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フランス滞在許可証取得

4c207470.jpg滞在許可証を取得しました。
当初の予定では8月末にパリに戻ってすぐに申請して取得・・・と思っていたのですが、
申請場所に行ってみると
「新規の人は9/12からしか受け付けません。
場所もここではありません」と言われてしまい、
その後は演奏会やコンクールなどでなかなか行けず
漸く10月末に申請する事が出来ました。
多くの友人から「沢山並ぶから覚悟してね」と言われ
楽譜・本・MP3プレーヤーを持参したのですが
既にピークを過ぎていたらしく、
幸い私の前に2,3人並んでいた程度でした。
すぐに私の番になったのですが、そこからがとても長かったです。。
お昼頃に行ったのですが、おそらく仕事場での長であろう方がランチで席を外した途端
職場の雰囲気が一変して、職員達のお喋りに花が咲いてしまいました。
待っている申請者達で顔を見合わせるほど長く続き
やっぱり日本人はきちんとしてるんだなあ・・・
と改めて思ってしまいました。
フランスの滞在許可証は手続きの最後に
指定された日に健康診断を受けなければいけません。
今週指定された場所へ行き、漸く取得する事が出来ました。
健康診断では身長・体重の測定(服着用)⇒視力検査⇒肺レントゲン⇒問診という流れで
医師によって書かれた問診票と引き換えに
滞在許可証シールをパスポートに貼布して終了・・・というものでした。
因みに肺のレントゲン写真はお土産でした。(笑)
イタリアでは最後に両手の指紋を採取されるのですが、フランスではありませんでした。
測定したら身長が171㎝でかなり驚きました。
イタリアで2㎝伸びたのでさすがにもう伸びなくて良いのですが。。。
問診時には予防接種を受けるように勧められました。無料で出来るそうです。
私は注射が嫌いなので丁重にお断りをしました。。
それにしても無事に取得出来てよかったです。
申請になかなか行けなかった為にフランス国外に出る際
いつもパスポートコントロールで引き返されそうになっていました。
特にワルシャワへ行く時が大変で、
「必ず戻ったらすぐに申請に行きます」と申し出ても全く受け付けて貰えず
「申請してからでないとフランス国外に出てはいけません」の一点張りで
「5年に1度しかないコンクールを受験するのと申請するのとどちらが大切だと思いますか?」
と問いかけて漸くパス出来ました(^^;
写真はパリのオペラ座から見た日が沈む前の空です。
やっとパリでの生活を楽しむゆとりが生まれた気がします。

Written by yuko 2005.11.11 08:09 | No Comments

イモラへ

c3d45133.jpg久しぶりにイモラへ行って来ました。
朝7:20パリ発の9:05ボローニャ着。
レッスンは10時半からだったのですが
予定より30分到着が遅れてちょっと焦りました。
この日はペトルシャンスキー先生のレッスン。
先生とのレッスンは夏以来だったので、
お会い出来てとても嬉しかったです。
レッスンもソリストの視点から見て下さるので
いつもとてもためになります。
そして上腕が筋肉痛になります(^^;
午後は学校で練習をさせて頂いた後、
いつもマーケットが開かれる広場で、
丁度イタリア各地の物産展をやっていて
すべてのブースで味見が出来て大賑わいでした。
特にワインは今年のものが味見出来て
シャンパングラスで4杯も試飲(^^;
ハムやサラミやチーズやパンを沢山食べました。
翌日はフォルテピアノのレッスンがありました。
フォルテピアノの触るのは6月以来でした。
久しぶりでピアノと違う鍵盤の感触が楽しかったです。
シューベルトのワルツとソナタを見て頂いたのですが
やっぱり当時の楽器で弾くと
それだけでインスピレーションが湧くものだなあと思いました。
特にレントラーワルツでは沢山のヒントを貰いました。
でもやっぱりまだペダルの使い方がおぼつかなくて。。
今回弾いたフォルテピアノはペダルが5本あるのですが
弱音ペダルとペダルが左右逆で、頭が混乱してしまいました。。
写真はレッスン蒔に使用した楽器です。
レッスンの後、また練習をさせて頂きましたが
この時弾かせて頂いたピアノは
ラフマニノフの時代のスタインウェイでした。
今まで弾いたピアノの中で一番好きな音色で
とても幸せな時間でした。
それにしてもイモラに来ると
いつも安心してしまう自分がいます。
やかり6年間、しかもいわゆる青春時代にいたという事は
それだけ人生に影響を及ぼしているのでしょうか。
人、空気、食べ物など、全てが懐かしく感じ
不思議と住んでいた時よりも輝いて見えます。
だからといってパリ生活が気に入らないわけでは勿論ないのですが。。
あ、でもハムはイタリア産の方が好きです。

Written by yuko 2005.11.01 07:58 | No Comments

ショパン国際ピアノコンクール

fb8086b2.jpgご存知の方も多いと思いますが
ショパン国際ピアノコンクールに参加して来ました。
このコンクールを受けるにあたって
沢山の方から応援メッセージを頂きました。
とても心強く感じました。ありがとうございました。
結果は残念なものとなりましたが
多くを学び、貴重な経験となりました。
さらに研鑚を積み、より良い演奏が出来る様に
精進していこうと思います。
このコンクールは例年、一次審査の前にビデオ審査があるのですが
今回は予備予選が設けられ、
応募者全員がワルシャワで演奏する事になりました。
応募者が約300人いたので予備予選の会場は
アカデミー内のホールと文化科学宮殿の2ヵ所に分かれ
審査員は全員ポーランド人で、中には一次審査からも
引き続き携わる方もいらっしゃいました。
課題は練習曲2曲と、バラード・選択したソナタの第1楽章・
ポロネーズの中から演奏2日前にくじ引きした1曲。
私は飛行機が3時間も遅れてしまったので事務局が閉まってしまい
結局くじ引きが出来たのは自分の演奏する23時間前でした。
当日はバラード2番、練習曲Op.25-4、10-8を演奏しました。
そして現地での練習が一日1時間20分しか出来ない、という話だったので
その日の夕方にパリに戻りました。
でも実際はもう少し練習出来たようです。
予備予選の結果発表は9/30と聞いていましたが
29日の夜中に知人から電話を貰い、驚きました。
80人が次のステージに進みました。
そしてピアノ選びがフィルハーモニー会場で行われ
スタインウェイ・カワイ・ヤマハの3台が舞台に並び
一人10分の持ち時間でどのピアノで演奏するかを決めました。
10分がとても短く感じられ、ピアノの間を走り回る様に弾き比べ
自分にとって相性の良いピアノを探します。
私は最後まで悩みましたが、バランスが良く反応も良かったので
ヤマハを選びました。
一次予選では即興曲2番・練習曲Op.25-4、10-4・バラード2番・
ワルツOp.64・ノクターンOp.27-2・スケルツォ2番を演奏しました。
演奏は聴いて下さった方々からよく言われましたが
技術的にはとても安定していたそうです。
でも自分で課題としていた事が、予備予選では実現出来たのに
一次のステージでは出来なかったことがとても悔やまれます。
演奏を終えた時点で「あ、これで終わったな」と思いました。
いかに精神をコントロールするのが難しいか良く分かりました。
でも最初は記念受験のつもりでエントリーしたので
約1000人収容のフィルハーモニーで演奏出来たのは嬉しかったです。
しかしだからこそ5年かけて準備してきた様な人と比べたら
気持ちの面で中途半端だったかもしれない、と思います。
(このコンクールは5年に1度しかありません)
また選曲の面でもちょっと軽い曲が多かった気がします。
スケルツォ2曲、もしくはプレリュードを弾く人が多かったので。。。
それにしても会場の日本人の多さには驚きました。
知り合いの先生も多数いらしており、関心の高さを感じました。
沢山の刺激を受け、様々な事を感じました。
明日から本選が始まります。
演奏する友人が最高の演奏が出来る様、祈っています。
写真はショパン博物館にあるピアノです。
実は1997年から過去3回ワルシャワを観光しているのですが
いずれも定休日で行った事がなく
漸く入れたのでなんだか感慨深いものがありました(^^;

Written by yuko 2005.10.17 08:10 | No Comments

イタリアでの演奏会

2e2268b8.jpgパリは急に涼しくなり、冬がどんどん近付いているようです。
皆様、お元気でいらっしゃいますか。
日本はまだ真夏日を記録したりしているそうですね。。
お体を大切になさって下さいね。
さて、今月は2回イタリアに行って来ました。
一つは毎夏弾かせて頂いているストレーザという、
ミラノから列車で1時間強の湖畔の街。
もう一つはミラノでの演奏会でした。
9/3のストレーザでの演奏会の方は
写真付きで新聞に掲載されていたのと
オールショパンプログラムだったのもあって
嬉しい事に満員御礼でした。
立ち見の方もかなりいらっしゃったので
「休憩1分でお願いします」と主催者側から言われて
体力的には大変でした。。。
そんなわけで後半は前半ほどの集中力がなかったかと思います。
でもお客様に喜んで頂けたみたいでよかったです。
曲目は即興曲第2番、練習曲作品25-4、10-4、10-8、
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ、
マズルカ作品30、ソナタ第3番で
アンコールにワルツ作品64-1「子犬」を演奏しました。
9/14のミラノでの演奏会の方は
場所がスカラ座の近くにある
イタリア軍関係施設のパラッツォ(サロン)で
入る時にはパスポートなどの身分証明が必要なところでした。
聴衆の方々も同じ様に提示を求められたそうで
今はフランスに住んでいるので国外ではパスポートが必須ですが
もしイタリアに住んでいる時ならば、
その様な書類は持ち歩かないので
演奏者とはいえ、中に入れて貰えなかったかもしれません。。。
会場はとても素敵な建物で、天井画が素晴らしかったです。
写真はその天井画です。
置いてあるピアノは1800年代のシュトゥットガルト製で
ペダルは2本ですし、かなり古い音がしました。
リハーサルの時に鳴らし過ぎたのか、
本番ではバスのド音がずっと響いてしまって大変でした。
でもとても温かみのある音色で、
特にマズルカを弾いている時は楽器の反応も良く、
なんだか当時のサロンで演奏している気がして
私自身も楽しめました。
曲目は練習曲作品25-4、10-4、10-8、バラード第2番、
ワルツ作品64、即興曲第2番、スケルツォ第2番、
マズルカ作品30、アンダンテ・スピアナートと
華麗な大ポロネーズで
アンコールにノクターン作品27-2を演奏しました。
一人の作曲家の様々な作品を同時に掘り下げて勉強する、
という事が初めてだったのですが
よりその作曲家のスタイルが
理解しやすくなるものなのだなあと実感しています。
より多くの事に気が付き、
表現の幅を広げるように努力しようと思います。

Written by yuko 2005.09.21 08:26 | No Comments

8/23演奏会につきまして

725d1a82.jpgパリに戻りました。
8月23日に開催されましたサロンコンサートにご来聴頂いた皆様、
どうもありがとうございました。
当日、満席となってしまったため
折角いらして頂いたのにお帰り頂いた方もいらしたそうで
その様なことになってしまった方、
大変失礼致しました。
当日はショパン:即興曲第2番作品36、練習曲作品10-4,8,25-4、
ソナタ第3番作品58を演奏させて頂きました。
天井が低いのでどうしてもナマの音になり易く、また象牙の鍵盤だったので
響きを出そうとする時に鍵盤をなでる様に弾く私には
途中でキュッという音を立てて指の動きが止まらないようにするのが
大変でした。
即興曲と練習曲10-4は人前では初めて弾きましたし
とても自分にとって良い経験になりました。
「練習の時でも、お客さんが1人でも、1000人でも、
常に音楽との対話を心がける」
という事を思い、演奏しました。
終演後、友人・知人、そして当日の出演者と話す事が出来ました。
また、応援メッセージを頂きとても感激しました。
感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
これからまた、少しでも向上出来るように精一杯頑張ります。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
久し振りに戻ったパリは涼しいと聞いていたのですが
どうやら私が戻った日から晴れて気温が上がりだしたそうで
晴れ女の面目躍如といったところでしょうか。。。
写真は7ヶ月になった愛犬ティアラです。
早速寂しい思いをしています。。。

Written by yuko 2005.08.30 06:44 | No Comments

夏ですね。。

本当にご無沙汰しております。
(なんだかいつもこの文章で始まる気が。。。すみません。)
皆様、お元気でいらっしゃいますか?
今年の日本もこのところ本当に暑い日が続いております。
どうぞお体を大切になさって下さいね。
さて、この7月は無謀な予定を組んでしまい
自らの首をしめるようなことになってしまいました。
7月初めにヴィザ取得のためと、
ペトルシャンスキー先生の来日ツアーを聴く為
帰国した後、パリに戻り
まずはヴェローナ近郊の山の中にある街、ピネへ
イモラ国際ピアノアカデミーの講習会参加のため行って来ました。
ピネはレッスン会場と宿泊先、練習場所が離れていて
ホテルで自転車を無料で貸し出していたので
毎日山道を走って、ももが筋肉痛になってしまいましたが
旧友にも会え、レッスンも素晴らしく、
またサーシャことアレクサンダー・ロマノフスキーの
演奏会を聴く事が出来ました。
彼は既にブゾーニコンクールで優勝している
素晴らしいピアニストで
ブラームスのパガニーニ変奏曲を
ここまで音楽的に弾く人がいるのかと感嘆しました。
この曲は技術的にも大変難しい作品で、
この曲を演奏する為の練習曲集も
作曲者本人によって作られています。
ピネの後、パリに数日滞在した後、
今度はニースの講習会に出かけました。
ここではヤブロンスカヤ先生のレッスンを受講して
素敵な現代美術館にあるホールで
アンダンテ・スピアナートを演奏させて頂きました。
ニースは本当に海が綺麗でした。
砂浜ではなく石浜なんですね。
だから余計に海の色が青で、
まるで絵葉書の風景を見ているようでした。
シャガール美術館にも足を運び、
描かれた聖書の世界にしばし浸りました。
海の幸もとても新鮮でしたし、
トリュフ専門店で食事をしたのですが
夏のトリュフもとてもおいしかったです。
ただ、グランドピアノで練習出来る部屋が3部屋しかなくて
朝8時に音楽院へ行って練習して、
一日おきにレッスンを受けて、
海に行って、観光もして・・・
という生活が1週間続いて、さすがに睡眠不足になりました(^^;
その後、今度はニースからイモラへ。
ペトルシャンスキー先生と
マルガリウス先生のレッスンを受けました。
クーラーがない中、連日42℃の猛暑というか、酷暑だったので
本当に体力を奪われました。太陽が本当にギラギラしていて
先生とのご挨拶も
先生「元気?」
私「死んでます。先生はいかがですか?」
先生「死んでる。。。」
といった具合でした。
レッスン中ペトルシャンスキー先生は
私にずっとうちわを仰いで下さって恐縮でした。。
そしてまた日本へ帰国しました。
今月に東京で演奏させて頂く事となりました。
以下、日時が迫っておりますがご案内させて頂きます。
----------
サロンコンサート イン ギンザ
~若手ピアニストによるオールショパンプログラムコンサート~
2005.8/23(火)~9/6(火)開催
■8月23日(火)16時開演
「ヤマハサロンコンサート IN 銀座 Stage10th」
(私を含めた3名によるジョイントコンサートです)
■会場 ヤマハ銀座店 2Fコンサートサロン
全席自由:先着80名
■料金
一般 \1,000
学生(高校生以下)\800
■主催・お問い合せ・お申し込み先
ご予約受付(要予約)/ 03-5414-2966
ヤマハサロンコンサート受付専用電話)
受付時間:平日10:30~18:00
平日の午後でご多忙中とは思いますが
お仕事の合間の息抜きや気分転換に
銀座まで足をお運び頂けたら嬉しいです。
因みに私は16:00~16:45の間演奏する予定です。
私が演奏させて頂きます曲目は下記の通りです。
 即興曲第2番 作品36
 練習曲作品10-4,10-8,25-4
 ソナタ第3番 作品58
尚、詳細はヤマハ銀座店のHPをご覧下さいませ。
http://www.yamaha-ginza.co.jp/event/2005/05082301.html
私なりのショパンを皆様にお楽しみ頂ける様、
精一杯頑張ります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
それにしても日本にクーラーがあってよかったです(^^;
皆様も熱中症などにお気を付けて下さいね。

Written by yuko 2005.08.05 11:25 | No Comments

オルセー美術館

皆様、お元気でいらっしゃいますか。
パリは昨日は一番の暑さとなり、
いよいよ扇風機始動となりました。
さて、今住んでいるアパートは隣人からの苦情により
土日の午前中はピアノを弾く事が出来ません。
そこで土曜日の朝は気分転換も兼ねて、
なるべく外出するようにしています。
先日は念願のオルセー美術館へ行って来ました。
様々な芸術作品が陳列されている中で
当初の目当てはモネ、ルノワール、ドガでした。
ところが私にとって印象に残ったのは
アルフレッド・シスレーという画家でした。
シスレーはイギリス国籍ですが1839年にパリで生まれ
1899年にモレ=シュル=ロワンで没した印象派の画家です。
モネ、ルノワール、バジールと親交を持っていたそうですが
彼らのような成功に至らなかったことが
最期までシスレーを苦しめ
自分は「印象派の尻尾」だと悲観していたそうです。
私にはシスレーの絵は安らぎや穏やかさを感じられて
色彩は柔らかなのですが、しっかりとした意思を感じました。
ただ、絵に関して素人なのでなんとなく思った、のですが。。
素人ながら面白いなあ、と思ったのは
それぞれの画家の性格の違いが作品に表れていることです。
こだわりや何に重点を置いているのか、
少し分かった気がしました。
他にセザンヌ、ピサロ、マネ、ロートレックや
ロダンの彫刻作品、そして装飾された家具等が
展示されていてとても楽しかったです。
やっとパリで観光をした気がしました(^^;

Written by yuko 2005.06.21 09:20 | No Comments

新しい家族

661d8671.jpgまたまたご無沙汰してしまいましたm(__)m
皆様いかがお過ごしでしょうか。
パリはずっと5月とは思えない、寒い日が続いておりましたが
今週になって突然暑くなり、連日予想最高気温が30℃を超えています。
それでもイモラに比べると湿気が少ない分、爽やかではありますが。。
思わず扇風機の置き場所を確認してしまいました(^^;
尾てい骨の方はくっついた様で
(レントゲンで見ていないので果たしてどの様にくっついたか
ちょっと不安ではありますが)漸く走れるようになりました。
ピアノを弾く時も、骨折してからは腕でしか弾けなかったのが
やっと以前の様に体全体を使って音を出せるようになり
まずは健康な体があってこそなのだ、と再認識させられました。
やっと座れる体になったので演奏会に行ったり、
イモラへ行ったりしています。
実家では大きな変化がありました。
この5月からシェットランド・シープドッグを飼い始めたのです。
以前もシェルティを飼っていましたが、14歳半で天国に行ってしまい
余りにも思い入れが強すぎてなかなか飼う勇気がありませんでしたが
母の友人の犬(やっぱりシェルティ)を預かったのきっかけで
飼う事を決めたようです。
その子犬とは突然の出会いだったので
なかなか家族全員が納得する名前が決まらず、
毎日違う名前で呼ばれていたらしいのですが
紆余曲折を経て「ティアラ」に決定しました。
写真は小学校からの同級生の友人のお母様が撮って下さったものです。
あまりの可愛さに早く帰国したくなりました(^^;

Written by yuko 2005.05.27 11:31 | No Comments

毎日がリハビリ

骨折を早く治すにはどうしたら良いものかと考えて
ふとサッカーのベッカム選手がw杯直前に骨折したが
驚異的な回復力で間に合ったという
酸素カプセル「オアシスO2」の話を思い出しました。
いつも腱鞘炎になった時にお世話になるスポーツマッサージに
尋ねたところ、その機械を設置しているとの事。
週に2回ペースで行って来ました。
1時間位カプセルに入るだけなのですが、
高濃度の酸素を吸収する事によって体内の血流などが活性化され
より治癒能力が高まるんだそうです。
施術中、飛行機の離発着の時と同じ様に
耳鳴りがして痛くなりました。
最近は大分回復しており
少しずつ座ったり、ピアノを弾ける時間も増えました。
昨日は落ちてから初めて電車に乗りました。
シルバーシート付近に立ったのですが
誰も席を譲ってはくれませんでした。。
見た目はただの健康そうな人間なので当たり前ですね。(^^;
お見舞いメールやメッセージを送って下さった方、ありがとうございますm(__)m
皆様もお気を付けて下さいね。

Written by yuko 2005.04.16 01:23 | No Comments

春が来ました。

いよいよ桜が咲く季節となりました。
皆様お元気でいらっしゃいますか。
3月21日の白寿ホールでの演奏会では
沢山のお客様にご来聴頂きまして、
とても幸せに思いました。ありがとうございました。
随分と日が経ってしまいましたが、ちょっとその頃にさかのぼって
書いてみようと思います。
演奏会では前半はライトグリーンのドレスを、
そして後半では赤のドレスを着て演奏しました。
どちらかというとライトグリーンのドレスは
ラヴェルの作品に合うかなあと思ったのですが、
最後の曲リストにはやはり赤というイメージがあったので
その様な選択となりました。
CD等で聴くのとは違って、舞台はやはり視覚的な要素もありますし
演奏する側にとっても色彩によって気分が変わる部分もあると思います。
そういった事も考えてドレスを2着、用意させて頂きました。
2時間という時間をより楽しんで頂ける為に
あらゆる工夫が必要だと思います。
最近ではトークなどを取り入れた演奏会も増えてきているようですね。
今回はプログラムが長くてトークは盛り込みませんでしたが
これからもステージ構成をよく考えて、
皆様に楽しんで頂ける様に頑張りたいと思います。
さてさて肝心の演奏はどうだったかというと…
前半のショパンはテンポも速くなってしまいちょっとイケイケになってしまい
もう少し落ち着いて音を吟味して演奏出来たのでは、と反省しましたが
後半はよりリラックスして会場の空気や
自分の内面と対話が出来た部分があって
それは自分にとって進歩だったのではないかと思います。
アンコールはショパンのノクターンOp.27-2と
ハイドンのソナタ、ホ短調の第3楽章を演奏致しました。
プログラムに古典がなかったので
]最後にハイドンで引き締めようと思いました。
当日は満員のお客様の温かい雰囲気の中に包まれて
演奏出来た事が本当に幸せでした。
改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
まだまだ、いえおそらく一生勉強をしても終わりはないのでしょうけれども
より良い演奏を、私ならではの演奏が出来るように
これからも精進して参りますので
どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げます。
また、もう少し頻繁に日記を更新しようと思っておりますので
こちらもどうぞ気長にお付き合い頂けたら、と思います(^^;
ところで。最後にご報告。。。
大変情けない話なのですが、先日階段から転落してしまい
尾てい骨を骨折してしまいまして
座る姿勢が辛いので飛行機に乗れず、まだ日本にいます(T-T)
早く骨がくっつくと良いのですが。。。
大体4週間でくっつくらしいです。
皆様も階段などの障害物(?)にはお気を付けて下さいね。

Written by yuko 2005.04.06 09:20 | No Comments