夜中に知人から電話を貰い、驚きました。
80人が次のステージに進みました。
そしてピアノ選びがフィルハーモニー会場で行われ
スタインウェイ・カワイ・ヤマハの3台が舞台に並び
一人10分の持ち時間でどのピアノで演奏するかを決めました。
10分がとても短く感じられ、ピアノの間を走り回る様に弾き比べ
自分にとって相性の良いピアノを探します。
私は最後まで悩みましたが、バランスが良く反応も良かったので
ヤマハを選びました。
一次予選では即興曲2番・練習曲Op.25-4、10-4・バラード2番・
ワルツOp.64・ノクターンOp.27-2・スケルツォ2番を演奏しました。
演奏は聴いて下さった方々からよく言われましたが
技術的にはとても安定していたそうです。
でも自分で課題としていた事が、予備予選では実現出来たのに
一次のステージでは出来なかったことがとても悔やまれます。
演奏を終えた時点で「あ、これで終わったな」と思いました。
いかに精神をコントロールするのが難しいか良く分かりました。
でも最初は記念受験のつもりでエントリーしたので
約1000人収容のフィルハーモニーで演奏出来たのは嬉しかったです。
しかしだからこそ5年かけて準備してきた様な人と比べたら
気持ちの面で中途半端だったかもしれない、と思います。
(このコンクールは5年に1度しかありません)
また選曲の面でもちょっと軽い曲が多かった気がします。
スケルツォ2曲、もしくはプレリュードを弾く人が多かったので。。。
それにしても会場の日本人の多さには驚きました。
知り合いの先生も多数いらしており、関心の高さを感じました。
沢山の刺激を受け、様々な事を感じました。
明日から本選が始まります。
演奏する友人が最高の演奏が出来る様、祈っています。
写真はショパン博物館にあるピアノです。
実は1997年から過去3回ワルシャワを観光しているのですが
いずれも定休日で行った事がなく
漸く入れたのでなんだか感慨深いものがありました(^^;

Written by yuko 2005.10.17 08:10 | No Comments

イタリアでの演奏会

2e2268b8.jpgパリは急に涼しくなり、冬がどんどん近付いているようです。
皆様、お元気でいらっしゃいますか。
日本はまだ真夏日を記録したりしているそうですね。。
お体を大切になさって下さいね。
さて、今月は2回イタリアに行って来ました。
一つは毎夏弾かせて頂いているストレーザという、
ミラノから列車で1時間強の湖畔の街。
もう一つはミラノでの演奏会でした。
9/3のストレーザでの演奏会の方は
写真付きで新聞に掲載されていたのと
オールショパンプログラムだったのもあって
嬉しい事に満員御礼でした。
立ち見の方もかなりいらっしゃったので
「休憩1分でお願いします」と主催者側から言われて
体力的には大変でした。。。
そんなわけで後半は前半ほどの集中力がなかったかと思います。
でもお客様に喜んで頂けたみたいでよかったです。
曲目は即興曲第2番、練習曲作品25-4、10-4、10-8、
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ、
マズルカ作品30、ソナタ第3番で
アンコールにワルツ作品64-1「子犬」を演奏しました。
9/14のミラノでの演奏会の方は
場所がスカラ座の近くにある
イタリア軍関係施設のパラッツォ(サロン)で
入る時にはパスポートなどの身分証明が必要なところでした。
聴衆の方々も同じ様に提示を求められたそうで
今はフランスに住んでいるので国外ではパスポートが必須ですが
もしイタリアに住んでいる時ならば、
その様な書類は持ち歩かないので
演奏者とはいえ、中に入れて貰えなかったかもしれません。。。
会場はとても素敵な建物で、天井画が素晴らしかったです。
写真はその天井画です。
置いてあるピアノは1800年代のシュトゥットガルト製で
ペダルは2本ですし、かなり古い音がしました。
リハーサルの時に鳴らし過ぎたのか、
本番ではバスのド音がずっと響いてしまって大変でした。
でもとても温かみのある音色で、
特にマズルカを弾いている時は楽器の反応も良く、
なんだか当時のサロンで演奏している気がして
私自身も楽しめました。
曲目は練習曲作品25-4、10-4、10-8、バラード第2番、
ワルツ作品64、即興曲第2番、スケルツォ第2番、
マズルカ作品30、アンダンテ・スピアナートと
華麗な大ポロネーズで
アンコールにノクターン作品27-2を演奏しました。
一人の作曲家の様々な作品を同時に掘り下げて勉強する、
という事が初めてだったのですが
よりその作曲家のスタイルが
理解しやすくなるものなのだなあと実感しています。
より多くの事に気が付き、
表現の幅を広げるように努力しようと思います。

Written by yuko 2005.09.21 08:26 | No Comments

8/23演奏会につきまして

725d1a82.jpgパリに戻りました。
8月23日に開催されましたサロンコンサートにご来聴頂いた皆様、
どうもありがとうございました。
当日、満席となってしまったため
折角いらして頂いたのにお帰り頂いた方もいらしたそうで
その様なことになってしまった方、
大変失礼致しました。
当日はショパン:即興曲第2番作品36、練習曲作品10-4,8,25-4、
ソナタ第3番作品58を演奏させて頂きました。
天井が低いのでどうしてもナマの音になり易く、また象牙の鍵盤だったので
響きを出そうとする時に鍵盤をなでる様に弾く私には
途中でキュッという音を立てて指の動きが止まらないようにするのが
大変でした。
即興曲と練習曲10-4は人前では初めて弾きましたし
とても自分にとって良い経験になりました。
「練習の時でも、お客さんが1人でも、1000人でも、
常に音楽との対話を心がける」
という事を思い、演奏しました。
終演後、友人・知人、そして当日の出演者と話す事が出来ました。
また、応援メッセージを頂きとても感激しました。
感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
これからまた、少しでも向上出来るように精一杯頑張ります。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
久し振りに戻ったパリは涼しいと聞いていたのですが
どうやら私が戻った日から晴れて気温が上がりだしたそうで
晴れ女の面目躍如といったところでしょうか。。。
写真は7ヶ月になった愛犬ティアラです。
早速寂しい思いをしています。。。

Written by yuko 2005.08.30 06:44 | No Comments