Villa Medici Master Class with Mr.Perticaroli & Pine Musica with Mr.Margarius and Mr.Petrushansky
6日~15日の間、2つの講習会に参加する為イタリアに行って来ました。
ひとつはイモラ国際ピアノアカデミーが
毎夏ヴェローナ近郊の街ピネで開催しているもの、
もうひとつはミラノ近郊の街ブリオスコで開催された
セルジォ・ペルティカローリ先生のマスタークラスです。
ピネで行うマルガリウス先生とペトルシャンスキー先生の日程がずれていたため
6日・7日にピネでマルガリウス先生のレッスン、
7日にブリオスコに移り13日までペルティカローリ先生のマスタークラス、
そして14日にまたピネに戻り今度はペトルシャンスキー先生のレッスンを受講し
15日にパリに戻ってきました。
マルガリウス先生、ペトルシャンスキー先生のレッスンは
いつもながら厳しいものでしたが
涼しく綺麗な空気のなかで過ごせたのでリフレッシュ出来ました。
ペルティカローリ先生のマスタークラスへ向かう日は
丁度イタリア鉄道、バスのストライキとぶつかり、
通常4時間半ほどで着くはずが乗り継ぎ駅などでの待ち時間が多く、
結局7時間ほどかかったので着いた時にはもうくたくたでした。。
マスタークラスでは毎日レッスンがあり、
夕食は先生と受講者全員でとり、
食後はバールやカフェをはしごしてアイスクリームとお酒を飲む
・・・という生活で、とてもアットホームな雰囲気で楽しく過ごせました。
先生はよく日本に来られるので日本語の単語を結構ご存知なのですが
私の日本の実家の最寄り駅を「あ~知ってる!」と言われた時は
ちょっとびっくりしました。
この街は列車の駅がないのですが、バスの本数も少なく、
タクシーが2台しかなく移動手段が大変で、
最終日に友人とミラノに行ったのですが
ブリオスコからミラノに向かう鉄道の駅があるアロージオまで
結局1時間歩いて行きました
今となっては良い思い出ですが、よく歩きました。。
受講者演奏会ではアンティークのピアノが多数置かれている
レッスン会場とは別棟の場所で行われ、
私は古いベーゼンドルファーで演奏する予定でしたが
調律がされていなく、私の前に弾いた人も同じピアノで演奏したのですが
余りに音が狂っている、という理由で
突然現代のスタインウェイピアノで弾くことになり
ショパンのエテュードOp.10-4、ラフマニノフの音の絵Op.39-6、
リストの超絶技巧練習曲10番を演奏させて頂きました。
練習曲はどんな時でも音楽とテクニックをしっかり機能させなければならないので
とても良い経験になりました。
受講者は13人だったのですが、まるで合宿のような雰囲気だったので
別れの時はちょっと辛かったです。。
そしてピネにまた戻り、14・15日とレッスンを受講し、
15日の夜にはパリに戻りました。
そしてその夜、もうすぐ完全帰国してしまう友人が何人かいるので
私の家でホームパーティーをしたのですが
さすがに私も疲れてしまっていたようで
何人かは朝の始発のメトロが動くまで我が家にいたのですが
私は途中から寝たり起きたりを繰り返してしまいました。
昨日16日はヴァイオリンのデュオの合わせをして、
今日はいよいよ日本に向かいます。
写真は全てブリオスコでのものです。
レッスン室、練習室、演奏会場となったヴィラ・メディチの
アンティークピアノのコレクション、
とても人懐っこい猫ちゃん、そしてペルティカローリ先生とのショット。