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1周年

早いものでこの日記を書き始めて1年が経過しました。
最初の頃は張り切って毎日更新していましたが
最近はといえば…滞り気味(^^;
まあでも最初の頃は余りにも個人的な事を書いてしまっていたので
(現在もわりとそうですが。。)
ネットという、気楽さと危険が混在するオモチャを理解する
良い経験になっている気がします。
さて、最近は新曲読譜週間と決め
肩こり、ドライアイに悩む日々でしたが
とうとう今日発熱でダウン。。。
今年はどうやら風邪を引きやすい年のようです。。。
皆様、私と会う時はお気を付け下さい。笑。

Written by yuko 2004.02.12 08:59 | No Comments

生と死

昨日はヴェネツィアで演奏会がありました。
プログラムは下記の通りです。
シューベルト:12のレントラーワルツ Op.posth.171
シューベルト:ソナタ Op.posth.164 イ短調
***休憩***
ショパン:マズルカ Op.30
ショパン:ソナタ第3番 Op.58
アンコールにはショパンのエチュードOp25-4を演奏しました。
特にショパンのソナタを聴衆の皆様が気に入って下さった様で
この曲に苦しみ続けていた私にとっては非常に嬉しい事でした。
またこの曲は演奏会で取り上げた事がなかったので貴重な経験をさせて頂きました。
個人的には特に第3楽章が自分の思う事を素直に伝えられたのではないか、と思います。
おそらくこの日の様な演奏はもう出来ないでしょう。
というのも、特別な思いがあって演奏したからです。
皆様は深沢エリサさんというモデルをご存知でしょうか。
ファッション雑誌「JILL」に連載コラムのページを持っていて
他にも雑誌「an an」等でもコラムやモデルとして、誌面を飾っている人です。
彼女は私の出身校「桐朋学園(普通科)」の先輩でもあり、私の幼馴染のお姉さんにあたります。
その彼女が1月28日に突然、亡くなってしまいました。
モデル業界で大活躍中の、まだ若い彼女が。。。
特にお姉さんの方とは親しいわけではなかったのですが、かなりの衝撃を受けました。
その彼女と友人を思い、演奏しました。
言葉では表現し尽くせない、様々な思いが交錯しました。
自分で演奏していて泣きそうになる瞬間がありました。
これは人生で初めての経験でした。
ただのちゃちな自己陶酔になってしまったかもしれないと反省しましたが
終演後に聴衆の方々が話し掛けて下さって
この世のものとは思えない美しく哀しいこの第3楽章が特に心に響いた、
というお言葉を頂き、演奏出来てよかったなあと思いました。
せめてもの慰めになったのならいいなあと思います。
この世で人間だけが死ぬ事を知って生きていると思います。
人生をどう生きるか。
どうやったら完全燃焼出来たと思える人生を歩めるのか。
今の自分の生き方は果たして正しいのか。
考え出したらきりのない問題ですね。。。
実は彼女の名前を出して良いものか、そしてこの話を書いてよいものか非常に悩んだのですが
若くして亡くなった彼女を少しでも多くの人に覚えていて貰えたら…と思い、
あえて書かせて頂きました。
彼女の冥福を祈らずにはいられません。

Written by yuko 2004.02.02 06:00 | No Comments

ラストサムライ

やっと見て来ました「L’ultimo Samurai」(ラストサムライ)。
久し振りに何度でも見たいと思える、素晴らしい映画だったと思います。
何と言っても驚きなのはあれを外国人の監督が撮った、という事だと思います。
日本特有の細かいニュアンスまで描かれていて良かったです。
笑えるところもあったし。
小雪とトム・クルーズのラブシーンは泣けました。
アメリカンな雰囲気だったら嫌だなあと思っていたら、非常に古典的で。
そして渡辺謙、すごすぎです。
トム・クルーズが霞んだ感さえあります。
アカデミー助演男優賞、受賞出来るといいなあと思います。
それにしても本当に男の美学だなあ、武士道。
今夜は日本人である事を誇れる気がします。。
今日は非常に悲しい事があって重い気持ちだったのですが
この映画を見た事によって益々考える事が多くなって、今夜は眠れるかどうか。。。

Written by yuko 2004.01.29 08:40 | No Comments

降雪

今朝は雪が降りました。いわゆる粉雪ではなかったので積もりませんでしたが
寒いわけだなあと思いました。
でも今季はまだまとまった雪が降っていません。
交通機能が麻痺してしまうほどの降雪は大変ですが
私は雪が降る様を見るのが大好きです。
空から降ってくる雪を下から見上げ、雨音ならぬ雪音を聴くのが好きです。
寒いのは嫌だけれど、また雪が降るといいなあ。。。
さて、風邪はほとんど治りました。
もしかしてどなたかに移してしまっていたら申し訳ありません。。
TVニュースでおそらく今年初であろう、イタリア首相ベルルスコーニ氏を見ました。
なんだか若返った様子…と思ったら整形したんですって!!
それで今までメディアなどに顔を出せなかったらしいのです。
確かにシワもなくなってダンディといえばダンディなのですが…やはり不自然。
いつから「政治家は顔が命」になったんでしょうね。
そういえば昔「芸能人は歯が命」という、某歯磨き粉のCMがありましたね。懐かしい。。
昨日は我が家で悠くんとプローヴァ(弾き合い)をしました。
イモラ在住でボローニャ大学学生の友人とサン・ドメニコのソムリエの彼女さんも来て
私達の演奏を聴いて貰いました。
その後には上に住む弘尚くんもつい最近イモラに来たので、皆で夕飯を食べました。
31日の演奏会の良い練習になったけれど、まだまだの出来でした。
ショパンのソナタの第3番が今回のプログラムには入っているのですが
とにかく難しい曲で、曲について考えるだけで一日が終わってしまいます。
自分なりの演奏が出来る様に、頑張りたいです。

Written by yuko 2004.01.26 06:00 | No Comments

充実した日々

少しご無沙汰しております。
12日から約1週間ほど、パリにヤブロンスカヤ先生とパレツィニ先生の
マスタークラスを受講しに行っておりました。
土日を除いて毎日レッスンがあり、またイモラに戻って早速今日はフォルテピアノのレッスンが
あったので、なんだか疲れは取れておりません。
しかし、この1週間は私にとって非常に意義深いものだったので
この調子で今年も様々な事を学ぼうと思います。
今回のパリ滞在では旧友と会ったり、新しい知り合いも増えたり
J家ですきやきパーティーをして貰ったり
大学時代の友人のお宅にまるまる1週間お世話になったりと
すっかり友人の温かさに甘えてしまいました。本当にお世話になりましたm(__)m
お世話になった方々のご好意に感謝、感謝です。
パリではシャンゼリゼ劇場でジャン・フィリップ・コラール氏がソリストを務めたモーツァルトのピアノ協奏曲K488と、
サル・ガヴォーでの海老彰子氏&ヴァネッサ・ワーグナー氏のデュオリサイタルを聴きました。
コラール氏は舞台に登場した瞬間から独自の空気を持っていて、歩き方もお辞儀も独特で
理路整然で外れた事はきっと大嫌いなんだろうなあ、と思いました。
海老彰子さんの演奏は実は初めて聴いたのですが、次は絶対ソロで聴いてみたい!と
強く思いました。久し振りに日本人の演奏でまた聴きたいと思いました。
また既に大きなキャリアを築いているにも関わらず非常に気さくな方で
その人間性も見習いたい、と思いました。
それにしても今年は体調が芳しくありません。
元旦早々に引いた風邪にに引き続きまして、今月2度目の風邪を引いた様です。
しかしこのところ忙しいので休んでもいられません。
体温計で熱を計ると表示される数値が怖いので、気は元気、と言い聞かせて乗り切ろうと思います。

Written by yuko 2004.01.22 08:59 | No Comments

BUON ANNO!!

皆様、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
24日から家族がイタリアに来ました。でも全員旅行直前まで風邪っぴき。
母→父→弟の順で風邪ウィルスが回ったそうな。。。
30分遅れの到着となりましたが無事にボローニャ空港へ着きました。
家路に着いた後、イモラの2つ星レストラン「サン・ドメニコ」へ行きました。
このレストランは食材もそうですが、食器にもこだわっていて
全てリチャード・ジノリのものを使っています。
雰囲気も日本では味わえないものがあるので家族にも是非紹介したいと思っていたので
それが実現できて非常に嬉しかったです。
25日はイモラの街並みを見せてからヴェネツィアに行きました。
生憎、クリスマスという事でほとんどのお店がお休みで寂しかったですが
サン・マルコ寺院などは開いていて中の様子も見れてよかったです。
食事は夕飯に行ってみた「アル・ミリオン」というお店のイカ墨のリゾットが絶品!
リアルト橋の近くにあるのですが、店員の応対も温かくて楽しいディナーでした。
また泊まったホテルが安い割に素晴らしい部屋で、観光客もあまりいなかったので
静かに過ごせました。まあでも、賑やかなヴェネツィアも見せたかったかな。
26日はフィレンツェへ。
やはりこの日もサント・ステファノという祝日だったので開いているお店は前日より更に少なく
食事をする場所に少し困りました。
この日はドゥオモ、ジォットの鐘楼、ヴェッキオ橋、ピッティ宮にあるパラティーナギャラリーへ。
ジォットの鐘楼に登ったのですが414段も階段があり、大変でした。
27日はフィレンツェ2日目。
朝早くからフィレンツェ近郊のいわゆるブランドの工場アウトレットへショッピング。
プラダ、ミュウミュウ、グッチ、イヴサンローラン、etc..と様々なブランド商品が置かれ
通常の正規のお店で買うよりも大体-50%のお値段なのでお得な買い物が出来ました。
私はプラダの手袋、ブーツとコンサート用にヴァレンティノの黒のドレスをお買い上げ。
ヴァレンティノは396ユーロ!正規のお店だと大体1500ユーロします。
行った時によって品揃えも違うので、良い物があってよかったです。
午後はウフィッツィ美術館へ行ったのですが入るまでに40分かかりました。
私は今回2回目のウフィッツィだったのですが、前回はすーっと並ばずに入ったので
ちょっとびっくりしました。
一日中立ちっ放しだったので非常に疲れましたが
夕飯に行った「アクア・アル・ドゥエ」はとっっってもおいしかった!
5種類ちょっとずつ試せるパスタはどれもクリーム系で、お肉のソースもデザートも
どちらかというと重めなのですが、日本にはない味だと家族から喜ばれました。
28日はローマへ。
この日から泊まるホテルはローマの日本大使館で働いている友人の紹介で選びました。
とても感じの良い、素敵なホテルでヴェネト通りにあり便利で
フロントの方達も親切で教えてくれた友人に感謝でした。
因みにホテル名は「アレクサンドラ」。おすすめです。
ホテル到着後は早速地下鉄でヴァチカン市国へ。
ホテル最寄りの駅からわずか4駅だったのですが私の母がスリに遭遇してしまいました!
そう混雑していないのに乗車した途端2人の少年と少女が私達家族4人の間を押す様に割ってきて
ヤバイと思って自分のかばんに気を付けていたらいきなり母が「と、盗られた!!」
その一言を聞いた途端、私は目の前にいる少女の腕をつかみ、彼女を動けなくしました。
そしてサイフを取り返そうと思って少女の手を見ましたが何もありません。
そうしたら母が「サイフを盗られて・・・盗られそうになったのよ」と言い出したので
弟と私で「え?!じゃあ盗られなかったの?盗られたの?どっち!!!」と怒鳴ったら
「と、と、盗られてません!!」と母。
私はその会話の間もずっと少女の腕をつかんだままで、
終まいにはその少女が何か文句を言い出して、逆ギレされまして。
そして次の駅で少年と少女は慌てて降りて行きました。
実はユーロの現金は私が全て持っていたので
母のサイフにはカードだけが入っていたのですが
それでももし盗られていたら大変な事になっているところでした。
それにしてもまさか自分の家族がそういう被害に遭いそうになるとは。。。
母も一瞬の出来事に動転してしまってつい「盗られた」と言うし。。
かばんのチャックを開けられてサイフが頭を出したところを母は気付き、
少女から取り返したんだそうです。はー危なかった。。
でも地下鉄に乗る前にスリに遭う練習を弟と母がしていたのが役に立ったそうな(^^;
皆さんも南イタリアへ行く際にはより一層ご注意を!
その日はヴァチカンのサン・ピエトロ寺院を見た後、弟の具合が悪くなり
タクシーに乗ってトレヴィの泉、「ローマの休日」で有名なスペイン階段を見てホテルへ。
夜は母とホテル周辺を散歩しました。
29日はサッカーローマ対ミランの試合のチケット入手の為、具合もまだ良くならないのに弟は
朝6時台からローマショップに並びに行った為、3人で午前中はコロッセオ、そこから馬車で真実の口へ。
コロッセオの入場料10ユーロはありえない~と思いました。。
この日は雨がお昼頃から強くなって、体も歩き疲れていたのでお昼寝。
夕方から弟もチケット入手に成功し具合も良くなったので皆でスペイン広場や
三位一体教会などずーっと散歩。おそらく5時間位歩いたのでしょうか。
へとへとになりました。
30日。いよいよ父と母は今日帰国です。
午前中は時間があったのでヴァチカン美術館へ出かけました。
この日は朝から雨だったせいかどうも人が集中してしまった様で入口から長蛇の列!
最後尾はなんとサン・ピエトロ寺院のある広場にまで達しており、入るまでに1時間15分、
中に入ってもそれはそれは沢山の人がいてびびりました。
私は2回目だからまだ良いけれど、もっとゆっくり見たかったです。。
そして午後2時に両親とお別れ。賑やかでうるさかったけど楽しかったなあ。
弟は1月8日までヨーロッパにいるので、二人でそれからテルミニ駅へ行きました。
弟とは今日から別行動。7日に再びイモラに来て8日に帰国です。
これで長くて短い家族旅行が終わりました。
考えてみれば10年ぶりの家族旅行。
今回は私が大体計画を立てたのですが楽しんで貰えたみたいで嬉しかったです。
30日の夜はローマの日本大使館員でホテルの紹介をしてくれた友人が泊まりに来ました。
急にうちに来る事になったのですが、久し振りに会えて嬉しかったです。
31日はその友人とボローニャへ行き、ショッピングやサント・ステファノ教会などを見ました。
その友人はローマの前はボローニャに住んでいたので色々詳しくて楽しかったです。
夜には駅周辺のある仮設スケート場で中学以来のスケートをしました。
そして年が明けました。
こちらの人は年が明けた瞬間に爆竹をならすのですが
31日から一日中、どこかしらで「ドーン」という爆音が響き渡りました。
1月1日になった途端、美しい花火が空に舞い、爆竹が鳴りました。
生憎、雨の中での年明けとなりましたが花火はとても綺麗でした。
爆竹はそれから明け方6時ごろまで断続的に続きました。。。
今年はどんな年になっていくのでしょう。
もっともっと、向上心と努力をもって歩いていきたいと思います。
…ところが。
早速家族の風邪をもらってダウン中なのでした。
(先が思いやられる…)
何はともあれ、今年もお世話になりますm(__)m

Written by yuko 2004.01.03 02:15 | No Comments

NATALE

は~~忙しい忙しい。
試験後は溜まっていた雑用や年賀状書きなどでおおわらわですが
家の中も片付けたりしているので非常に忙しいのでございまする。
というのも…
クリスマスイブに☆
家族が来ます!!
(一部の方のご期待に添えず失礼しました。なんつて(^^;)
何年振りでしょう、家族旅行なんて。
おそらく高3の夏に行ったハワイ旅行が最後だと思います。
どうしてこういう経緯になったかといいますと
うちの弟くん(大4)がなんとびっくり司法試験に合格しまして
来年から忙しくなりそうなので、その前に家族で旅行出来る最後のチャンスではないか…
と、急遽航空券の予約に走ったわけなのです。
飛行機は11月半ばの時点で年末年始ほとんど満席だったので
両親は残念ながら6日間と短いのですが、弟は1月8日までいます。
それにしても皆さん用意周到なんですね。年末年始の予約は夏前から入るそうです。。。
母はイモラは約1年振り、父と弟は初イモラです。
時期がクリスマスなので公共施設、お店など25,26日はお休みになってしまうので心配ですが
短期間ながらあちこち周ろうと思っています。
そうそう、試験直前にふらっとベルギーに初めて行って来たのですが
Pierre Marcoliniでチョコレートを買って帰りました。
めちゃくちゃおいしくて大事に大事に食べています。
それも家族に賞味して貰おうと思います。
ベルギーはビールの種類が非常に多いらしいです。
今回試した中ではKRIEKという赤ビールにはまってしまいました。
ベルギー、いい感じです。また遊びに行こうと思います。
それではみなさま、良いクリスマスを!!
BUON NATALE e FELICE ANNO NUOVO!!

Written by yuko 2003.12.24 08:05 | No Comments

卒業試験終了

昨日、今日と試験がありました。
毎年試験内容は同じなのですが最終学年の為、私にとっては卒業試験となります。
本来は初日がリサイタルプログラム、翌日が協奏曲を演奏するのですが
伴奏をしてくれる悠くんが昨日のお昼に帰国するため順序が逆になりました。
昨日はラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲を演奏しました。
朝の9時に演奏しなければならなかったので6時に起床して頭を起こし、
サイレントピアノでカタカタ練習してから学校に向かいました。
試験官はスカラ、マルガリウス、ペトルシャンスキー各教授。
演奏はテンポが速まってしまう箇所や
緊張のために腕の筋肉がうまく機能せずに弾き飛ばしてしまった箇所もあり反省点は色々とありましたが
とにかくこの難しい伴奏を弾ききってくれた悠君に感謝、感謝です。
今日の試験官はスカラ、ヴァレンティーニ、ペトルシャンスキー各教授。
リサイタルプログラムは下記の通りです。
金希文(台湾人の作曲家):ピアノソロのためのファンタジー
シューベルト:ソナタ イ短調 作品(遺作)164
シューベルト:12のドイツ風ワルツ「レントラー」 作品(遺作)171
プロコフィエフ:ソナタ第7番 作品83
<アンコール曲>
ショパン:エチュード 作品25―4
昨日の反省のお陰で今日の方がコントロールし易く、
特にレントラーワルツがわりと思った通りに演奏出来ました。
プロコフィエフは長年弾いて来た中では普通、でした。もっと弾けたと思うと悔しいのですが。
それにしてもこれが最後の試験、と思うとなんだか感傷的になりました。
先生方からも毎年必ずステップアップしてるからこれからも頑張れ!といわれましたが
98年から今までの学校生活を振り返ると非常に懐かしく、様々な事が起こった5年でした。
人を想う事で演奏が変わったこと
自分なりの練習法をみつけたこと
作曲家の気持ちと自分の気持ちがシンクロした瞬間
技術と精神力はこれからもより一層磨かなければいけませんが
日本で学んだ時はなんだか曖昧な意識で、ただ好きで弾いていたピアノが
ここにたったひとりで来れたことでもっと明確な意識を持って向かえたのは収穫でした。
本当はもっと若い時から今の様な心構えで臨んでいたらよかったのだけれど。。。
これからどうなっていくか、まだまだ先行きは不透明ですが
私の音楽がより確立されて、聴いて下さった人に何かを感じて頂けるような
そんな音楽家になれる様にこれからも精進していこうと思っています。
因みに、これで晴れて卒業が決まったわけですが
今秋から卒業できた人が進めるコース、というものが新設されてそれに入りました。
また、フォルテピアノ科は卒業まであと2年という事で暫くはこの生活は続きます。
なんだ、何も変わらないじゃないか、と思われると思いますが
まあ今日でとりあえず区切りがついた、というわけです。
夜は久し振りによく食べ、よく飲みました。
ゆっくり明日は休みたいところですが、明朝10時半フォルテピアノのレッスンがあります。
しかもまだ持っていく曲を決めていません。ぴーーーんち

Written by yuko 2003.12.20 08:59 | No Comments

本格的な寒さ到来

ホームページを開設してから早1ヶ月が経過しました。
沢山の方に見て頂いて嬉しい限りです。
試験が終わったらまたコンテンツを増やそうと思っています。
ところで皆さん「プライベートプロフィール」の存在には気が付かれましたでしょうか?
夏に講習会で知り合った友人がいて、彼は同じ学校の室内楽科に属していて
レッスンを受講しにドイツからやって来ました。
会うのは8月以来だったのでとても懐かしかった~。
本当は映画を見に行ったりするはずでしたが試験前でタイヘンな為、
僅かな時間しかお茶出来なくて残念でしたが元気そうでよかったです。
しかしやはり右腕に腱鞘炎再発。。。以前程ひどくはないのですが。
中学の時に痛めた所は完治しているのですが、前回痛めた所はまだのようです。
最近友人から教えて貰った塗り薬「アリビエート」を皆さんご存知でしょうか。
その友人のおばあさまが日本舞踊の家元で、痛めた時に愛用されているそうで
相撲力士やスポーツ選手も使用しているらしいです。
私は最近はバンテリンを愛用していたのですがアリビエートを試してみました。
アリビエートは痛い所に塗ってマッサージを続け、浸透してくると温かくなってきて
その効果はバンテリンよりもある気がします。
ニュージーランド製でお値段も少し高いですが、確かに良い製品だと思ったので
ただいまお取り寄せ中なり。
でもそんな事より痛めない奏法をみつけないとだめですよね。。
一日の練習時間が7時間、もしくは連続3時間を超えると痛みが出て来ます。
ただ、いつも間際にならないとそれだけの時間さらわないのも問題かも(^^;
急に練習時間が増えるから腕もびっくりしちゃうのかもしれませんね。。

Written by yuko 2003.12.10 08:55 | No Comments

もうすぐクリスマス

昨日からイモラの街はクリスマスのためのイルミネーションが点灯しました。
私のホームページのトップにある写真の様な感じです。
既にクリスマス商戦も始まっていてスーパーに行くと
所狭しとパネットーネが置いてありました。
これはクリスマスのお祝いで食べるいわばパンとケーキの間の様なお菓子で
卵をたっぷり使った甘いパンにレーズンやオレンジピールなどを混ぜて焼いたものです。
もともとはミラノが発祥の地らしいのですが今ではイタリア全土に広まっています。
クリスマスの時期になるとお菓子屋さんのショーウィンドウはパネットーネ一色になります。
今は日本でもきっと手に入るでしょうからもし見つけたら試してみて下さいね!
朝食に丁度良い感じです。
イタリアのクリスマスプレゼント事情についてですが
恋人や夫からは「赤い下着」を贈るのが伝統なのだそうで
この時期ランジェリー売り場は赤一色です。
スーパーの下着売り場も早速赤ばかり置いてありました。
さすが情熱の国。。。
クリスマスの前に試験、試験。。。

Written by yuko 2003.11.30 08:09 | No Comments