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もう6月!

2f4167c8.jpg先月は結局ひとつも日記(月記?)を書けず終いでした。。
皆様、お元気でいらっしゃいますか?
パリは少し暖かくなった後、冬の様な寒さが続きました。
漸く昨日から日差しが強くなって来まして
やっとサンダルが履ける季節になりそうです(^^;
実は昨年秋以降、ムニエ先生がご病気になられてしまい、
レッスンが出来ないことが度々あったのですが
いよいよ来年度からは音楽院では教鞭を執られないことになり
進路を考えなければならなくなってしまいました。
先生はご高齢にも関わらず、
今まで本当に精力的にレッスンをされていました。
またお具合が良くなられたら
レッスンを受講したいと考えています。
今はただ、早く良くなられる様に
お祈りすることしか出来ませんが。。。
その様な事情から以前よりも更に
イモラへ行く事が増えています。
飛行機をこうも頻繁に利用すると
いつ墜落してもおかしくない気がしてしまい、
最近は搭乗する度に怖くなります。。
5月31日にアルフレッド・ブレンデルの演奏会を聴きに
シャトレ劇場へ行きました。
友人が事前にチケットを買っていたのですが
行けなくなった、ということで
幸運にもチケットを頂きました。
CDやビデオなどでは見聴きしたことがありましたが
実は音色が余り好きではありませんでした。
しかし、初めてライブで聴いてみると
聴こえてくる音色が全く違い、
そのギャップにとても驚かされました。
75歳という年齢が成せる業なのでしょうか。
古き良き時代の薫りがする様な温かい音で
特にピアニッシモの時の音色、
ペダリングが素晴らしかったです。
基本的にペダルは多めで、それもとても意外でした。
そして非常に緻密に練られた構成で
和声の移り変わりなどは
本当に自然にパッと色が変わりました。
プログラムはハイドン、シューベルト、モーツァルト、ハイドン。
個人的には後半のモーツァルトのロンドが特によかったです。
それにしてもスーパーおじいちゃんだと思いました。
あの年齢であそこまでのテクニックと
そして音楽を愛する気持ちが前面に出た
温かい演奏は素晴らしいと思いました。
因みに写真はシャトレ劇場の自分の座席から見た舞台です。
6月2日はパリにあるヤマハで開催された
ミシェル・ベロフ先生のマスタークラスでした。
私にとって新しい、またレッスンに持って行くのは初めての
ドビュッシーのプレリュード2曲を見て頂きました。
彼はドビュッシーのピアノ曲を全曲録音しているので
そんな方に暗譜したばかりの状態で
見て頂くのは恥ずかしかったのですが
勇気を出して持って行きました(^^;
彼とは浜松アカデミー、そしてイモラで
マスタークラスを受講したことがあるのですが
覚えていて下さり、とても光栄に思いました。
レッスンは何から何まで勉強になりました。
フィンガリング、手首の使い方、メロディの歌わせ方。。
実は今まで余りドビュッシーの作品を勉強した事がないので
特にメロディーの歌い方が小粋な感じに出来なくて
もどかしく感じていたのですが、
その辺りも解決してとてもためになりました。
今月末には試験があります。
ファゴットの友人の試験でも伴奏をする事になりました。
久し振りに違う楽器の人と演奏出来るのが楽しみです♪
http://www.phpaide.com/?langue=fr&id=16

Written by yuko 2006.06.04 04:39 | No Comments

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