Yuko Ueno Official Web Site

ヴェネツィアでのリサイタル

こちらは2日間まとまった雨が降り続き、寒さが増してきました。
東京は最高気温が25℃だったと聞いて驚きました。
東京はいつから南国になったんでしょう。。。
日本列島が海に沈む日はそう遠くない気がします。(怖い…)
そうなったら皆さんヨーロッパに移住しましょう。
ヨーロッパに日本があったら便利だなぁ。
さて、4日はヴェネツィアでリサイタルをしました。
(因みにこの日は親友も含め、大事な友人3人の誕生日でもありました。)
曲目は最近引っ越しだ何だとバタバタしていたので新曲はいれず
モーツァルト:ソナタ K576
シューベルト:ソナタ D598
シューマン:謝肉祭 Op.9
アンコールにショパンのエチュードOp.10-8を演奏しました。
最近左足の置き場所に迷う瞬間があるのですが
この時もなぜか感じてしまいました。
だからといって何か事故が起きたわけではないのですが。。。
フォルテピアノでペダルを踏む時は
楽器の種類にもよりますが膝を上げて踏むタイプのものだと
楽器の構造上、必然的に両足を揃えて演奏します。
ピアノの場合は、特にロマン派以降の作品において
より弱音から強音の幅も広くなりますし
腕や背中の使い方もより広範囲の筋肉を使って演奏します。
それに伴い足もきれいに揃えて置くと体を支え難くなり
響きの良い音を出し難くなるので、
自然と足を開いて演奏します。
最近、やっとフォルテピアノとピアノの弾き分けが分かってきました。
腕や指の使い方は大分慣れましたがペダルは楽器によって全く違いますし、
まだ自分でこうだ、という感触を得ていません。
ただ古典ものを現代のピアノで演奏する際に
フォルテピアノで学んだ事を少し応用出来る様になったのは進歩かなと思います。
演奏会の方は温かい聴衆の方々のお陰で気持ち良く演奏する事が出来ました。
アンコールのエチュードでは今までの中で最速のテンポで弾いてしまいました。
お客様には喜んで頂けたようでよかったのですが
ちょっとサーカスみたいだったかなあと思います。
まあアンコールなのでその様な演奏もアリかな、と思いまして。
普段余りそういう風には弾かないタイプなもので
実は弾いている本人が一番びっくりでした。。
終演後は食前酒を楽しめる場が設けられていて
お客様とお話が出来ました。
「時期がちょっと早いけどクリスマスプレゼントを貰った気分よ」
と言って下さった方がいらっしゃいました。
こんな嬉しい言葉を頂けて、本当にありがたかったです。
日々精進あるのみですね。
嫌な事も良い事も全てが糧になるのだと改めて思いました。
前日はピアノの弦は切れるわ、夜中に足がつるわで大騒ぎだったんですが。
…それは糧にはならないか。

Written by yuko 2004.12.06 08:13 | No Comments

Leave a Reply

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.

Blog

NIKKEI STYLE「ビジュアル音楽堂」、沢山の方にご覧いただき、本当にありがとうございます! これを励みにこれからも精進してまいります。   さて、25日は千葉県流山市にある生涯学習センターにて、 ピティ […]

Continue reading →

View all

Media | Yuko Ueno Official Web Site

2009年3月14日に王子ホールにて can you buy cigarettes online CD発売記念リサイタルを開催させて頂きました。 その時の批評が「ムジカノーヴァ」誌2009年6月号に 掲載されましたので、 […]

Continue reading →

View all

Uncategorized

Überarbeitung von juristische Publikation Online-Schreibagentur für Studenten Benötigen Sie starken naturwirts […]

Continue reading →

View all