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Telecom Center Atrium Concert

昨日18日はテレコムセンターにて3台ピアノによる
アトリウムコンサートを開催させて頂きました。
ご来聴下さいました皆様、本当にありがとうございました!
気持ち良く、そして楽しく演奏させて頂きました。
時には私の勝手な注文に耳を傾けてくれた林さん・藤澤さん、
そんな私たちをまとめて下さった森山先生の本当に温かいお人柄とご指導、
支えて下さったB-tech Japanの藤野さん、ヤマハの桜井さん、
そして全作品をピアノ3台に編曲して下さった増田さんのお力、
なによりお聴き下さったお客様の温かい雰囲気のお陰で
この様な本番を無事終える事が出来ました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!!
さらに精進してまいりますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
余談ですが・・・
出演者の一人が強力な雨女でして
合わせを行った日は全て雨もしくは雪。。
最後の合わせの日は吹雪でした。
公演前夜遅くからは土砂降りの雨でどうなることかと思っておりましたら
晴れ男のヤマハの調律師桜井さんが当日加わったことにより
当日なんとか雨は降らずに済みました。
普段は私は晴れ女、指揮の森山先生と
もう一人の出演者も晴れ女ということでしたので
いかに雨女である出演者の力が強いか分かりますね。。(^^;
写真を知人が沢山、素敵に撮って下さいました。
公演中の様子をご紹介させて頂きます。
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そして我が家のカメラでも。
終演後に。
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次は21日に錦糸町にあります日本屋楽器さんの講座にてお話しを、
27日には同じく日本屋楽器さんのピアノフェスティヴァルで
江東文化センターにてゲスト演奏をさせて頂く予定です。
今度はソロの脳みそに頭を切り替えて頑張ります。
先日のブログの後編は近日中公開ということで。。しばしお待ちを!

Written by yuko 2011.02.20 12:38 | No Comments

traveling about to gain skill in combat 1

一昨日の東京の降雪にはびっくりしました。
18日公演のための合わせを終えて帰宅すべく
最寄り駅に降り立つとそこはまさに白銀の世界!
14feb2011
翌朝はティアラを庭に出してみました。
不思議な顔で雪のにおいをかぎ、投げては消えて行く雪玉にびっくりしていました。
tiara15feb2011
さて、随分ご無沙汰してしまいましたが
イタリア・フランス滞在記を。。。
1月21日
フランクフルト経由でイタリアはボローニャへ。
全日空の機体は初めて乗る最新機種、機内は快適な上に空いていたので
4席使って横になって眠ることが出来ました。
フランクフルトでは5時間待ちのスケジュールでしたが
Wi-Fiスポットがあり、無料で日本や他国の友人と
iPhoneを使ってスカイプで話したりしていましたらあっという間に時間が過ぎました。
本当に便利な世の中になったものだと実感。
ボローニャに着くと友人夫妻がわざわざ空港まで迎えに来てくれました。
夜も更けていたとはいえ、寒さにちょっとびっくりしました。
1月22日
午前中は友人の練習室で練習をさせて頂き、
午後からペトルシャンスキー先生のレッスン。
チャイコフスキーのピアノ協奏曲1番の1楽章をみて頂く。
運指法を含め細部までこれぞロシア!という構造が
先生の腕にかかると更に濃くなっていきます。
自分の力不足を改めて痛感し、落ち込みながらも時間が過ぎて行きました。
レッスン後はボローニャの中心をウィンドウショッピング。
歩き疲れてImpero Cafeへ。こちらのひとくちサイズのケーキは現地でも大人気で
イモラに住んでいた時にもボローニャに行くとよく食べました。
お店の雰囲気はこんな感じです。
imperocafe22jan2011
そして友人夫妻と合流して、夜は要予約のピッツェリアへ。
面白いネーミングのピッツァ「Segreta(伊語:秘密)」というのがあり興味を持ち注文、
出てきたのがこちらのピッツァです。
pizzasegreta22jan2011
半分は普通のピッツァ、もう半分はカルツォーネになっていました!
(カルツォーネとはピッツァの生地を丸めて、
中にチーズなどの具が入っているもののことです。)
美味しく頂きましたが余りのボリュームに完食とは行かなかったのが心残りです。
その後ジェラートやさんに行き、久し振りにイタリアのアイスを頂き大満足。
1月23日
朝からマイナス気温。
午前中にペトルシャンスキー先生のレッスン。
協奏曲の残りと、スカルラッティのソナタ3曲、ラフマニノフの「鐘」を持っていく。
チャイコフスキーは少し光が見えてきた感じ。
午後は友人夫妻とボローニャとイモラの間にあるアウトレット
Castel Guelfo di Bolognaへ。
寒さ対策も兼ねて帽子、そしてサンプルセールの一点物のパンプスを購入。
店舗数も多く、結局約3時間アウトレットにいました(^^;
その後イモラへ行き、この秋から留学が始まったイモラの後輩ピアニスト
松本夏美さんのお宅へ。
このお宅が以前私が住んでいた同じアパート(の別の階)だったので
是非もう一度中に入りたくてお願いしてしまいました。
階は違うとはいえ、白い壁や鍵の感じは同じで、とても懐かしくなりました。
夜は時計台から駅にのびるAppia通りにあるレストランで
海の幸のスパゲッティspaghetti allo scoglioを頂きました。
alloscoglio23jan2011
1月24日
午後14時15分パリ・シャルルドゴール空港に到着。
この秋から再びパリにてコレぺティの勉強で留学している
桐朋の先輩ピアニスト小泉亜希子さんのお宅のピアノをお借りするため
授業中の彼女を訪ねにかつての母校エコールノルマル音楽院へ。
久し振りに会う彼女はとっても充実している表情。
お宅の鍵を受け取り学校をあとにしようと思ったらヴァイオリンの友人とばったり再会!
実は今回の渡欧は急に決めたので、数人の友人にしか連絡していなかったので
フランス人らしく素晴らしいリアクションでとても驚いてくれました(笑)。
1月25日
知人宅のクラヴィノーヴァで練習させて頂いていたところ、突然電源が切れる。。
あのリヒテルも触ったという貴重(?)な物が壊れてしまいました。。
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、ルイサダ先生のレッスンに向かう。
先生も愛犬ブギーも元気そう。
レッスンは相変わらずの細かさ。
先生は美しさにこだわるのですが、ロシア作品の場合は美しいだけではなく
時にはあくの強さが大事だったりします。
その辺りの世界観にチャイコフスキーに関しては差があり、しばしば議論しました。
でもお陰で、どうすれば先生の様に美しくお洒落に表現出来るのかが分かり
とてもためになりました。
音の出し方についてはいつも脱帽。
早く自分もその様な音がすぐに出せると良いなと思いました。
1月26日
午前中は8区のジャックマール・アンドレ美術館へ。
アンドレ夫妻のコレクションの数々が、素晴らしい邸宅に展示してあり
お部屋そのものが作品を展示するためにデザインされているので
家具に至るまで全ての物がマッチしていました。
勿論、財がなければ達成出来ないわけですが
その徹底した美的感覚は学ぶことも多々ありました。
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お昼はコルトーホールで法貴彩子ちゃんのリサイタルを拝聴。
素晴らしい演奏で刺激を受けました。特にバルトークの世界が素晴らしかったです!
終演後は日本からいらしていたご両親にもご挨拶させて頂きました。
午後からヤマハで練習させて頂く。
夜はお世話になっている知人宅にて友人たちも呼んで鍋を囲む。
パリに住んでいた時からよく集まっていた友人たちとの時間は
本当に何物にも代え難い幸せ。
1月27日
午前はヤマハで練習、その後法貴彩子ちゃんのお宅で練習させて頂く。
夜はオペラ座(ガルニエ)にてヘンデルのオペラ「ジュリオ・チェーザレ」を観劇。
ただ、観劇に至るまでにはちょっとした紆余曲折がありました。。
実はこのチケットを友人が私が来る前に買ってくれていて
当日チケットを受け取るはずだったのですが、
友人の家の鍵が出かけるため施錠した際に鍵穴の中で折れてしまう
というあり得ないトラブルが起こり、その為友人は鍵の修理で家を出られず
私が友人宅に行くには時間が遅く、当日券を買おうと思っていたところ完売、
さてどうしましょう・・・と思っていたところにダフ屋が話しかけてきました。
ダフ屋「80ユーロのチケットあるよ」
チケットを見ると25ユーロのチケットと書いてあり、明らかに値段が高すぎです。
私「これ25ユーロのチケットですよね。高すぎます」
ダフ屋「じゃあ45ユーロ」
私「・・・・・・」
ダフ屋「40ユーロ」
私「・・・・・・」
ダフ屋「35ユーロ」
私「30ユーロで!」
交渉成立。これが開演5分前の出来事でした。
生まれて初めてダフ屋からチケットを、おまけに値段交渉までしてしまいました。。
毎度おなじみ、シャガールによるオペラ座天井画です。
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肝心のオペラはというと。。。
まずとにかく長かった。。20分休憩を2度挟んで3時間20分の舞台。
エマニュエル・アイム女史がチェンバロ弾き振りで情熱的に引っ張っておられ
演奏や舞台装置は素晴らしかったのですが、
衣装や演出に私は違和感を感じました。
あのクレオパトラの衣装の意味はどこにあるのでしょう。。。
何よりナタリー・デセイのキャンセルは残念でした。
でも、古き佳きものと革新的なものの融合は感じられ
色々と考えるきっかけとなったという意味では大変有意義な時間となりました。
キャストは以下の通り。
Lawrence Zazzo …Giulio Cesare
Varduhi Abrahamyan …Cornelia
Isabel Leonard …Sesto
Jane Archibald …Cleopatra
Christophe Dumaux …Tolomeo
Nathan Berg …Achilla
Dominique Visse …Nireno
Aimery Lefevre …Curio
Emmanuelle Haim …Direction musicale
Laurent Pelly …Mise en scene et costumes
Chantal Thomas …Decors
Joel Adam …Lumieres
Agathe Melinand …Dramaturgie et collaboration a la mise en scene
Alessandro Di Stefano …Chef du Chœur
デセイ女史、その後出演した日もあったみたいです。
youtubeで一部視聴可能のようです。

1月28日
午前中はヤマハで練習、午後はプランタン内のラデュレで小泉亜希子さんとお茶。
実は前回会ったのもパリだったような。。。
楽しいひとときでした♪
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夜はオレイニチャク氏の日本での演奏会を企画しておられる正木佳子さんと
Georges-Operaにてディナー。
久し振りの再会を喜びました。
頂いたお料理の数々をご紹介。
写真が食べ物ばかりですがご容赦下さいませ。。
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こちらのレストランにはハイブリッドピアノが置いてあり、
ジャズなどの生演奏も楽しめるそうなのですが
美味しく頂いたあとは、なぜか私も1曲弾くことに。。。
バッハ=ジロティのプレリュードを演奏しました。
長くなりましたので後編に続きます。。。

Written by yuko 2011.02.16 11:04 | No Comments

The year of rabbit

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寒中お見舞い申し上げます。
毎日本当に寒いですね。
我が家の池にも氷が張り、鯉たちの姿も心なしか寒そうです。。
そして、2011年2月がもうすぐそこまで来ていますね。
大変遅いご挨拶となりましたが…本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます!
新年明けて早々、ほとんど引きこもりで練習をしております。
そんなさなか、カワイ表参道リニューアル5周年
記念祝賀会に参加させて頂きました。
5年振りにお会いする方、そして旧友との再会もあり
とても楽しいひとときでした。
昨年11月25日にカワイ表参道にて開催させて頂きましたコンサート評が
音楽現代2月号140ページに掲載されました。
機会がありましたら、書店などでご笑覧頂けたら嬉しいです。
今年の演奏予定をちょっと挙げてみたいと思います。
・2011年2月18日(金) 12時05分~13時
  東京 テレコムセンター アトリウムコンサート 入場無料
      共演:藤澤学美(Pf)、林貴美子(Pf)、指揮・森山崇
   チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 他
・2011年2月27日(日)
  東京 江東区文化センター ゲスト演奏
・2011年6月2日(木) ランチタイムコンサート
  名古屋 宗次ホール 共演:大熊径(Sop.)
・2011年6月3日(金) 19時Open 20時開演 
  JSOクラシックスペシャルライブ
  大阪 サロン・ドゥ・アヴェンヌ
・2011年6月27日(月)19時開演
  東京 カワイ表参道 リサイタル 
      シリーズ 《ココロノヒビキ vol.2》
…という感じになっております。
今年も様々なところで演奏させて頂けたらと思っておりますので
タイミングが合いましたら是非、ご来聴頂けたら嬉しく存じます。
明日(というかもう今日ですね。。。)21日より渡欧してまいります。
まずはイタリアはボローニャへ、そしてパリへ移り2月3日に帰国予定です。
今回は自分のPCを持って行きませんので
メールなど頂いた場合、いつもよりご連絡が遅くなってしまう可能性があります。
何卒よろしくお願い申し上げます。
それでは行って参ります!
皆様風邪などお召しになりませんように!!

Written by yuko 2011.01.21 11:40 | No Comments

Best wishes for 2011

あと数時間で2010年も終わりますね。
毎年思うことですが、今年も1年経過するのがとても早く感じました。
それは良いことなのか、果たして…?!
年が明けないうちに書き残したことを書こうと思います。
ちょっと遡りますが11/25のカワイ表参道でのリサイタル後から
最近までのことです。。。
11月27日
2度ほど共演させて頂いている霞ヶ関フィルハーモニー管弦楽団の
団長の結婚式でシェ松尾青山サロンへ。
お料理も素晴らしかったですが、
何よりお二人の柔らかい笑顔が素敵な式でした。
お祝いの気持ちを込めて
ショパンの子犬のワルツ、そしてシューマン=リストの献呈を
アンティークピアノのように装飾されたスタインウェイの
珍しいピアノで演奏させて頂きました。
本当におめでとうございます!!末永くお幸せに☆
12月1日
ルイサダ先生の芸術劇場でのリサイタルを拝聴。
最初から最後までとにかく素晴らしかったです。
特にダヴィッド同盟は心に残りました。
終演後のサイン会も長蛇の列で先生の人気の高さを改めて実感。
その後、イタリアンでのお食事に混ぜて頂き
門下の方々との再会も嬉しく、終電を逃してしまいました。。
12月2日
帝国ホテルにてポーランド大使館主催
「ショパン生誕200年記念グランドレセプション」に出席。
アルゲリッチさん、マイスキーさん、中村紘子先生、海老彰子さん、
小曽根真さん、井上道義さんなど、豪華な顔ぶれの中を
今年のショパンコンクールの覇者アヴデーエワさんが
ノクターンと英雄ポロネーズを演奏されました。
恩師でもある有賀和子先生もいらっしゃったり、
久し振りに会う友人も沢山おり、楽しく光栄なひとときでした。
12月3日
骨折や腱鞘炎などトラブルが起きた時に大変お世話になっている
小守スポーツマッサージ療院にてメンテナンス。
この5月の怪我からずっとしゃかりきになって練習していたようで
多少、鎖骨から肘にかけて無理していたようです。
ひどくなる前に診て頂いて助かりました。
12月4日
毎年お邪魔させて頂いている
ソニーピアノの会の忘年会で品川にある中華「絵芙」へ。
皆様の盛り沢山の企画に感服。
TOEICをもじって「TOEPIC」というテストもあり楽しかったです。
純粋に音楽を楽しむ感覚って良いなあと改めて思いました。
忘れずにいたい気持ちです。
ラフマニノフの前奏曲「鐘」、ラヴェルの道化師の朝の歌、
ショパンのバラード2番を弾かせて頂きました。
ソニーピアノの会の皆様、ありがとうございました!!
12月9日
オーケストラに乗っていた友人のお陰で
東京オペラシティコンサートホールでの
ルイサダ先生ソリスト、宮本文昭氏指揮
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の
演奏会を拝聴。
先生ソロのブラームスのピアノ協奏曲は
スリリングな熱演でした。
色彩感覚に脱帽。。指揮者との合わせ方など大変勉強になりました。
終演後に先生と撮った1枚です。
先生は初めてオペラシティで演奏されたそうで
その響きの良さにすっかり魅了されてしまったそうです。
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12月14日
山野楽器での打ち合わせで銀座へ。
帰りに銀座三越限定のプリンクーヘンを購入。
プリンとバウムクーヘンの丁度間のようなお菓子で
先日頂いてからすっかりはまってしまいました♪
12月15日
東京文化会館での日本モーツァルト協会例会を拝聴。
深沢亮子先生と野原みどりさんのデュオリサイタルでした。
モーツァルト=グリーグの幻想曲K475などの
大変珍しいデュオの作品と、
おなじみの2台ピアノのためのソナタなどを演奏されました。
みどりさんの繊細な音の粒がとても流麗でした。
また、なんといっても亮子先生の
豊かなまるい音の出し方には改めて驚きました。
アンコールには連弾もあり、大変楽しい一夜でした。
12月16日
白金高輪のB-tech Japanスタジオにて
オーバーホールされたベーゼンドルファー・
インペリアルの弾きこみへ。
普段なかなか弾く機会がないピアノですので
その音色を楽しみながら弾きこみをさせて頂きました。
12月19日
母が主宰するピアノ教室の発表会が成城ホールにてありました。
成城ホールはかつての砧区民会館が改修工事を終え、
名前を変えてオープンしたホールなのですが
スタインウェイのピアノは新品で
まだまだまっさらな状態でしたが、
良い音でしたので、これからが楽しみな楽器だと思います。
私はほとんど母の手伝い状態でしたが
生徒さんの素敵な演奏に自分の子供の頃を重ねて
じーんとなりました。
そして、改めて母の教師としての姿に感服。
私もあんな風に音楽の素晴らしさを伝えていけたら
良いなあと思いました。
ラフマニノフのショパンの主題による変奏曲から
主題~第10変奏、リストの愛の夢第3番を演奏させて頂きました。
19dec2010
12月20日
日本・ロシア音楽家協会の忘年会で渋谷のロゴツキー(ロシア料理)へ。
池辺晋一郎先生、フルート&リコーダー奏者の吉澤実さん、
日本演奏連盟専務理事の金山茂人さん、JMLセミナーの高橋禮子先生、
作曲の中島克磨先生、そして寺西昭子先生、有賀和子先生。。。
沢山の方とお目にかかり貴重なお話を伺うことが出来ました。
ロシア料理はパリで食べて以来2回目でしたが
とても美味しかったです。
12月26日
毎年私が幹事を務めさせて頂いている
音楽家の友人を集めた忘年会で新宿3丁目にあるイタリアンIl Bacaroへ。
沢山の友人に会えて楽しいひとときでした。
12月27日
深沢亮子先生の門下生によるおさらい会&忘年会で
浜松町のコトブキD.I.センターへ。
聴きに伺うつもりが飛び入り演奏することに。。
ショパンのバラード第2番を演奏させて頂きました。
忘年会は化学調味料不使用の中華のお店へ。
とても体に優しく、しかも美味しかったです。
紹興酒を久し振りに頂きました。
先生や後援会の皆様、そして門下の方々と語らい
楽しい一夜でした。
12月29日
来年2/18にお台場の先にありますテレコムセンターにて
3台ピアノでの演奏会を開催させて頂く予定なのですが
その演奏会に向けての合わせがヤマハ銀座店別館にてありました。
なかなか3台もピアノがある場所がないので大変助かります。
おまけに素晴らしい状態のフルコンサートピアノばかり…贅沢ですね。
なかでも、今年発表されたCFXのピアノは素晴らしいポテンシャル。
共演の藤澤学美さん、林貴美子さんとはパリで知り合い、
全員ムニエ先生の門下だったということがきっかけで
仲良くなりました。
気心知れた仲間とのアンサンブルが今から楽しみです。
演奏会は平日・金曜日のお昼という時間帯ですが
入場無料ですので、お時間ありましたらお聴き頂けたら嬉しいです。
因みにグリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番を演奏させて頂く予定です。
11/25の公演の様子がカワイ音楽振興会のWEBよりご覧頂けます。
http://kawai-kmf.com/concert-info/2010/11.25/report/
よろしかったらご笑覧頂けたら嬉しいです。
来年もこのままのスタンスで様々なことに挑戦していこうと思っております。
どうぞ皆様、健やかで素晴らしい新年をお迎え下さいませ!!

Written by yuko 2011.01.01 01:49 | No Comments

23th of December, at Yamano-gakki

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昨日23日は銀座山野楽器本店7階Jam Spotにて
「ピアノ名曲コンサート」を開催させて頂きました。
小さいお子さんも沢山いらして頂いたのですが
休憩なしにも関わらず、ずっと静かに聴いて下さいました。
また、終演後には素敵な一輪差しのバラを
小さな女の子から頂き、とても嬉しかったです!
お話を交えながら下記の作品を演奏いたしました。
ショパン:幻想即興曲
     バラード第2番
バッハ=ジロティ:プレリュード
ラフマニノフ:プレリュード「鐘」
       ショパンの主題による変奏曲より 主題~第10変奏
リスト:愛の夢 第3番
ラヴェル:鏡より 道化師の朝の歌
シューマン:子供の情景より トロイメライ
ショパン:小犬のワルツ
本当に名曲ばかりでしたが、その魅力をお伝え出来ればと思い
魂を込めて演奏させて頂きました。
ご来聴下さった皆様、山野楽器の皆様、
レグルスの吉岡様、ヤマハの前田様、伊藤様…
本当にありがとうございました!!
終演後はものすごい人混みの中を歩き、文明堂カフェで寛ぎ
そして夜は「銀座でワイン。」という面白い名前のお店で食事を。
ワインもおいしく、とても楽しいひとときでした。
もうすぐクリスマスですね。
どうぞ皆様、素敵なクリスマスをお迎え下さいませ!
Buon Natale!! Joyeux Noel!!

Written by yuko 2010.12.25 02:15 | No Comments

12th of December, at Yamaha Ikebukuro

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昨日はヤマハ池袋店にて
ミニコンサート&ワンポイントレッスンを開催させて頂きました。
師走のお忙しいなか、沢山の方に聴いて頂き
またCDもご購入頂きまして
本当にありがとうございました!!
トークと共に演奏させて頂いたのは下記の作品です。
ショパン:バラード第2番
シューマン:トロイメライ
ラフマニノフ:前奏曲 作品3-2 「鐘」
ラヴェル:道化師の朝の歌
アンコールは実は用意しておらず、
(ラフマ二ノフの「鐘」がアンコールのつもりだったのですが
最後に弾くと暗い印象になってしまうかと思い、途中に入れました)
司会の坂田さんより「アンコールは…?」の無茶ぶりがありまして(^^;
ショパンの幻想即興曲を演奏させて頂きました。
5月にも同様のイベントを開催させて頂いたのですが
その時は4日前の骨折でお客様にもご心配をおかけしてしまいました。
その時にお聴き頂き、今回もまた再度お越し下さった方々がいらして
アンケート用紙に「今回は骨折されてなくてよかったです」
とお書き頂いたのを読んだ時は嬉しいやら恥ずかしいやら。。。
ヤマハの皆様にも到着早々「今日は折れてない?!」と尋ねられ
改めて自分の「うっかり」具合に恥ずかしくなりました。
そんなわけで、今回は万全の体で、しっかり音量も
ピアニッシモからフォルティッシモまで出せました。
私の拙いトークに耳を傾けて下さり
温かく見守って下さった皆様に深く感謝申し上げます。
また、いつもお聴き下さる皆様、
そして友人ピアニストで9月に同様のイベントをされた大嶺未来さん、
高校の同期のピアニスト加納愛実さん、
浜松国際ピアノアカデミーでご一緒して以来
ずっとお世話になっているピアニスト三木俊宏さん、
この夏にサルデーニャ島で知り合ったソプラノ歌手の臼井彩子さん、
調律して下さった新井篤さん、スタッフの皆様…
本当にありがとうございました!!
午後は小学生から大人の方までレッスンさせて頂きました。
受講生の皆様がそれぞれの世界を持って演奏している姿は
私にとっても勉強になりました。
今後も自分なりの表現で音楽と親しんで頂けたらと思います。
夜は久し振りに世田谷代田にあるイタリアン「BEVIAMOCI SU!」へ。
Ottimo!(伊語で「美味しい」の最上級の意)でした。
次は23日(木・祝)に銀座山野楽器にてピアノ名曲コンサートに出演させて頂きます。
こちらの演奏会は告知後5日でほとんど席がいっぱいになってしまったそうで
現在はキャンセル待ちとなっているそうですが、
作って頂いたチラシが素敵なのでちょっとご紹介させて下さい。
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次もトークと共に演奏をさせて頂きます。
はりきって頑張りたいと思います!

Written by yuko 2010.12.14 01:07 | No Comments

25th of November, at Kawai Omotesando

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昨日は満席のお客様の和やかな雰囲気に包まれて
カワイ表参道にてリサイタルシリーズ
ココロノヒビキ Vol.1》を開催させて頂きました。
ご来聴下さいました皆様、本当にありがとうございました!!!
フォルテピアノの響きを現代ピアノに置き換えて 
繊細な装飾音とメロディが印象的なハイドンのソナタ、  
じんわりと心に沁み入るシューベルトの世界、 
日本初演となるボルトキエヴィチの優しく 
時に激しく メランコリックな作品、 
そして美しいメロディーと破壊的な不協和音の対比が特徴的なバーバーのソナタでは
ピアノの弦が切れるという大変珍しいハプニングがありましたが
それぞれの作品の想いや音色を
心をこめて演奏させて頂けましたことを心から感謝しております。
より一層精進して参りますので
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
それにしても貴重な経験をしました。
調律の伊藤公一さんに弦を張り替えて頂いていた約10分間は
想像していたよりとても長く感じて
演奏を再開した時はまるで第1部、第2部を終えて
これから第3部が始まるような錯覚を覚えました。
終演時間も大分遅れてしまいましたが
最後までお聴き頂き、本当に嬉しかったです。
アンコールにはバッハ=ジロティのプレリュードと
シューベルト=リストの献呈を演奏させて頂きました。
シリーズ第2回は2011年6月27日(月)19時より
同サロンにて開催させて頂く予定です。
この日はフランスでの恩師ジェルメーヌ・ムニエ先生の命日でもあり
先生への追悼の念をこめてショパンの作品を中心に演奏させて頂く予定です。
また皆様と素敵な音楽に触れるひとときを楽しめる日を楽しみにしております!

Written by yuko 2010.11.27 03:12 | No Comments

After arriving in Japan…

さて、欧州から帰国すると
疲れからなのか夏前からあった胃痛が悪化してしまい
外食は出来ず、ひどい時は電車に乗るだけで吐き気が。。。
重い腰を上げて病院へ行くと、
処方された薬が体に合わず薬疹が出てしまう始末。
色々と大変でしたが、家族の支えのおかげで
漸く外食が出来そうなところまで回復しました。
忘年会シーズンに向けてバッチリ治したいと思います。
この2ヶ月の間に拝聴した演奏会を箇条書きにしてみます。(敬称略)
・9月30日 深沢亮子 共演:堤剛(チェロ)、恵藤久美子(ヴァイオリン)
・10月2日 霞ヶ関フィルハーモニー管弦楽団
・10月27日 三木俊宏
・11月14日 田中麗子(ピアノ)&広瀬悦子(ヴァイオリン)
本当はもっと多くの友人たちの演奏会に足を運ぶ予定でしたが
体調のせいで伺えなかったのは本当に残念でした。
深沢先生の演奏会は室内楽が主でしたが、バランスも音色もとても素敵でした!
霞ヶ関フィルの皆様とは過去2回、共演させて頂きましたが
ものすごいスピードで進化を遂げられて、聴き応え十分でした。
浜松国際ピアノアカデミーからの友人ピアニスト三木さんの演奏は
こだわりにこだわったオールショパンプログラムで
三木さんの思い入れが音にそのまま乗っていて素敵でした。
田中麗子先生は筆名・雨宮さくらというお名前で音楽誌でもご活躍ですが
この日は渋谷に新しく21日にオープンするさくらホールの内覧会で
ソロにデュオにトークにと大活躍。本当に多才な音楽家だなあと感服しました。
広瀬悦子さんのヴァイオリンはアマティだそうで
非常に豪華なひとときでした。
10月23日には知人のアマチュアピアニストが中心となって
ショパン生誕200年を記念にピアノソロ全曲コンサートを企画。
「Le joue de Chopin(ショパンの1日)」というタイトルで
しっかりとした素晴らしい組織で創り上げており
プロ・アマチュア122名が出演するという壮大なプログラムで
友人も多く出演するので、当初私は拝聴する予定だったのですが
ツイッターで演奏会当日の朝、幻想即興曲を演奏する方がキャンセルと知り、
全曲演奏を目指しているのを知っていたので知人に連絡し
急遽演奏することになりました。
5月以来弾いていなかった幻想即興曲が
練習なしで暗譜で果たして弾けるのか、自分への挑戦にもなりましたが
温かい雰囲気のなかで演奏させて頂けたことがとても嬉しかったです。
この演奏会のウェブサイトは下記の通り。
企画・運営も素晴らしく、とても勉強になりました。
http://chopin200.jp/
11月12日には私にとっては初めての大阪公演が
サロン・ドゥ・アヴェンヌにてありました。
自分のカメラで写真を1枚も撮らなかったもので
いらして下さった知人の方が撮って下さったものをご紹介。
avene
当日は下記のプログラムを素敵な音色のベーゼンドルファーで
演奏させて頂きました。
第一部
 シューベルト:4つの即興曲 D899 作品90
第二部
 ボルトキエヴィチ:嘆きと慰め
 バーバー:ピアノソナタ
アンコールも2曲、演奏させて頂きました。
足をお運び下さった皆様、本当にありがとうございました!!
初めての大阪、初めてのサロン、初めてのシチュエーション
・・・と初めてづくしの本番でしたが
皆様のアットホームで温かい雰囲気に包まれて
集中して演奏させて頂けましたこと、心より感謝申し上げます。
また、通常の演奏会とは異なり、お客様ひとりひとりとお話させて頂き
直接お会い出来たこともとても嬉しかったです。
まだ時期は未定ですが来年にもまた演奏させて頂けることとなりました!
更に精進してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
翌13日は名古屋に寄ってから東京に戻りました。
名古屋ではこの夏にサルデーニャ島で知り合った友人と再会、
更にはイモラで10年前に会って以来の料理の友人がやっているイタリアンに行き
久し振りの再会を果たし、お料理も美味しく頂いて来ました。
お店の名前は「イタリッチ」といい、NHKセンタービル近くにあります。
頂いたお料理をご紹介します。
近江牛のカルパッチョ
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パスタ
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クレームブリュレ
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連絡もせず突然訪れて、「覚えているかしら…?」という位ご無沙汰だったのですが
しっかり覚えていてくれて嬉しかったです。
何もかもがとても美味しかったです。ご馳走さまでした!!
<お店情報>
レストラン イタリッチ
住所 名古屋市東区東桜1-8-10
電話 052-951-0019
日曜定休
いよいよカワイ表参道でのリサイタルが近付いてまいりました。
ありがたいことに11月17日の日本経済新聞の夕刊
9面音楽ガイドにも演奏会情報が掲載されました。
実はここでひとつ訂正させて頂きたいことがございます。
今回が第1回を迎える全5回のシリーズなのですが
これまで皆様にはシリーズタイトルを「ID (Identity) 故郷へ馳せる想い」と
お知らせさせておりましたが、タイトル名が長いことや
パッとイメージがわき難いにではないかということで悩んでいたところ
私が初めてリサイタルをさせて頂いた時から大変お世話になっている
音楽ジャーナリストの上田弘子さんが
このたび素敵なタイトルを考えて下さいました。
そのタイトルがこちら!
<ココロノヒビキ Vol.1>
というわけで、シリーズタイトルが変わりましたことを
ここにお知らせさせて頂きます。
今のところ当日券も若干あるようなので
お仕事帰りにふらりと表参道にいらして頂けたら嬉しいです。
それでは25日にお目にかかれますことを楽しみにしております!

Written by yuko 2010.11.22 02:34 | No Comments

Concert info of my friends

今月・来月と私も含め、私の友人たちの演奏会が目白押しなので
ここで皆様にもご紹介したいと思います。
ご興味がお有りの方はそれぞれのお問い合わせ先までどうぞよろしくお願い申し上げます。
◆11月20日(土)15時開演 
山本貴志ピアノリサイタル
 トッパンホール 全席指定¥4500
 お問い合わせ:コンサートイマジン 03-3235-3777
 オール・ショパン・プログラム 
 ノクターン 第9番 ロ長調 作品32-1 
 4つのマズルカ 作品24  
 ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35 「葬送」
 ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調 作品44   
 舟歌 嬰ヘ長調 作品60  
 幻想ポロネーズ 第7番 変イ長調 作品61  
◆11月21日(日)14時開演 
ランピッドトリオ
 ピアノ:津嶋啓一 ヴァイオリン:瀬崎明日香 noch deelnemen aan Online Casino チェロ:渡邉方子
 古賀政男音楽博物館(小田急線代々木上原徒歩3分)
 お問い合わせ:津嶋啓一公式サイト http://www.tt-mp.com/tsushima_keiichi/
 
 R・シューマン:ピアノトリオ第1番
 C・シューマン:ピアノトリオ第1番 ほか
◆11月21日(日)18時開演 
安嶋健太郎ピアノリサイタル
 王子ホール 全席自由 一般¥3500 学生¥2500
 お問い合わせ:コジマ・コンサートマネジメント 03-6379-3733
 シューマン:ショパンのノクターンの主題による変奏曲
       クライスレリアーナ 作品16
 ショパン:バラード全4曲
◆12月11日(土)14時開演 演連コンサート226
小林えりピアノリサイタル
 東京文化会館小ホール 全席自由¥2500
 お問い合わせ:小林 fortuna_fiore@yahoo.co.jp
 
 モーツァルト:ソナタ第1番 ハ長調 K.279
 ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 作品42
 シューベルト:3つのピアノ曲 D946
 プロコフィエフ:ピアノソナタ第2番 ニ短調 作品12
◆12月18日(土)18時開演
泉ゆりのピアノリサイタル
 トッパンホール 全席自由¥3500
 お問い合わせ:デュオジャパン 03-5428-0571
 シューベルト:即興曲 作品142
 チャイコフスキー=プレトニョフ編:くるみ割り人形
 シューベルト=リストより
 シューベルト:ピアノソナタ第18番ト長調「幻想」

Written by yuko 2010.11.19 08:40 | No Comments

Budapest 17-18th, Paris 19-24th, Bologna 25th, Paris 26th, Tokyo 28th of September

時は既に11月も半ばを過ぎましたが。。。
遡って残りの9月後半の欧州滞在日記を書きたいと思います。
9月17日
夜ハンガリーはブダペスト・フェリヘジ空港に到着。
高校の同級生の森京子さんが迎えに来てくれる。
彼女のアパートは国立オペラ劇場近くの中心地。
地下鉄1番線の車両や駅構内がレトロでかわいいなあと思っていたら
ヨーロッパで2番目に古い地下鉄の線だそうです。1896年に開通。
ドナウ川に浮かぶ船上レストランSpoonにてディナー。
夜景もとっても素敵だし、ハンガリー名産フォワグラとグヤーシュも美味!
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高校の同級生ピアニスト森京子さんと
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レストラン外観
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メトロのオペラ駅構内
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お店を出た後はドナウ川沿いをゆっくり散歩して、
リスト音楽院近くのカフェで
昨夏ペルチャッハで会った韓国人チェリストHosungくんも合流、
1年振りの再会にトカイワインで乾杯しました。
9月18日
晴れて観光日和。オペラ劇場の前の通りでは出店が沢山で楽しそう!
出店。人形劇かな?
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でもまずは主要なところを周ろうということで地下鉄・バスに乗って
下記の順路で観光。
王宮→マーチャーシュ教会→漁夫の砦→聖イシュトヴァーンの騎馬像→
三位一体広場→王宮美術館→くさり橋→聖イシュトヴァーン大聖堂
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マーチャーシュ教会
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王宮美術館付近
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王宮からの眺めが素晴らしく、教会内部は欧州というよりは
どこかトルコやアジアの装飾や色合い、雰囲気を感じ
とても気に入りました。
王宮美術館ではリストの顔だけの彫像やシューベルトの肖像画がありました。
中世から現代までのハンガリー美術の数々が展示されており、
とても興味深かったです。
聖イシュトヴァーン教会では聖イシュトヴァーンの右手のミイラが展示、
ただどうしてこれが聖イシュトヴァーンの右手と分かったのかは不明なので
特別な感情は湧きませんでした。無宗教だと縁遠いですね。。
展望台にも行き、高さ96メートルからの眺めはとても気持ち良かったです。
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イシュトヴァーン教会内部
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展望台からの眺め
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その後オペラ劇場周辺の出店をあちこち見ました。
ソーセージや野菜、そしてビールを青空の下で食べるとまた格別!
オペラ劇場
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9月19日
国会議事堂→バルトーク記念館→エルジェーベト橋→ゲッレールトの丘→
ツィタデッラ(要塞)→聖ゲッレールト・モニュメント→自由橋
国会議事堂
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朝食をおしゃれなカフェでクロワッサン+コーヒーで頂き
トラムやバスを乗り継ぎ郊外にあるバルトーク記念館へ。
私にとっては同じ誕生日の偉大な作曲家なので
是非訪れたいと思っていました。
館内には遺品も数多くあり、なかにはタバコの吸い殻まで!
最後の作品となったピアノ協奏曲第3番の自筆譜の一部が
布のような生地に印刷されていて、ついつい凝視してしまいました。
実際に彼が使っていたピアノや民謡を収集する際に使っていた録音機、
その民謡に使われていた特別な楽器なども展示されており
それを大変丁寧に説明して下さる方がいらっしゃり
本当に有意義な時間となりました。
バルトーク記念館入口
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玄関前の中庭
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記念館外観
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記念館内部
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民謡に使われた楽器
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ピアノ協奏曲第3番の自筆譜
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そしてゲッレールトの丘へ。
丘の頂上まで歩いたのですが、これがちょっとした登山でした。
(後にガイドブックを見て知ったのですが標高235メートルだそうです。)
そこまでの心構えがなかったので途中で心が折れそうになりましたが
なんとか頂上にたどり着くとそれはそれは素晴らしい景色が目の前に。。!
来て良かったです☆
ゲッレールトの丘(登る前)
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モニュメント
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丘の上からの景色
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ドナウ川にかかる3本の主要な橋全ても通り、ちょっとした達成感w
お昼は伝統的なハンガリー&トランシルヴァニア料理が楽しめる
カールパーティアKarpatiaへ。店員さんの感じも良くて
ワインとサラミ、ホルトバージ・パラチンタ(挽肉をクレープで包んだもの)、
ハラースレー(コイやナマズのぶつ切りをパプリカで煮込んだスープ)を頂き大満足。
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その後繁華街のヴァーツィ通りをウィンドウショッピングして
気付けばもう空港へ向かう時間。
友達との別れは名残惜しいものの、空港に到着しさぁチェックイン…
とカウンターに向かうとまだギリギリの時間ではないはずなのに
「もう搭乗時刻だから走ってボーディングゲートに行って下さい!」と言われ
手荷物検査場の急ぎの人のためのレーンに並ぼうとしたら
人・人・人の大混雑!
真っ青になって周囲の人々に「時間がないので通して下さい」と言うと
周囲の人は私の乗る飛行機よりももっと早い時刻の人ばかり。
人が多すぎて前には進めないし、
皆さん時間に焦っているので怒号は飛び交う。。。
おまけに「手荷物検査場の仕事はこれからどんどん遅くなります」
とアナウンスされると人々の怒りはピークに。
皆が押し合いへし合いを始めると今度は警察官が登場。
そうこうしているうちにアリタリアのCAが現場に来て
「ローマ行きの人!早くここを通り抜けなさい」と大声で言うと
客は「ずっとこの状態で通りたくても通れない!」と訴えます。
そうしたらCAは自ら人ごみの中に飛び込んで道を作らせ
乗客たちを先導してくれました。
「アリタリアって素晴らしい航空会社だったんだね」と
その光景を見ていた人たちは口々に言っていました。
とっくに搭乗時刻も過ぎ、全員諦めムードでのろのろの手荷物検査を過ぎると
全ての飛行機の搭乗時刻が遅れているではありませんか!!
いつも以上に空港で体力を消耗しましたが
なんとか飛行機にも乗ることが出来、パリに戻りました。
ところがパリもストライキ真っ最中で間引き運転。
無理矢理空港バスに乗り、へとへとになりながらもアパートに到着。
長い長い一日が漸く終わりました。
翌20日からボローニャへ行く前の24日までは
多くの友人との再会を果たし、
23日はシャンゼリゼ劇場にてメゾソプラノのジョイス・ディドナートが
大野和士指揮・リヨン国立歌劇場管弦楽団と共演する公演を拝聴。
超絶技巧のディドナート女史を大野氏が爽やかに支え、素晴らしかったです。
ひとつとても残念だったのはストライキのために
観劇を予定していたオペラ「エフゲニー・オネーギン」が
よりにもよってその日だけ公演中止になってしまったこと。
ストライキの国ですから仕方ないのですが。。。
25日は朝ボローニャへ。
ペトルシャンスキー先生のレッスンを受講するのが目的だったのですが
イモラ国際ピアノアカデミーの進級試験の予定がおしてしまって
時間が結構あったのでウィンドウショッピングと街歩きをしました。
改めてボローニャの2つの斜塔を間近で見たり、活気溢れる市場を見たりして
イモラに住んでいた時に行ってお気に入りだったボローニャ歌劇場近くの
Anna Mariaというトラットリアで
今が旬のポルチーニ茸のタリアテッレを頂き
サン・ドメニコ教会の外観を見たりととにかくほとんど歩きっ放しで
先生のお宅へ。
久し振りのレッスンではより演奏効果の高い指使いを教えて下さったり
いつもの音楽の核心に迫る細かいレッスンを受講することが出来ましたが
予定の時間では終わらず、翌朝に再びレッスンして頂くことに。
慌ててバス、そして列車に飛び乗り、
その晩お世話になる料理人の友人の家族が住むファエンツァへ。
奥様がイタリアの生ハム、クスクス、そして自家製ティラミスを
作って下さりすっかり癒されました。
いつも温かく迎えて下さるのでついつい甘えてしまいます。
ボローニャのネプチューン広場付近
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2つの斜塔
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翌朝26日、再びペトルシャンスキー先生のレッスンを受講し
ギリギリの時間になってしまい、また慌てて空港行きバスに飛び乗り
無事に飛行機に乗れてパリへ。
そしてパリ滞在最後の晩ということで
NationにあるビストロChez Proposperへ。
ボローニャから戻って来たばかりで疲れもピークでしたが
ラザニアやステーキ、Nutellaを使ったティラミスなど
ご飯は美味しいし楽しいしで終電までいました。
Nutellaを使ったティラミス
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9月27日
約2ヵ月の欧州滞在の最終日です。
この約2ヵ月の間にとんでもなく荷物が増えてしまっていて
朝から格闘するもとても間に合わず、
泣く泣く友人とのランチをキャンセル。。。(本当にごめんね!)
結局32Kgのスーツケースと斜めがけ大バッグ、そして4つの紙袋という
ありえない荷物の量になり、きっとチェックイン時に揉めると思い
私にしてはとても早く2時間前にパリCDG空港に到着。
免税手続きは無事に終えていざチェックインカウンターへ。
運良く座席はなぜかビジネスクラスになったのですが
やはり荷物の量が問題になり、「まずはスーツケースの超過料金を
別の場所にあるカウンターで清算してから
手荷物の問題について話しましょう」と言われて清算をしたらば
そこで搭乗券を発券して下さったので
試しにこの手荷物の量で手荷物検査場を通れるか行ってみることに。
そうしたら幸いビジネスクラスの列に並ぶことになったので
荷物の量に驚かれながらも無事通過。
結局機内でもかなりのひんしゅくを買ってしまいましたが
おとがめなしで成田に到着することが出来ました。
今後気を付けたいと思います(^^;
それにしても今回も沢山の方のお陰で
大変充実した滞在となりました。
本当にありがとうございました!!
この糧を演奏に生かすべく、頑張ります☆

Written by yuko 2010.11.15 12:06 | No Comments