11月を振り返って・・・
11月は結局1度も更新が出来ませんでした。。
気が付けばもう師走。
街はイルミネーションが点灯し、心なしか胸躍る季節となりました。
ちょっと11月を振り返ってみようと思います。
パリで新しく師事しているリビツキー先生は
毎週学校に隣接されているコルトーホールでマスタークラスをされており
ほぼ毎週、違った曲目で人前で演奏をするという経験は
非常にハードではありますが、同時にとても良い経験をさせて頂いています。
因みにコルトーホールは国の「歴史的建造物」(重要文化財)に指定されている
400席ほどのホールで、舞台はこの様な雰囲気です。
シャンゼリゼ劇場の設計者でもあるオーギュスト・ペレの設計だそうです。
響きも良いので演奏するのがいつも楽しみでもありますし、
エコールノルマルの試験はいつもこちらのホールで演奏するので
緊張する空間でもあります。
このマスタークラスの他に個人レッスン、
そして先生が主宰されている「Animato」という若者に演奏の場を与えよう、
という主旨の演奏会が週に1回開催されています。
週に3回先生とお会いする事になり、
1週間が過ぎるのが以前より更に速く感じるようになりました。
中旬にはイモラへ久し振りに行きました。
3泊4日でしたが毎日レッスンが4時間あり、相当絞られました。。
ペトルシャンスキー、マルガリウス両先生のレッスンは細かく、厳しく。
でもいつも自分が生きている、ということを
演奏中に感じさせてくれる熱いレッスンは
私にとってかけがえのない時間です。
ところで飛行機でEU圏内へ行く場合、
11月6日から搭乗の際に手荷物制限が出来て
1リットル以上の液体は機内に持ち込めなくなりました。
これからワインも持って帰れないのかと落胆したのですが
セキュリティチェック後の免税店でのみ
ワイン・香水などの液体が1リットル以内であれば
購入可能だという事が分かり、早速ノヴェッロを購入しました。
最初はそれを知らなかったので空港内のワインバーで
朝からトスカーナのノヴェッロを飲んでいました(^^;
因みにノヴェッロというのはイタリアにおける
ボジョレーヌーヴォー的な赤ワインで
今年のノヴェッロは悪天候で日照不足だったにも関わらず
なかなかおいしかったです。
イタリアから戻った後はしつこい風邪にかかり、完治までに2週間も費やしました。
ピアノの弦も自宅や学校、スタジオなどで2週間で計7本切りました。。
丁度勉強していた曲がロシア物ばかりだったこともありますが
階下の住人から音の苦情が来てしまったり、トラブルも多い月でした。
でもこれにめげずにバランス良く生活していきたいと思っています。
下記の写真は16区のメトロ「ヴィクトル・ユーゴー」駅前のイルミネーションです。
この日は雨模様でブルーの電飾がちょっと寂しげです。。