オルセー美術館
皆様、お元気でいらっしゃいますか。
パリは昨日は一番の暑さとなり、
いよいよ扇風機始動となりました。
さて、今住んでいるアパートは隣人からの苦情により
土日の午前中はピアノを弾く事が出来ません。
そこで土曜日の朝は気分転換も兼ねて、
なるべく外出するようにしています。
先日は念願のオルセー美術館へ行って来ました。
様々な芸術作品が陳列されている中で
当初の目当てはモネ、ルノワール、ドガでした。
ところが私にとって印象に残ったのは
アルフレッド・シスレーという画家でした。
シスレーはイギリス国籍ですが1839年にパリで生まれ
1899年にモレ=シュル=ロワンで没した印象派の画家です。
モネ、ルノワール、バジールと親交を持っていたそうですが
彼らのような成功に至らなかったことが
最期までシスレーを苦しめ
自分は「印象派の尻尾」だと悲観していたそうです。
私にはシスレーの絵は安らぎや穏やかさを感じられて
色彩は柔らかなのですが、しっかりとした意思を感じました。
ただ、絵に関して素人なのでなんとなく思った、のですが。。
素人ながら面白いなあ、と思ったのは
それぞれの画家の性格の違いが作品に表れていることです。
こだわりや何に重点を置いているのか、
少し分かった気がしました。
他にセザンヌ、ピサロ、マネ、ロートレックや
ロダンの彫刻作品、そして装飾された家具等が
展示されていてとても楽しかったです。
やっとパリで観光をした気がしました(^^;