Gratitude for all
台風がまた近付いていますね。これ以上の被害がどうか出ませんように・・・。
9月15日、10月4日、10月9日公演が終演しました。
全てのご縁、出会い、サポートに心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!!
9月15日はカワイ表参道にてPTNAピアノ・ステップのアドバイザーと
トークコンサートを務めさせていただきました。
同じ有賀和子先生の門下で大先輩の楠原祥子先生、
数年前にピティナ新曲事業審査でお世話になった江崎光世先生と共に
朝から夜まで聴いて聴いて、話して弾いて、そして聴いて・・・という贅沢な一日。
スタッフの皆様やカワイの皆様の素晴らしいお力添えで
終始和やかに、そして華やかな時間を過ごさせていただきました。
参加者の皆様、素敵な演奏をありがとうございました!
個人的には怪我から復帰の最初の舞台、筋力がまだ完全には戻っていませんでしたが
リサイタルとはまた違った難しさも感じ、大変勉強になりました。
10月4日は銀座十字屋ホールにてモーツァルティアン・フェライン第341回例会リサイタルでした。
前半はモーツァルトの一筋縄ではいかない難しさを肌で感じながら
後半はお話も交えながら様々な時代の素晴らしい作品を一音一音想いをこめて
満席のお客様の温かい雰囲気に包まれながら演奏させていただきました。
アンコールにはボルトキエヴィチの前奏曲Op.33-7、ショパンの小犬のワルツ、
そして幻想即興曲を演奏させていただきました。
ご来聴いただいた皆様、モーツァルティアン・フェラインの皆様、そして中村会長をはじめ銀座十字屋の皆様、
本当にありがとうございました!!
(モーツァルティアン・フェライン澤田会長、銀座十字屋の皆様とのショットもご紹介。)
翌10月5日はエートスピアノコンフェスト2014オーディション審査で茨城県鹿嶋市へ。
石附惠先生、井上淳司先生と共に和やかで真剣なひとときでした。
参加者の皆様、熱演ありがとうございました!
スタッフの皆様、大変お世話になりました!
10月9日は京浜楽器 MOUZA yurigaokaにて
元ウィーンフィル首席チェロ奏者のアダルベルト・スコチッチさんとのデュオリサイタルでした。
満席のお客様のアットホームな雰囲気に包まれ
特にブラームスのチェロとピアノのためのソナタでは集中して演奏することができました。
ソロとデュオの頭の切り替えの難しさや、様々なハプニングがありましたが
今回感じた反省点は次回に生かせるように、前を向いて頑張りたいと思います。
アンコールではこの日が誕生日だったサン=サーンスの白鳥、
ポッパーのハンガリー狂詩曲、そしてカザルスの鳥の歌を演奏させていただきました。
ご来聴いただきました皆様、京浜楽器の皆様、プロデューサーの中野雄先生、
本当にありがとうございました!
翌10月10日は午前中から21時まで昭和音大でレッスン、
10月11日は生徒の出演するコンサートが学内ユリホールであり、生徒の成長ぶりを嬉しく思いました。
今後の予定です。
10月30日のお昼は南麻布セントレホールにてランチタイムコンサートが、
同日夜は昭和音楽大学ユリホールにて教員・研究員研究発表があり、
同僚ピアニスト末永匡さんと2台ピアノで第九を演奏いたします。
その後11月9日は香川県にてPTNAピアノ・ステップのアドバイザーと
チェリスト谷口賢記先生とデュオのトークコンサートをさせていただく予定です。
http://www.piano.or.jp/step/schedule/detail/2014110975704.html
翌11月10日には香川県観音寺小学校にて学校コンサートをさせていただく予定です。
初めての香川県、今から楽しみです♪
まだまだ気の抜けない毎日ですが、私なりの音楽への道を探究しつづけたいと思います。
そして大分先の話で恐縮ですが・・・
来年2015年10月4日(日)銀座・王子ホールにて
久し振りの自主リサイタルを開催させていただくこととなりました。
日曜日の午後、是非皆様お誘い合わせの上いらしてくださいませ☆
どうぞよろしくお願い申し上げます。
最近は風邪も流行っているようです。どうぞ皆様お体を大切になさってくださいね。
july, august
およそ2か月ぶりの更新となってしまいました。
一気に涼しくなってまいりましたが、皆様お変わりありませんか?
私はといえば・・・ここに書くのも少し気が引けるのですが
7月初旬に右手の小指の第三関節の怪我をしてしまい
鉛筆も握れなかったので、コンクール審査のお仕事はキャンセル、
弾く時はテーピングをして本番に臨む・・・という非常事態となってしまい
関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。
この場をお借りして、深くお詫び申し上げます。
そんななかでしたが、今年からさせていただくことになった
ピティナのピアノステップ百合ヶ丘地区では初めてのアドバイザーのお仕事。
会場となった京浜楽器ミュージックシティ百合ヶ丘のウェブでもご紹介いただきましたので
ご参考までにURLを載せておきます。
アドバイザーでご一緒になった大宜見朝彦先生、尾花和枝先生、齋藤美代子先生、
本当にありがとうございました!
http://www.keihingakki.co.jp/towns/pages/10010.html?cont_10002=95
7/28~8/2は昭和音楽大学の前期実技試験の採点で毎日出校、
実は8月2日夜は神戸でのコンサート(クローズド)に出演する予定でしたので
この週は毎日朝練、睡眠時間も削ってテーピングしながら頑張りました(もっと前からやっていれば・・・以下略)。
無事に試験の採点を終え、新幹線に飛び乗り神戸へ。
元町にあるクラシックサロン・アマデウスにてドブロウェンのソナタ第2番を演奏させていただきました。
そして出演者・関係者の打ち上げは朝まで続き・・・まるで大晦日のような雰囲気でした。
こちらのサロンには店主の膨大な音源コレクションがあり、イモラの恩師ペトルシャンスキー先生の若かりし頃のLPが!
さらには中村紘子先生も!
西洋医学と東洋医学のおかげで、やっと10日前に患部をさわっても痛くなくなり、
先週のパリ時代からの友人夫婦の結婚式では漸くテーピングなしで
お祝いの演奏(ソロ・新婦と連弾)をさせていただきました。
そうこうしているうちにあっという間の9月突入です。
9月15日にはピティナピアノステップ表参道地区・カワイ表参道コンサートサロンパウゼにて
アドバイザーと10分のトークコンサートをさせていただく予定です。
アドバイザー全員が舞台に立つ予定で、
江崎光世先生がレクチャー、楠原祥子先生がトークコンサートをされます。
アドバイザーのレクチャーおよびトークコンサートは入場無料ですので
敬老の日にお近くにいらっしゃいましたら、ふらりとお立ち寄りくださいませ。
http://www.piano.or.jp/step/schedule/detail/2014091572633.html
10月は怒涛の演奏会ラッシュで、ある意味自分の体力にも挑戦の秋となりそうですが
ここからフルスピードで頑張りたいと思います。
お時間ございましたお聴きいただけたら嬉しいです。
どこかの会場で皆様とお会い出来るときを楽しみにしております♪
During May, June & Concert Info on October
もう7月!4月末よりBlogの更新が出来ず、大変失礼しました。
この2ヶ月間は様々な勉強の期間と位置づけ、生活しておりました。
ここ2年でしょうか・・・自分のことで精一杯で、友人・知人の演奏会に足を運ぶことも少なくなっていましたが
黒岩文子さん(4/26)、中村紘子先生(5/9)、田中麗子先生(5/11)、南麻布セントレホールガラコンサート(5/16)、
近藤嘉宏さん(5/17)、柏原佳奈さん(5/23)、土屋美寧子先生(5/25)、ミハイル・プレトニョフさん(5/30)、
入江かつらさん(6/8)、杉並弦楽合奏団(6/14)の演奏を拝聴し、
ジョン・オコーナー先生の昭和音楽大学での公開講座を聴講しました。
また、様々な年齢の方の演奏を聴く機会にも恵まれました。
◆5月30日・31日 イタリア文化会館にて第1回イモラ国際ピアノオーディション本選審査
(審査でご一緒した、イモラ国際ピアノアカデミー・フォルテピアノ科恩師でもあるステファノ・フィウッツィ先生、
音楽評論家の小沼純一先生、指揮者の松浦修先生と。この企画の代表でフォルテピアノ科後輩でもある横山緑さんとは撮れず残念…)
◆6月8日 千葉にて昭和音楽大学受験講習会にてピアノレッスンを担当
◆6月21日・22日 宮崎市民プラザオルブライトホールにてピティナピアノコンペティション地区予選審査
(審査をご一緒した、平田博通先生、清田千寿子先生、佐藤篤先生、芝本容子先生と)
新しい出会い、懐かしい方々との再会、友人との語らいの機会も沢山ありました。
(惜しまれつつ17年3か月で幕を閉じた、テレコムセンターアトリウムコンサートで大変お世話になった増田英明さん、
同コンサートがきっかけで、今年1月にチャイコフスキーのピアノ協奏曲で共演させていただいた指揮者の森山崇先生、
元ヤマハ銀座店店長で、現在昭和音楽大学の同僚でもある北嶋健児さんと)
(約20年ぶりに宮崎で再会した、宮崎大学教授の葛西寛俊先生と。酔っぱらってますがご愛嬌・・・)
大学・プライベートそれぞれの生徒さん方も成長され、
教えることの楽しさと厳しさを感じながらレッスンさせていただいています。
そして、秋のコンサートシーズンに向けて、新しい作品にも挑戦しているところです。
チラシが現在作成中で、完成しましたらご紹介させていただきますが
日程、会場、曲目を、まずご案内させていただきます。
公演日程が近くなってしまい大変恐縮ですが
ぜひ両公演ともお聴きいただけたら幸せです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは皆様、湿気や暑さに負けずにこの季節を乗り切りましょう!
★10月4日(土)14時30分開演 銀座十字屋ホール★
上野優子ピアノリサイタル(モーツァルティアン・フェライン第341回例会)
★10月9日(木)19時開演 京浜楽器 MOUZA yurigaoka★
アダルベルト・スコチッチ(元ウィーンフィル・チェロ奏者)&上野優子デュオリサイタル
ベートーヴェン:ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカベウス」
BEETHOVEN: 12 Variationen über ein Thema aus Händels Oratorium “Judas Maccabäus” WoO 45 G-Dur
J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲第5番 BWV1011 プレリュード (チェロソロ)
J.S.BACH: Suite für Violoncello solo Nr.5 BWV1011~ Prelude (cello solo)
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ D821 イ短調
SCHUBERT: Sonate für Arpeggione und Klavier D821 a-moll
シューマン=リスト:献呈 S.566 R.253 (ピアノソロ)
SCHUMANN=LISZT: Widmung S.566 R.253 (piano solo)
リスト:愛の夢第3番 S.541 R.211 (ピアノソロ)
LISZT: Liebesträume S.541 R.211 (piano solo)
ブラームス:ピアノとチェロのためのソナタ第1番 作品38 ホ短調
BRAHMS: Sonate für Klavier und Violincello No.1 Op.38 e-moll
Maebashi, Tsukuba, Hachiouji
新緑が芽吹く季節になってまいりましたね。
昭和音大でのレッスンも始まっています。
4月13日には前橋のピアニスト笠原智廣さんのサロンにて公開レッスンをさせて頂きました。
先月にはリサイタルをさせて頂いた会場です。
受講生の方は小学生~大人の方まで年齢層も幅広く、演奏も皆さんとてもユニークで意思のある演奏で
私自身も刺激を受けました。
笠原先生、大変お世話になりました!
前橋に行ったら是非食べに行くように勧められていた「会席そば 草庵」にも伺うことが出来ました。
てんぷらはなんと蕎麦粉の衣!美味しかったです♪
20日にはヤマハミュージックアベニューつくばにて
お話をまじえたサロンコンサートを開催させて頂きました。
この日は丁度復活祭の日で
欧州、特にイタリアでのイースターの過ごし方などのお話もさせて頂きました。
小さいお子さんから大人の方まで、本当に幅広い方がお聴き下さり
私自身も響きを楽しみながら演奏させて頂きました。
お聴き下さった皆様、ヤマハつくば店の皆様、
本当にありがとうございました!!
昨日21日は八王子にあるユーロピアノの工房へ。
ダイナミックでありながら高貴な響きのベヒシュタインのフルコンサートピアノや
シューベルトの時代のフォルテピアノ、モーツァルトの時代のフォルテピアノ(レプリカ)など
様々な楽器を弾かせて頂きました。
フォルテピアノはイモラでオリジナルの楽器たちに囲まれながらレッスンを受けていたのに
日本で触ったのはもしかしたら初めてかもしれません。。。
懐かしい感触と響きに癒され、日本でもフォルテピアノを弾かなければ・・・と思いました。
ユーロピアノの皆様、大変お世話になりました!
この1ヶ月でベーゼンドルファー、スタインウェイ、カワイ、ヤマハ、ベヒシュタインのピアノを
全て最高の状態で弾かせて頂くという、大変貴重な機会に恵まれました。
日本のこうした環境はおそらく世界では滅多にないことだと思います。
ピアノに携わる全ての方の純粋で熱い思いに尊敬の念を抱きつつ
さらに私も音楽への道を歩んでいこうと改めて思いました。
10月4日(土)の銀座・十字屋ホールでのリサイタルなどに向けて新曲三昧の練習が始まりますが
これからも頑張ります♪
Recital @ Kawai Omotesando on 04.04.2014
4月4日、カワイ表参道でのリサイタルシリーズ全5回最終回<ココロノヒビキ Vol.5>
超満員のお客様の温かい雰囲気に包まれて
無事終演しました!
最初から最後まで集中して
現在の私の想いを作品にのせて演奏させて頂けましたことに
心から感謝申し上げます。
(実はシューマンの謝肉祭演奏中にコンタクトレンズにゴミが入って
一時は痛くて泣きながら弾くというハプニングもありました・・・嗚呼ハードコンタクトレンズ。。)
アンコールには、シリーズ初回にも演奏させて頂いた
バッハ=ジロティのプレリュードを演奏させて頂きました。
終演後にはこの3年間、私の様々なワガママにも全て対応して下さり
支えて下さったカワイの皆様とも写真撮影♪
沢山の方に助けて頂き、こちらで演奏させて頂いた3年間は
かけがえのない、とても充実した時間でした。
これを糧に、さらに精進してまいります。
お聴き下さった皆様、応援して下さった皆様、
そしてカワイの皆様、
本当にありがとうございました!!
今日5日から昭和音大の新年度が正式にスタート。
入学式と教員研修会がありました。
ちょっと冷たい風が背筋をピンとしてくれますね。
今年度は受験講習会でもレッスンさせて頂くことになりました。
6月8日、千葉にまいります。
https://www.tosei-showa-music.ac.jp/jukenkoushuu2014/
演奏活動と教育活動、今年は教育活動の方に重点を置くことになりそうですが
今年度も頑張ります♪
皆様も新年度、どうぞお元気でご活躍を!!
Nohant, Paris
このままだとノアンについて「書く書く詐欺(?)」になりそうなので
勢いに任せて書いてみようと思います。
◆3月22日◆
明け方までのお祭り騒ぎが尾を引き、寝不足・・・。
ノアンに到着して、ジョルジュ・サンドの家のガイドツアーに参加(残念ながら写真撮影不可)。
今までショパンのことばかりで全然知らなかった(知ろうとしなかった)サンドのこと、
生活ぶりや家柄など、様々な事を知る良いきっかけになりました。
ショパンと別れた後はショパンの部屋にあった物は全て処分してしまい
部屋の壁紙も変えてしまったとのことで、ショパンの面影はほとんど感じられないのは残念でしたが
アップライトのプレイエルがあり、試弾させて頂きとても感激しました。
(当時、プレイエルは度々試作品をノアンに送ってショパンに感想を求めていたそうで
私が弾かせて頂いたピアノはショパンとサンドが破局した頃で
おそらくショパンは弾いていないだろう・・・とのことでしたが。)
サンドの家(母屋)入口
サンドと前の夫との間の子供モーリスとソランジュがそれぞれ生まれた年に植樹された木が現在も残っています。
料理の腕前もプロのシェフ並みだったサンドのお蔭もあり
ノアンにいた頃のショパンは作曲活動も活発で、傑作も数多く残しています。
なかなか交通が不便なところなので、パリに住んでいた時には訪れることが出来ませんでしたが
こうして実際に足を運ぶことが出来て、とても貴重な時間が過ごせました。
夕方の列車でパリへ。
この日はすぐに眠りにつきました。
◆3月23日◆
パリ滞在最終日。
日曜日なのでデパートもスーパーもほぼお休みなのが残念ですが
マレ地区はお店が開いているのでそちら方面へ。
セーヌ川を眺めてから
コニャック=ジェイ美術館へ。
サマリテーヌ百貨店の創始者コニャック氏とその妻のコレクションを展示してあり
規模はとても小さいですが、絵画だけでなく家具や陶器など素敵な物が沢山!
思い出のヴォージュ広場
ショッピングも出来てファラフェルも食べて物欲を満たしたところで
最後にマドレーヌ寺院を見納め。
この日は雲の流れがとても早くて突然雨やあられが降ったりしていたもので
妙におどろおどろしい写真が撮れました・・・汗。
マドレーヌ寺院内部です。
そしてまた友人との楽しい語らいの時間もあっという間に過ぎ
23時20分発の飛行機で一路日本へ。
短くも濃い5泊7日の旅が終わりました。
帰国したら、いつもの気忙しい毎日ですが
少しはヨーロッパにいた頃の空気感は持って帰れたかな・・・と希望的観測。
今週からいよいよ大学も新年度が始まりますが
今年はもう少し肩の力を抜いて、でもパワフルに精一杯臨みたいと思います。
皆様、新年度もどうぞよろしくお願い申し上げます☆
Piano Concert @ Ota Bunka-no-mori Hall
東京は急に桜が満開になりました。
でも今日は春の嵐。。。お天気も気まぐれですね。
さて、ノアンのことを書こうと思っていたのですが
まずは今日のコンサートのことから始めたいと思います。
本日はスター楽器株式会社主催
大田文化の森ホールにて
第30回スターピアノコンクール記念
上野優子ピアノコンサートを開催させて頂きました。
悪天候のなかお聴き下さった皆様、本当にありがとうございました!!
第1部は昨年行われたスターピアノコンクールで予選・本選を経て入賞された8名の15歳までのリトルピアニストが出演、
第2部で私が「名曲とお話でつづるピアノコンサート」に出演させて頂きました。
曲目は下記の通りです。
バッハ=ケンプ:シチリアーノ、主よ,人の望みの喜びよ
ベートーヴェン:ピアノソナタ 作品27-2 「月光」
ショパン:幻想即興曲 作品66(遺作)、ノクターン 作品27-2、スケルツォ第2番 作品31
シューマン:謝肉祭 作品9
アンコールには、ショパンの小犬のワルツを演奏させて頂きました。
先週の渡仏でルイサダ先生にアドバイス頂いたことを整理しつつ
それをいかに自分の表現として実現するかを課題として練習していましたが
本番ではそれが少しずつ形になってきているのかなという手応えと
まだどこか空回りしているところもあり、さらに練習を積んでいきたいと思います。
終演後にはCD販売&サイン会までさせて頂きました。
スター楽器の皆様には大変お世話になりました。
佐藤豊社長と記念に1枚。本当にありがとうございました!
で、ノアンのお話はまた今度・・・(^^;
Maebashi, Paris, and Bourges!!
さてさて、3月もあっという間に終盤ですね。
本日25日、東京の桜も開花とか・・・まるで私の誕生日を祝ってくれたかのようですが(苦笑)
昨夜無事に帰国しました。日にちを10日ほど前に戻して、備忘録代わりに書かせて頂きます。
(かなりの長文になります・・・ご了承くださいませm(__)m)
◆3月15日◆
群馬県前橋市のピアニスト笠原智廣さん主宰のピアノアカデミーサロンにて
「ピアニストの個展」上野優子ピアノリサイタルを開催させて頂きました。
宮大工の吉田勝之さんによる建築で
樹齢600年以上の秋田杉を使った素敵な和風のサロンで
ベーゼンドルファーを使用して演奏させて頂きました。
<曲目>
バッハ=ケンプ:
シチリアーノ BWV1031
主よ、人の望みの喜びよ BWV147
シュニトケ:5つの警句
ベートーヴェン:
ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2「月光」
ボルトキエヴィチ:スペイン 作品63-4
ショパン:
ノクターン 変ニ長調 作品27-2
スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
シューマン:謝肉祭 作品9
実はリハーサルではピアノとお友達になるのに時間がかかり
ピアノプラザ群馬の調律師さんにわがままながら色々お願いしたところ
本番では劇的に音色が変わって嬉しい驚きでした。
急遽お話を交えながらの進行となりましたが
小さいお子さんから大人の方まで真剣な眼差しでお聴き下さり、とても嬉しかったです。
本当にありがとうございました!!
来月4月12・13日には同サロンにて公開レッスンをさせて頂く予定です。
また来月が楽しみです♪
写真は友人でもある笠原智廣さんと終演後にパチリ。
笠原さんは華道家・假屋崎省吾氏のお弟子さんでもあり、当日も素敵な春らしいお花を活けて下さいました☆
◆3月17日◆
深夜25時30分の飛行機でパリへ
◆3月18日◆
朝6時20分にパリ・CDG空港に到着。1年ぶりのパリ!
パリの恩師ルイサダ先生よりお招き頂き、先生のマスタークラスにゲスト受講生として参加させて頂くため
急遽この時期に来ることになりました。
今回のレッスン会場となるヤマハアーティストサービスには留学中、そして帰国後も大変お世話になったのですが
それが今月限りで閉鎖・ハンブルクに移転ということを渡仏直前に知り、
沢山の思い出がある場所がなくなるのは大変寂しく、でも閉鎖前に最後に訪れることが出来るのは嬉しくもあり
複雑な気持ちを持ちながら、空港からオペラ座すぐそばにあるヤマハアーティストサービスへ。
ヤマハのドアを開けた瞬間にルイサダ先生のお姿が・・・9時からのレッスン開始まもなくにも関わらず
とても温かく出迎えて下さり、スーツケースを持った私のくたびれた姿を見て
お向かいの5つ星ホテルLe Grand Hotelへ連れて行って下さり何とも優雅な朝食を頂きました。
(但し私は思いっきりラフな格好でしたので気恥ずかしい思いでした・・・苦笑)
私は午後の1番目のレッスンでしたので、午前中は練習。
因みにヤマハのアトリエは3室あり、今回は1番が公開レッスンに使われ
2番(写真左)・3番(写真右)が練習に使われました。
練習を終えてひと休み・・・と思ったら午前中のレッスン時間が大幅に延びている!
先生は普段から1人のレッスン時間が長いので
果たして予定通り1時間で終わるのかどうか・・・と気にはなっていたのですが
結局午前中の最後の1人は始まることも出来ず、どんどん遅れて行きました。
私は時差ボケとの戦いもありましたので、更に目は細くなりもう大変。
漸く自分の番になりボルトキエヴィチの小品をまず聴いて頂き、次はシューマンの謝肉祭。
少しずつ分けてレッスンされるだろうと予想していたのに、これがいきなりの全曲通すハメに。
いきなりハードな一日でした。
でもペダルの使い方やフレージングに新たな発見がありとても勉強になりました。
夜は旧友との楽しい語らい&美味しい鴨♪フランスは鴨が本当に美味しいんです。
全員星座が同じ牡羊座ということで、早いお祝いを皆でしました。
◆3月19日◆
今回のマスタークラスに1日遅れで参加した私は本日は2回レッスンを受講。
午前中は謝肉祭の残り、午後はショパンのノクターンOp.27-2、スケルツォ2番をみて頂きました。
指使い、ショパンでは装飾音のもっと素敵な弾き方を教えて頂いたり
細かいところの表現方法についての指摘を受けました。
お昼はヤマハの花田さんご夫妻を近くのポルトガル料理へ。
花田さんとは2003年にお会いして以来でしたので、ゆっくりお話が出来て嬉しかったです。
午後には、やはり留学中にお世話になった元ヤマハの調律師・大里さんとも偶然の再会!
大里さんはリヒテルやルイサダ先生の調律もされていた方で、先生と3ショット♪右は花田さんご夫妻と3ショット♪
午後最後だった私のレッスンは漸く20時半すぎに終わり、夜はこれまたずっとお世話になっている方と友人とで
サンラザール駅構内にあるLAZAREというビストロへ。
こちらはHotel Le Bristolの3つ星レストランのシェフ、エリック・フレションがプロデュースしたビストロだそうで
朝7時半から夜23時まで開いているというのが素晴らしい。
お料理もとても美味しかったです。ただ、すごいボリュームだったので半分位友人に手伝ってもらいました・・・。
◆3月20日◆
今日は午後からマスタークラス受講生によるコンサート。
朝はこのマスタークラスのディレクターを務めていらっしゃる藤原なお子さんのご自宅で練習させて頂きました。
練習中にルイサダ先生からお電話・・・今日の曲目について。。
ノクターンとスケルツォ2番を演奏予定が月光のソナタとスケルツォ2番に急遽変更に。
さすがフランス・・・さすが先生・・・汗。
本番ではイメージを膨らませて心からの私なりの音楽を表現したいなあと思って演奏させて頂きました。
無事終演し、シャンパンとケーキと楽しい語らいのひととき。
そしてそのままBourgesへ列車で移動。流石に疲れました。
◆3月21日◆
午前中はブールジュの街を散策。街並みがパリとまた違います。
ユネスコの世界遺産に登録された大聖堂があります。すごい重厚感とステンドグラスの息をのむ美しさ。。
お昼は先に着いている皆でRestaurant D’antin Sancerroisへ。見た目も楽しくとても美味しかったです。
そして午後に会場となったサン・ボネ劇場でリハーサルして、20時30分開演!・・・と思いきやハプニング発生。
19時に到着予定だったルイサダ先生の乗った列車が一向に発車せず遅延。
結局20時40分に先生はブールジュ駅に到着、21時すぎから先生の演奏でコンサート開始。
受講生の曲目も盛り沢山だったため、最後が出番の私はどんどん遅くなり・・・
結局弾き始めたのが日をまたいだ22日午前1時!!!これは初めての経験でした。
こんな遅くまできっとお客様もいらっしゃらないだろう・・・と思って舞台に立ちましたが
皆様ずっと聴いていて下さって嬉しかったです。
まるで大晦日の祭典みたいだなぁ・・・と思いながらショパンのノクターンとシューマンの謝肉祭を演奏、
ピアノもとても良く反応してくれて、集中して演奏出来ました。
時間も時間なのでお客様、先生、ディレクター、劇場の方、受講生の仲間・・・皆が異様なテンションで幕を閉じ
打ち上げではまた美味しいシャンパン、フォワグラ、ケーキの数々。。。宴は遅くまで続きました。
ルイサダ先生のとても大きな温かいお心、ディレクターの藤原なお子さんのきめ細やかなオーガナイズ、
明るい受講生の皆さんとの出会いと再会に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ボケてしまったのですが、劇場内部は小さいけれどもとっても素敵な装飾が施されていましたのでご紹介。
翌日のノアン小旅行、パリ最終日は次の巻へ・・・
曲目変更につきまして…4/4カワイ表参道公演
About hometown..
2月はBlogを一度も更新出来ず失礼しました。
ソチオリンピック後、ウクライナ情勢が緊迫していますね。
イモラの恩師や友人、そしてライフワークとして勉強しているボルトキエヴィチ・・・
身近に多くのウクライナ人がいます。
私たちが何者で、どこから来て、どんな血が流れて生きているのか。
そして、そこに絡む利権争い。
今春のリサイタルで取り上げる、今年生誕80年のシュニトケは
お父さんがユダヤ人、お母さんがドイツ人ですが
人生の殆どをロシアで過ごし、ロシア語を話しました。
その複雑なバックボーンは彼を悩ませ、作品に、人生に大きな影響を与えたと思います。
故郷<ふるさと>・・・私の好きな言葉のひとつです。
日本にいる時には当たり前すぎて気が付きませんでしたが
イタリア、フランスと10年以上欧州に暮らしてみて
母国の美しさ、素晴らしさを知りました。
逆に海外を知ることで、母国の良くない面も見えてきました。
亡命した人たちは母国には帰れません。
そんな中での作品や演奏に込める思い・・・一体どれだけの重さが積もっているのだろう。
そう考えると一音もおろそかに出来ませんね。
気を引き締めて作品に向かいたいと思います。
単純ではないことは重々承知ですが、、世界中が平和で幸せな時間が沢山続くことを心から祈っています。
なんだか重いお話が長くなってしまいましたが・・・ガラっと変えて近況報告をば。
大学での連日の試験の採点も終わり、嬉し苦しい「弾き」こもりの日々となっております。
3月2日は京浜楽器店にて、かながわ音楽コンクール出場者へのアドバイスレッスンをさせて頂きました♪
皆様とても熱心に、素直に耳を傾けて下さいました。
予選まであと少し、ご自分の納得できる演奏が出来ますように心から祈っております。
そうそう、レッスン中に時代の流れを感じたことがありました。。。
皆さんレッスンをビデオで撮影されるんですね!
私の時代はMDに録音だったなあと、妙なところで時代を感じてしまいました(^^;;
さて、春の本番も徐々に日にちが迫ってまいりました。
まずは3月15日(土)16時30分、前橋テルサにあります
笠原智廣氏のサロンにてリサイタルを開催させて頂く予定です。
その後、パリの恩師ルイサダ先生にお声がけ頂き
1年ぶりのパリ、そしてブールジェへまいります。
帰国後3月30日(日)13時30分、大田文化の森ホールにて
スター楽器店主催スターピアノコンクール入賞者コンサート
ゲスト演奏をさせて頂きます。
そして4月4日(金)19時、カワイ表参道にて
リサイタルシリーズ<ココロノヒビキ>最終回を開催させて頂きます。
こちらのチケットは私の手元にございますので
お聴き頂けるようでしたら是非ご連絡下さいませ♪
様々な場所での一期一会を楽しみに
魂込めて演奏したいと思います。
皆様にお会いできるのを楽しみにしております!