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Budapest 17-18th, Paris 19-24th, Bologna 25th, Paris 26th, Tokyo 28th of September

時は既に11月も半ばを過ぎましたが。。。
遡って残りの9月後半の欧州滞在日記を書きたいと思います。
9月17日
夜ハンガリーはブダペスト・フェリヘジ空港に到着。
高校の同級生の森京子さんが迎えに来てくれる。
彼女のアパートは国立オペラ劇場近くの中心地。
地下鉄1番線の車両や駅構内がレトロでかわいいなあと思っていたら
ヨーロッパで2番目に古い地下鉄の線だそうです。1896年に開通。
ドナウ川に浮かぶ船上レストランSpoonにてディナー。
夜景もとっても素敵だし、ハンガリー名産フォワグラとグヤーシュも美味!
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高校の同級生ピアニスト森京子さんと
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レストラン外観
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メトロのオペラ駅構内
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お店を出た後はドナウ川沿いをゆっくり散歩して、
リスト音楽院近くのカフェで
昨夏ペルチャッハで会った韓国人チェリストHosungくんも合流、
1年振りの再会にトカイワインで乾杯しました。
9月18日
晴れて観光日和。オペラ劇場の前の通りでは出店が沢山で楽しそう!
出店。人形劇かな?
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でもまずは主要なところを周ろうということで地下鉄・バスに乗って
下記の順路で観光。
王宮→マーチャーシュ教会→漁夫の砦→聖イシュトヴァーンの騎馬像→
三位一体広場→王宮美術館→くさり橋→聖イシュトヴァーン大聖堂
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マーチャーシュ教会
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王宮美術館付近
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王宮からの眺めが素晴らしく、教会内部は欧州というよりは
どこかトルコやアジアの装飾や色合い、雰囲気を感じ
とても気に入りました。
王宮美術館ではリストの顔だけの彫像やシューベルトの肖像画がありました。
中世から現代までのハンガリー美術の数々が展示されており、
とても興味深かったです。
聖イシュトヴァーン教会では聖イシュトヴァーンの右手のミイラが展示、
ただどうしてこれが聖イシュトヴァーンの右手と分かったのかは不明なので
特別な感情は湧きませんでした。無宗教だと縁遠いですね。。
展望台にも行き、高さ96メートルからの眺めはとても気持ち良かったです。
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イシュトヴァーン教会内部
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展望台からの眺め
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その後オペラ劇場周辺の出店をあちこち見ました。
ソーセージや野菜、そしてビールを青空の下で食べるとまた格別!
オペラ劇場
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9月19日
国会議事堂→バルトーク記念館→エルジェーベト橋→ゲッレールトの丘→
ツィタデッラ(要塞)→聖ゲッレールト・モニュメント→自由橋
国会議事堂
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朝食をおしゃれなカフェでクロワッサン+コーヒーで頂き
トラムやバスを乗り継ぎ郊外にあるバルトーク記念館へ。
私にとっては同じ誕生日の偉大な作曲家なので
是非訪れたいと思っていました。
館内には遺品も数多くあり、なかにはタバコの吸い殻まで!
最後の作品となったピアノ協奏曲第3番の自筆譜の一部が
布のような生地に印刷されていて、ついつい凝視してしまいました。
実際に彼が使っていたピアノや民謡を収集する際に使っていた録音機、
その民謡に使われていた特別な楽器なども展示されており
それを大変丁寧に説明して下さる方がいらっしゃり
本当に有意義な時間となりました。
バルトーク記念館入口
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玄関前の中庭
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記念館外観
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記念館内部
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民謡に使われた楽器
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ピアノ協奏曲第3番の自筆譜
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そしてゲッレールトの丘へ。
丘の頂上まで歩いたのですが、これがちょっとした登山でした。
(後にガイドブックを見て知ったのですが標高235メートルだそうです。)
そこまでの心構えがなかったので途中で心が折れそうになりましたが
なんとか頂上にたどり着くとそれはそれは素晴らしい景色が目の前に。。!
来て良かったです☆
ゲッレールトの丘(登る前)
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モニュメント
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丘の上からの景色
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ドナウ川にかかる3本の主要な橋全ても通り、ちょっとした達成感w
お昼は伝統的なハンガリー&トランシルヴァニア料理が楽しめる
カールパーティアKarpatiaへ。店員さんの感じも良くて
ワインとサラミ、ホルトバージ・パラチンタ(挽肉をクレープで包んだもの)、
ハラースレー(コイやナマズのぶつ切りをパプリカで煮込んだスープ)を頂き大満足。
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その後繁華街のヴァーツィ通りをウィンドウショッピングして
気付けばもう空港へ向かう時間。
友達との別れは名残惜しいものの、空港に到着しさぁチェックイン…
とカウンターに向かうとまだギリギリの時間ではないはずなのに
「もう搭乗時刻だから走ってボーディングゲートに行って下さい!」と言われ
手荷物検査場の急ぎの人のためのレーンに並ぼうとしたら
人・人・人の大混雑!
真っ青になって周囲の人々に「時間がないので通して下さい」と言うと
周囲の人は私の乗る飛行機よりももっと早い時刻の人ばかり。
人が多すぎて前には進めないし、
皆さん時間に焦っているので怒号は飛び交う。。。
おまけに「手荷物検査場の仕事はこれからどんどん遅くなります」
とアナウンスされると人々の怒りはピークに。
皆が押し合いへし合いを始めると今度は警察官が登場。
そうこうしているうちにアリタリアのCAが現場に来て
「ローマ行きの人!早くここを通り抜けなさい」と大声で言うと
客は「ずっとこの状態で通りたくても通れない!」と訴えます。
そうしたらCAは自ら人ごみの中に飛び込んで道を作らせ
乗客たちを先導してくれました。
「アリタリアって素晴らしい航空会社だったんだね」と
その光景を見ていた人たちは口々に言っていました。
とっくに搭乗時刻も過ぎ、全員諦めムードでのろのろの手荷物検査を過ぎると
全ての飛行機の搭乗時刻が遅れているではありませんか!!
いつも以上に空港で体力を消耗しましたが
なんとか飛行機にも乗ることが出来、パリに戻りました。
ところがパリもストライキ真っ最中で間引き運転。
無理矢理空港バスに乗り、へとへとになりながらもアパートに到着。
長い長い一日が漸く終わりました。
翌20日からボローニャへ行く前の24日までは
多くの友人との再会を果たし、
23日はシャンゼリゼ劇場にてメゾソプラノのジョイス・ディドナートが
大野和士指揮・リヨン国立歌劇場管弦楽団と共演する公演を拝聴。
超絶技巧のディドナート女史を大野氏が爽やかに支え、素晴らしかったです。
ひとつとても残念だったのはストライキのために
観劇を予定していたオペラ「エフゲニー・オネーギン」が
よりにもよってその日だけ公演中止になってしまったこと。
ストライキの国ですから仕方ないのですが。。。
25日は朝ボローニャへ。
ペトルシャンスキー先生のレッスンを受講するのが目的だったのですが
イモラ国際ピアノアカデミーの進級試験の予定がおしてしまって
時間が結構あったのでウィンドウショッピングと街歩きをしました。
改めてボローニャの2つの斜塔を間近で見たり、活気溢れる市場を見たりして
イモラに住んでいた時に行ってお気に入りだったボローニャ歌劇場近くの
Anna Mariaというトラットリアで
今が旬のポルチーニ茸のタリアテッレを頂き
サン・ドメニコ教会の外観を見たりととにかくほとんど歩きっ放しで
先生のお宅へ。
久し振りのレッスンではより演奏効果の高い指使いを教えて下さったり
いつもの音楽の核心に迫る細かいレッスンを受講することが出来ましたが
予定の時間では終わらず、翌朝に再びレッスンして頂くことに。
慌ててバス、そして列車に飛び乗り、
その晩お世話になる料理人の友人の家族が住むファエンツァへ。
奥様がイタリアの生ハム、クスクス、そして自家製ティラミスを
作って下さりすっかり癒されました。
いつも温かく迎えて下さるのでついつい甘えてしまいます。
ボローニャのネプチューン広場付近
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2つの斜塔
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翌朝26日、再びペトルシャンスキー先生のレッスンを受講し
ギリギリの時間になってしまい、また慌てて空港行きバスに飛び乗り
無事に飛行機に乗れてパリへ。
そしてパリ滞在最後の晩ということで
NationにあるビストロChez Proposperへ。
ボローニャから戻って来たばかりで疲れもピークでしたが
ラザニアやステーキ、Nutellaを使ったティラミスなど
ご飯は美味しいし楽しいしで終電までいました。
Nutellaを使ったティラミス
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9月27日
約2ヵ月の欧州滞在の最終日です。
この約2ヵ月の間にとんでもなく荷物が増えてしまっていて
朝から格闘するもとても間に合わず、
泣く泣く友人とのランチをキャンセル。。。(本当にごめんね!)
結局32Kgのスーツケースと斜めがけ大バッグ、そして4つの紙袋という
ありえない荷物の量になり、きっとチェックイン時に揉めると思い
私にしてはとても早く2時間前にパリCDG空港に到着。
免税手続きは無事に終えていざチェックインカウンターへ。
運良く座席はなぜかビジネスクラスになったのですが
やはり荷物の量が問題になり、「まずはスーツケースの超過料金を
別の場所にあるカウンターで清算してから
手荷物の問題について話しましょう」と言われて清算をしたらば
そこで搭乗券を発券して下さったので
試しにこの手荷物の量で手荷物検査場を通れるか行ってみることに。
そうしたら幸いビジネスクラスの列に並ぶことになったので
荷物の量に驚かれながらも無事通過。
結局機内でもかなりのひんしゅくを買ってしまいましたが
おとがめなしで成田に到着することが出来ました。
今後気を付けたいと思います(^^;
それにしても今回も沢山の方のお陰で
大変充実した滞在となりました。
本当にありがとうございました!!
この糧を演奏に生かすべく、頑張ります☆

Written by yuko 2010.11.15 12:06 | No Comments

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