pleasure!!
14日は銀座・王子ホールでのリサイタルでした。
いらして下さった皆様、
本当にありがとうございました!!!
1ヶ月、ろくに練習出来ない中での演奏会で
日本に2月24日に着いてからは1日中ピアノにかじりつきの毎日でした。
余談ですが日本行きの飛行機ではダブルブッキングのため
思いがけずビジネスクラスになったので
心身共に疲れ切っていた私にとっては
まるでこの1ヶ月の戦いに対する神様からのご褒美のように感じました。
28日はヤマハ池袋店でのミニコンサート&サイン会。
会場の椅子がなくなってしまうほどの方にいらして頂き
トークつきの演奏をさせて頂きました。
曲目は以下の通りです。
ボルトキエヴィッチ:前奏曲 作品33 第7番、第3番、第4番
バッハ=ラフマニノフ:ヴァイオリンパルティータホ長調よりガヴォット
ラフマニノフ:ショパンの主題による変奏曲より テーマ~第10変奏
プロコフィエフ:ソナタ第7番より 第2、3楽章
アンコールに
バッハ=ジロティ:プレリュード
ショパン:子犬のワルツ
を演奏させて頂きました。
明るい雰囲気の中で
皆様のお顔を拝見しながらお話させて頂けたことが私自身とても嬉しく、
楽しく演奏させて頂きました。
この1ヶ月は「私が弾くと誰かを嫌な気持ちにさせてしまう・・・」と
苦情を受けてからというもの、変なプレッシャーを感じながらの練習だったので
皆様が温かく聴いて下さったことがなおさら嬉しく感じました。
また池袋店のスタッフの方々に大変お世話になりました。
本当にありがとうございました!
3月7日には、はとこの結婚式がありました。
遠縁のはずですが、小さい頃から交流が多かったので
この晴れの日に会場にいるだけでなく、彼女とそのご主人のためにピアノを演奏出来たことは
本当に光栄で嬉しかったです。
この日はリストの愛の夢、ショパンの子犬のワルツに加えて
プッチーニのオペラ「トスカ」第1幕より「たえなる調和」、
ガスタルドンの歌曲より「禁じられた音楽」の
2曲の歌の伴奏もさせて頂きました。
歌も素敵で、式も肩肘張らない、とても和やかなもので
素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。
どうぞ末永くお幸せに!
そして3月14日までの間、ひたすら練習の日々。。。
時間を気にすることなく思う存分練習出来ることがこんなにありがたいと思ったことはありません。
あっという間に演奏会の日を迎えました。
会場の王子ホールはピアノを置く位置によって音の響きが非常に変わるところで
リハーサル中に私にとって弾き易く、聴き易く、また客席にとって響きの良い場所を
調律師さん、マネジメントの新演奏家協会の方と一緒に探していきました。
そして、本番。
プログラムは以下の通りです。
バッハ=ラフマニノフ:ヴァイオリンパルティータホ長調より
前奏曲、ガヴォット、ジーグ
ラフマニノフ:ショパンの主題による変奏曲 作品22
~休憩~
ボルトキエヴィッチ:10の前奏曲 作品33
プロコフィエフ:ソナタ第7番 作品83
アンコールに
バッハ=ジロティ:プレリュード
ヒナステラ:ソナタ第1番 作品22より 第4楽章
を演奏させて頂きました。
今回の選曲は全ての曲が重厚で、
そもそも譜面に記されている音の数も大変多く
元来のんびり屋の私はその大変さに気付くのが遅かったのですが、
沢山の方の支えがあってこの日を迎えることが出来ました。
演奏会の前半は緊張もあり、
練習のしすぎから来た疲労で指がもつれてしまって
思う様な演奏が出来なかった箇所もありましたが
後半はアクセサリーと髪型を変えて気分も一新、
作品に没頭して演奏することが出来ました。
そして何より、沢山のお客様の温かい雰囲気に包まれて
演奏させて頂けたことに心から感謝しております。
演奏会前夜から当日朝にかけて、すさまじい嵐があり、
特にうなるような風の音を聞いていくうちに
色々な波に揉まれて、苦楽を経験した作曲家たちの心情を推し測ったり
「まるでこの1ヶ月の私の生活のようだ」と思いました。
でもその嵐のような経験をしたお陰で
自分がどれだけ沢山の温かい人に支えられているか気付かされ、
改めてその優しい心遣いに感謝の念でいっぱいになりました。
応援して下さる皆様、新演奏家協会の皆様、恩師、そして家族の皆。。。
本当にありがとうございます!!
終演後には沢山の方とお話することが出来て、とても嬉しかったです。
また、CDも沢山の方にご購入頂きまして、本当にありがとうございました。
17日にはパリに戻り、20日の小形真奈美さん(ヴァイオリン)とのデュオリサイタルに向けて
しばらくは練習漬けの日々となりそうです。
今回の経験を糧にこれからも精進して参りますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。