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試験曲目が決まりました

今日は12月に行われる、私にとっては卒業試験のプログラムが決まった日でした。
予め2種類の60分リサイタルプログラム、2種類の協奏曲を用意して
試験日の丁度3週間前にくじ引きをして、
当日は1つのリサイタルプロ、1つの協奏曲、そして1950年以降に書かれた現代曲を
演奏しなくてはいけません。
本当は6月もしくは9月に試験期間があり、6月はフォルテピアノ科としての試験を受け
9月はピアノ科の試験を受けるはずでしたが理由あって受験出来ず12月受験となりました。
くじ引きはリサイタル、協奏曲の2回引いたのですが
協奏曲が当たって欲しくない方が当たってしまいあいたたた…(^^;
まあでもあと3週間。ピアノ科の試験としては最後なので気合を入れて練習しなくては。
まだこれから暗譜の曲もありますので。。。きゃぁぁぁぁ(壊)

Written by yuko 2003.11.28 07:11 | No Comments

風邪

風邪がもう治りかけと思ったらなぜか鼻水&咳が止まらなくなって来ました。
もしかしたら新たな風邪を引いたのかもしれません。
汚ない話で申し訳ありませんがティッシュを鼻に詰めて練習しています。。
昔からよく風邪を引いたものです。
極め付きは高校2年生の時で、1年中引いていて
余りに治りが悪いので母が心配して大病院へ連れて行かれて本格的な検査をしたのですが
何も見つからず、謎のままだったことを覚えています。
当時は仲の良い6人で行動していて
私がまず風邪を引くとその6人のうちの誰かが次に風邪を引いて
それから次々と皆に移って行ったのでよく嫌がられたのを覚えています。。
しかも風邪の菌って微妙に変化するんですよね。
6人目が引くとまた私がそれを貰って…とエンドレスでした。
今から思えばマスクなどをして人に移さない様にすれば良かったんですが。。
あとは高校入試の時期。
風邪の予防にと朝鮮人参のドリンクを飲み始めたのですが
ある日突然、それも入試2週間前あたりに聴音が取れなくなりました。
他の人と譜面が半音だけキレイにずれていておかしい、おかしいと思っていたら
当時の音楽教室の担任の先生の何気ない一言が私を救ってくれました。
「もしかして風邪薬とか飲んでな~い?」
「ああっ!風邪薬じゃないけど朝鮮人参飲んでますっ」
そのドリンクの発売元のツ○ラお客様相談室に電話してみても
「そういった症状が出たという報告はありません」と言われたのですが
試しに飲むのを止めてみたらアラ不思議!耳の感覚が元に戻りました。
先生の一言がなかったら聴音で引っかかって高校入れなかったかも、と思うと
感謝の気持ちでいっぱいでした。
それにしてもあの時の譜面はやたらダブルシャープやダブルフラットが多くて笑えました。
ドの音がシの音に聴こえたのですから。。。
なんだか懐かしい思い出です。もうあれから10年経つんだなあ。。。

Written by yuko 2003.11.25 05:30 | No Comments

飲み比べ

ワインの試飲会へ行って来ました。
これは11月8日~23日と長期間開催されている「Baccanale(酒神バッカス祭)」の行事のひとつで
毎年11月にテーマに沿った催し物が様々な場所で行われます。
今年のテーマは「フルーツ」です。
時計台のある広場(新宿でいうアルタ前みたいな所です。規模は余りに小さい。。)には
フルーツのモニュメントが飾られています。
ワインのテイスティングなんて生まれて初めてでした。
まず赤(2001年)、赤(2002年)、白、スパークリング、パッシート(干しぶどう酒)から一種類選び
3種類の味を飲み比べて用意された用紙に見た目、香り、味について点数をつけます。
因みにワインのボトルはアルミで覆われて何の銘柄か分からないようにしてありました。
初めての経験だったので勝手が良く分からず、なんとなく赤を選びました。
比べる、というのはとても興味深い経験でした。
一番自分の好きなものはすぐ決まるのですが
あとの2つはどういう点をつけようか、と迷う様は
友人も言っていたのですがピアノコンクールの採点と同じ感覚なんだと思います。
審査って切ないなあ…と思いました。
好みは人それぞれでそれは正しいとか間違ってる、といった単純な区別は出来ないし
順位をつけるのは無意味なのではないかと思います。
でもワインにしてもピアノにしても「○○コンクール優勝」というキャッチコピーを見聞きすると
それで興味が湧いて味わったりあるいは演奏会のチケットを買ってみたりするのも事実で。
世間に知ってもらうには一番手っ取り早い方法である事は確かなんですよね。
人間の心は矛盾だらけで欲深いけれど
審査を受ける側の努力も考えるとやはりクリーンな審査を行うべきだと思います。
音楽コンクールにおいては、例えばフィギュアスケートの様に
演奏直後に各審査員が点数を公表するのも良い方法なのではないでしょうか。
そうすると密室でのやりとりも減るでしょうし。。
まあでも全員聴いてみてから多少の点数の調整も必要でしょうしね。。
それに第一、ここで私の様な若輩者がこんな事を述べてもどうしようもないんですが。
まずは自分の演奏を磨く事に集中しようと思います。
他人のことより自分のこと。
ああでも自分の事って一番よく分からないなあ。。。

Written by yuko 2003.11.23 08:59 | No Comments

多忙な6日間

もうPTNAの浜コンページを見た方はご存知かもしれませんが
この6日間、帰国していました。
とにかく忙しすぎて、折角日本にいたにも関わらず
TVは一度も見ず、友達にも会えず、余り眠らず。
久々に「もう少し日本にいたいなあ」と思いました。
今回は別件で帰国したのですが
帰国した翌日に急に思い立って開催中の浜松国際ピアノコンクールへ足を運びました。
結局1泊して1次予選の3日目の午後第2ブロックから4日目午前迄を聴きました。
浜松は毎年3月に開催されている浜松国際ピアノアカデミーに以前参加した事があるので
色々な方と再会する事が出来、また出場者の中には友人も多数おり有意義な2日間でした。
それにしてもハイレベルなコンクールです。
コンクール自体は既に3次予選が行われていますが
自分の聴いたところを書いてみようと思います。
Ponochevny(チャイコン3位入賞者)は楽しみにしていただけに残念な演奏でした。
勿論人とは違った素晴らしい才能を持っているのはわかるのですが
途中で危なっかしい部分もありましたし、どうも集中力に欠けていました。
チャイコンの時もステージを重ねるごとに良くなっていった、と知人が言っていたので
もしかしたら力をセーブしたのかもしれませんが。。。
Salovはただただバラキレフ:イスラメイのテンポの速さに驚きでした。
審査員の方の言葉をそのまま使わせて頂くと「世界新記録を樹立」した感じ。
まあ、アクトシティのホールだから余り気にならなかったのですが
それでもその速さのせいか音が細かったです。元々そういう音色の人かもしれませんが。。
Lifitsの演奏したリスト:ハンガリー狂詩曲12番は音色が多彩で素晴らしかったです。
須藤さんも同じ曲がプログラムに入っていましたがやはりまだ16歳、
良くも悪くもとても元気の良い演奏で
演奏スタイルとしては上原彩子ちゃんを彷彿させるものでした。
Kobrinのバッハは一音目から他の人とは全く違い、今までの演奏者からは聴かれなかった
音色が素晴らしく、ひとつの芸術がそこにある、と感じました。
ただショパン:エチュードOp.25-12ではそういった感動を残念ながら覚えませんでした。
中には信じられない演奏も聴かれました。
「国際」コンクールなので、様々な国の方を出場者に入れるのは当然だと思うのですが
だからといって全体のレベルを下げる様な演奏もどうなのかな、と思いました。
もしかしたらたまたま調子が悪かったのかもしれませんが。。。
イモラの友人が3次予選に進んでいます。明日はいよいよ本選進出者発表です。
イタリアに戻る前日には親友の結婚式がありました。
式に彼女が純白のドレスで現れた瞬間からもう涙が溢れて来て大変でした。
披露宴ではそこの会場に電子ピアノしかないということで
その代わりに、とスピーチを頼まれたのですが
自分の番の直前になったら急に食事が喉を通らなくなって大緊張。
結婚式に参加するのもこれが2回目でしかもスピーチは初めてだったので
これはピアノを弾く方が全然楽だ・・・などと思いました。
2次会でも式でも古くは幼稚園時代からの同級生と何年振りかの再会も果たせて
結婚式での彼女のドレスはどれもよく似合っていて、お母様お手製の箸置きが置かれ
新郎のお父様の心のこもった言葉には胸が熱くなって(大泣きする人続出)。。。
とても良い式でした。参加出来て本当に良かった。さとみ&のぶさん、お幸せに!!
そういうわけで昨日イタリアに戻り、今日は早速レッスンがありました。
ちょっと今日は私がいじけモードだったので先生は気にしてくれましたが
いきなり長い事弾いていない曲をレッスンして頂く事になって焦りました。
最近、いきなり「何か弾いて」と言われる機会が多く、
どんな時でも自信を持って弾ける曲がなければいけないと反省しました。
夜はHagen Quartetの演奏会があり、聴きに行きました。
アンサンブルとしては素晴らしいバランスでそれぞれの持つ耳もすごかったのですが
わりと淡々と弾いていて、構成など分かり難かったです。
それと曲目が前半に現代曲が多くて、また私にとっては興味のある曲ではなかったので
ちょっと退屈になってしまいました。。
今日は先日のイラク南部で19人のイタリア人が亡くなったのですが
その国葬が執り行われた日でもありました。
TV中継されていて練習の合間に結構見ていたのですが
私は親族でもなく、全く関係ないはずなのに、何度も涙がこぼれてとても悲しかったです。
もう戦争は終わったのに。。。
昨日ボローニャ空港に到着した際には普段いるはずのないイタリア軍の兵士が二人、
散弾銃を手に見張っていてなんだか間近で見ると恐ろしくなってしまいました。
東京もテロが起きると予告されたとか。
もうどこの国で起きてもおかしくないのでしょうね。
どうしていつも人間は愚かなのでしょう。。。
とにかく物騒な世の中です。

Written by yuko 2003.11.19 08:59 | No Comments

ただいまちょいとお風邪を引いてしまっているわけなのですが
小さい頃から熱が出ると必ず見る夢があります。
それはSLの走る線路の上に私が横たわっていて
そこから動けずにもがいているとそこにSL機関車が来て
轢かれるところで目が覚める…という夢なんですが。。。
小さい頃見てから全く変わらない夢。
構図も景色も何もかも同じ。因みにカラー。
これは一体何を意味するんでしょうかね。。?
前世で経験したことだったりして。。。
皆さんは必ず見る夢ってありますか?

Written by yuko 2003.11.11 08:59 | No Comments

まさか。。

今、最悪の気分です。
夕飯前にビリヤードをしに行って、それから中華レストランへ行きました。
今日は夜明け前から雨が絶えず降っていて、当然ながら傘を持っていたわけです。
その傘がレストランで盗まれました。
それはロンドンの空港で昨年の夏に購入した、バーバリーの折り畳みのもので
折り畳みの傘にしては結構良いお値段だったので悩みながら買ったものでした。
それが帰る時になって傘立てを見たら…ない。
間違えて持って行ったとは到底考えられず、わりと洒落た作りだったので
確信犯だと思います。多分あの女3人組だぁぁ、と思うと非常に憤りを覚えます。
それにしてもまさか、という信じられない気持ちでいっぱいです。
お店で、しかもそんな物が盗難に遭うなんて。。。
家に帰るとその傘のカバーがソファーに置いてあって、余計悲しくなりました。
つい最近はイタリアで使用している携帯電話が突然壊れて、全てのメモリーを失うし。
気に入ったものほど手元から逃げて行く様な気がして、非常に嫌な気分です。
例え傘でも、常に手元に置いておかなければいけませんね。
特に気に入った物であればあるほど。。。
これを読んだヨーロッパ在住の皆様、申し訳ありませんがそういう訳で
もしお時間がありましたら携帯番号などを知らせて頂けませんでしょうか。
色々な人の連絡先が分からず、右往左往しておりますm(__)m
それにしても悔しいなあ。。。

Written by yuko 2003.11.08 08:59 | No Comments

手直し

HPを開設したものの、様々な不具合が生じまして色々手直しをしました。
その時にHP作成も演奏の組み立て方と似ているなあと感じました。
少しずつ組み立てて、ひとつのページを作る。
自分の好みの位置に自分の好きなものを置いて自分の好みのページを創る。
違うのはHPは目に見えるものだけれど
演奏は目には見えない、繊細なもの。
2度と同じ物は出来ない。
もっともっと色々な事を経験して演奏に生かせれば、と思いました。
最近はショパンの作品をよく弾いています。
時々とっても切なくなります。

Written by yuko 2003.11.04 08:59 | No Comments

HP開設しました。

日頃作ろう、作ろうと思いながらも避けてきたホームページというものを
遂に作ってみました。
まだまだ初心者ですが、これから頑張って更新して行こうと思います。
皆様、よろしかったらご覧下さいませ。
http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/5379/
がURLになっております。
今日も一日中、雨でした。
本当にここはイタリアなんだろうか、と疑いたくなる位雨の日が続いています。
明日も雨だそうな。。。
今日は明日のためにカレーを作ったのですが
というのはカレーは一日置いた方がおいしいので。。
でもどうしても食べたくなったので夜に食べました。
明日になればもっと味がしみこむでしょう。
それにしても、目が疲れました。。。

Written by yuko 2003.11.02 08:58 | No Comments

滞在許可証の更新

今日は滞在許可証の更新の為、警察へ行きました。
この作業、どうも面倒で行こう、行こうと思いつつなかなか行けず
今日漸く重い腰を上げたわけです。
いつも何が必要だったかすぐ忘れるので、ここにメモを残しておこう。。
在学証明書
アパートの契約書
パスポートのコピー
加入した保険の契約書
収入印紙(10.33ユーロ)
そして笑顔。
役所というのは大概感じが悪いのですが
そこで憤慨しても事態は更に悪くなるばかりです。
文句を言おうものなら申請を受理されないなどの意地悪をされる事もあるそうです。
出直し、みたいな。。
なので波風を立てずに心に余裕を持って行きましょう。
今回は更新だったので特に厳しく色々聞かれる事はありませんでしたが
因みに初めての申請の場合には更に
ヴィザ
銀行の口座残高(滞在に充分なお金を持っているかの証明)
が必要になり、指紋も両手(手のひら、手の甲の両面)取られます。
尚、ヴィザ取得が同時多発テロ事件以降厳しくなっているようで
集めなければならない書類も増えているようです。
折角大使館へ行っても再提出、という事も考えられますので
これから取得を考えている方は出発の1ヵ月前には申請をする事をお勧めします。
これで一大イベント終了!
なにやら妙な達成感があります。。。

Written by yuko 2003.11.01 08:46 | No Comments

まさにCiao da Italia

数日前にイモラに戻りました。
とにかくめちゃくちゃ寒い!
一気に冬です。。。
日本は結構暖かったので、体がまだ慣れてません。
今日は本当に久し振りのレッスンでした。8月以来…かな。
複雑な事はわりと自分で対処できるのに
全く単純な事が指摘されるまでなかなか気付かずにいて、ちょっと自己嫌悪。。。
久々のイモラなので雑用も溜まってます。
そして色んなものが壊れ始めていました。泣。
携帯がないって不便だわ。
連絡先も分からないし。。。
日本出発前日にはイモラで料理の勉強をしていた友達のWedding Partyに出席したのですが
彼女達も新婚旅行でイタリア・フランスを周っていて
昨日はイモラでまた二人に会えて楽しかったです。

Written by yuko 2003.10.30 08:59 | No Comments