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Manet et Le Paris moderne at Mitsubishi Ichigokan Museum & Pogorelic’s Chopin

GWは譜読み地獄の予定でしたが
治りかけの風邪の時にさらに別の風邪を貰ってしまったようで
結局、安静週間となってしまいました。
11日、15日、22日と本番が続くのですが、新曲の嵐。。
早く熱が下がりますように(結構切実)!!
三菱一号館美術館でのマネとモダン・パリ展に行きました。
4/24公演直前にインスピレーションを得たいと思って
思い切って行ってみたのですが、とても良い気分転換になりました。
展示数はそう多くないのですが、選りすぐりの物があって
特にローラ・ド・ヴァランスには目が釘付けになりました。
オルセーやカルナヴァレにある物が結構展示されていて
個人的には懐かしい思いにかられました。
こちらの美術館、中庭も素敵でしたし
近くにはジョエル・ロブションのビストロがあって
ケーキもとても美味でした。
5月3日にはラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン音楽祭の
チチナゼ指揮、シンフォニア・ヴァルソヴィアと
ポゴレリチ氏の公演に足を運びました。
会場は国際フォーラム・ホールA…2008年に自分が演奏した会場!
舞台からはそこまで広くは感じないのですが
客席から舞台を覗いてみるとただただ広く、
この様な舞台で演奏させて頂いたことに今さらながら感謝。。
最初に演奏されたエルスネルという作曲家の交響曲は初めて聴きました。
ショパンの師匠だったようです。
ハ長調という調性が持つ性格ゆえか、休日にぴったりな感じの
おおらかで調子の良い、符点がゴキゲンな作品でした。
次はいよいよポゴレリチ氏のショパン第2番のピアノ協奏曲。
黒岩英臣先生のご子息でピアニストの悠さんが譜めくりとして登場。
ピアノの部分が始まるやいなやショパンとは別世界にワープ。。。
「ショパンの音楽」を楽しみに来たお客様にはかなり異質な時間だったと思います。
ポゴレリチ氏の音に対する欲求は凄まじいものがあり
あのテンポの遅さと会場の広さに耐えうる弱音の中のレガートや
信じられないほどの集中力の高さは大変勉強になりました。
終演後に出た「ブラボー」と「ブー」の嵐は当然だと思います。
これは私の個人的意見ですが
クラシック音楽を演奏する以上は
演奏者が作曲家の意図を飛び越えてはならないと思うからです。
ただ、演奏者の強烈な想いや音色は本当に素晴らしかったです。
こういうことを考えさせられる機会を得た、という意味では
大変有意義な時間を過ごすことが出来たと思います。
アンコールには再び第2楽章を演奏されました。
ホールを出るとラジオのブースがあって
野本由紀夫先生が話しておられました。
窓越しに手を振ってみましたが気付いて下さったご様子。。
お邪魔しなかったかしらと後で反省しました。
その後はひたすら家で風邪と格闘して今に至っております。
皆様もどうぞお気を付けて下さいね。。
写真は三菱一号館美術館の入り口と中庭です。
mitsubishi1
mitsubishi2

Written by yuko 2010.05.06 08:09 | No Comments

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