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プラハ

久し振りに大量の楽譜やホカロンを持たない旅をしました。
行き先はモーツァルトゆかりの地であり、ビールがおいしい国、チェコ。
2泊3日、じっくりプラハの街を観光しました。
ちょっと長い日記になりますが、お時間ある方はお付き合い下さいませm(__)m
1日目に見たところを箇条書きにしてみます。
・聖ミクラーシュ教会
・プラハ城
・聖ヴィート大聖堂
・聖イジー教会
・黄金小路
・ダリボルカ
・カレル橋
・ユダヤ人地区のシナゴーグ
・芸術家の家(ルドルフィヌム。プラハ交響楽団の本拠地)
・旧市庁舎
・天文時計
・旧市街広場/ヤン・フス像
・エステート劇場(スタヴォフスケー劇場)にて
 モーツァルトの歌劇「魔笛」を観劇
印象に残ったのは聖ヴィート大聖堂内部の美しさ!
何枚かあるステンドグラスの1枚はアルフォンス・ムハ(ミュシャ)がてがけており
とても素敵でした。
300段近いらせん状の階段を登り、
そこからプラハの街を一望出来るのですが
その景色も素晴らしかったです。
プラハ城入口聖ヴィート大聖堂内のオルガン聖ヴィート大聖堂内ムハ作ステンドグラス
聖ヴィート大聖堂上から望んだプラハの街並み1聖ヴィート大聖堂上から望んだプラハの街並み2
いつかテレビで観た、天文時計の仕掛けを楽しみにしていましたが
仕掛けが動く時間が意外と短くて拍子抜けしてしまいました(^^;
天文時計の仕掛けが動いているところ
魔笛が催された劇場はモーツァルトが「ドン・ジョバンニ」を初演した劇場で、
その場所でモーツァルトの歌劇を見る事が出来て嬉しかったです。
ただ、言葉がドイツ語ではなくチェコ語だったのには驚きました!
言葉が違うだけで随分音楽の雰囲気も変わるのだなあと思いました。。
エステート劇場外観エステート劇場1エステート劇場2
この日は結構寒くて、手がかじかんでしまいましたが
念願のプラハを訪れることが出来てとても嬉しかったです。
2日目は以下の場所へ行きました。
・火薬塔
・市民会館
・黒い聖母の家
・ベツレヘム礼拝堂
・ムハ美術館
・ティーン教会
・聖ミクラーシュ教会(旧市街広場の方)
・クレメンティヌム
・ダンシングビル
・国民劇場にてビゼーの歌劇「カルメン」を観劇
ティーン教会外観、ヤン・フス像市民会館(スメタナホールがある会館)旧市庁舎広場カレル橋
国民劇場外観、街を走るトラム国民劇場1国民劇場2
国民劇場3夜のカレル橋とプラハ城
ムハ美術館は行ってみてよかったです。
彼の油絵を初めて見る事が出来て、それがとても気に入りました。
そして、彼の作品を見ることによって
チェコの音楽の特徴を自分なりに把握することが出来たのも収穫でした。
それから国民劇場はとても美しかったです!
「カルメン」もカルメン役の歌手がとても艶っぽくてよかったです。
また、劇場では素敵な日本人のご夫婦と席が近いこともありお話させて頂き
とても楽しみにご覧になっていたのが印象的でした。
終演後は時間が遅くなり、レストランを探すのに一苦労して
結局旧市庁舎近くのレストランに入ったのですが
そこでテーブル担当の方がチェコとイタリアのハーフの女性で
しかもイモラとそう遠くないモデナ出身ということが分かり
最初は英語で無愛想な感じだったのが
イタリア語になった途端、とても感じが良くなり
彼女が大好きなイタリア人の歌手の歌の話をしたりしました。
また、隣りのテーブルに座っていた人はアジア系オーストラリア人の建築家だそうで
パースにオペラハウスを建築する予定だという話を聞きました。
その方もたまたまカルメンを観ていたそうで話も弾んだのですが
久し振りの英語での会話は頭が疲れてしまいました(^^;
このレストランでは時間が遅かったせいか色々な人に話しかけられました。
知らないうちに私の似顔絵をどこかのおじさんが描き、
それを私に見せて「この絵は君をハッピーにさせたか?」と聞いてきます。
「あんまり・・・」と言うと納得せずに何度も同じ質問をしてきました。
仕方がないので「嬉しいです」と言ってみると
おじさんは満足そうに笑い、近くのテーブルで宴をやっていたグループに
絵描き代を請求し、彼らからお代を頂戴して喜んで帰って行きました。
こういうハプニングは旅ならではだなあと思います。
愉快な夜となりました。
いよいよ最終日。以下の場所へ行きました。
・ベルトラムカ(モーツァルト記念館)
・聖イグナチオ教会
・新市街市庁舎
・聖キリルと聖メトディウス教会
・ドヴォルジャーク博物館
・聖ヴァーツラフの騎馬像
・市民会館
・旧市庁舎/天文時計
モーツァルト記念館はちょっと郊外にあるのですが
緑の多い小高い丘にあり、辺りを散策するのが気持ち良かったです。
内部の資料も充実していて、彼がプラハで初めて弾いたというピアノや
遺髪も展示してありました。
また、彼の音楽を愛するチェコ人のために
魔笛がチェコ語にアレンジされて上演されたことをここへ来て初めて知り、
チェコ語で魔笛を観ることが出来てよかったと思いました。
実はここへ来るまではちょっと腑に落ちなかったので。。
ベルトラムカ(モーツァルト記念館)門モーツァルトがプラハへ来て初めて弾いたピアノ
ドヴォルジャーク博物館ではベーゼンドルファーのピアノが置かれていました。
色々な楽譜も販売されていて、
交響曲「新世界から」のピアノ版を発見して、思わず購入。
勿論オーケストラで聴くのが一番だけれど
個人的な楽しみで弾けるのは嬉しいです♪
この博物館に入ってみて、
彼は作曲家の中では随分幸せな一生だったのだなあと思いました。
ドヴォルジャーク博物館外観ドヴォルジャーク博物館にあったピアノ
お昼に入ったレストランでもアジア人なのにイタリア語を話す私に
店員は興味津々の様子。。。
そのお店は日本語のメニューがあったのですが
余りに直訳過ぎて料理のイメージが湧かず、
困って「イタリア語のメニューはありますか?」と聞くと
「君は日本人なのに日本語は読めないのか?」と驚かれ
そうではなくて、このメニューだとどんな料理か分かり難いと返すと
どうも変な日本人がいると噂されたようで
次から次へと色んな店員が私に話しかけてくるという妙なことに。。
終いには「ユーロのコインを紙幣に換えてくれないか」と店員に頼まれ
換えてあげるとお礼に、と店内にあった巨大オルゴールを回してくれました。
それがとても面白い音で、中にはトライアングルやタンバリンが入っていて
それが機械仕掛けで動く様はとても楽しかったです!
レストランにあった巨大オルゴール
お昼を食べた後、ちょっと時間が余ったので
最後にもう一度天文時計を見てから空港へ向かうことにしました。
今度はカメラもセットせずじっくり見てみると
最初に見たときよりも落ち着いて見れてよかったです。
丁度イタリア人の団体が近くにいたのですが
仕掛けが動き終わると拍手が起きて「Grazie(ありがとう)」と言っていました。
こういう気持ちってなんだかほっとして良いものだなあと思いました。
そして荷物を預けていたホテルに戻り、無事帰路に着きました
・・・と言いたいところですが、
ホテルのフロントの人と随分話し込んでしまい、
もう少しで乗り遅れるところでした(^^;危なかった。。。
それにしてもプラハの人は人種差別がなく、誰にでも優しいですね。
ビールはいろんな種類があるし、どれもとてもおいしいし
そして伝統のものと新しいものがうまく共存している、
そんな印象を受けました。
郷土料理も食べることが出来ましたし、とても楽しい旅でした。
チェコのシャンゼリゼ通り!ヴァーツラフ広場聖ヴァーツラフの騎馬像と国立博物館聖キリルと聖メトディウス教会に残る銃弾の痕メトロの駅ホーム

Written by yuko 2008.05.03 04:59 | No Comments

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