Yuko Ueno Official Web Site

10月を振り返って・・・

ご無沙汰しております。
あっという間に11月になりましたね。
今年もあと残すところ2ヶ月!
悔いなく過ごせるようにしたいものです。
日本は季節外れの台風が来たそうですが
パリも夏も秋も通り越して冬が突然やって来ました。
10月は年金制度の改正に反対したデモが国鉄を中心に数日間起こったり
エールフランス航空のCAによるストが5日間に渡ったりと
何かとトラブルの多い月でした。
国鉄のストは今月も実施されるとのこと、
こちらは本当にストが多いです。
以前イタリアに住んでいた時はテレビ局のアナウンサーのストで
一日中音声なし、映像のみという変わったニュース・スポーツ番組を見ました。
日本ではおよそ考えられない光景ですよね。。
10月は3回イタリアとフランスを行き来したのですが
3回目の復路ではロストバゲージになってしまいました。
やっと今朝エールフランス航空から連絡があり
72時間ぶりに荷物と対面出来そうです。
眼鏡と携帯電話の充電器が入っていて
裸眼では何も見えない私は朝から晩までコンタクトを装着せねばならず
目がすっかり疲れてしまいました。
これからは眼鏡は機内持ち込みにしようと思います(^^;
イタリア滞在中は新たな発見があり、また今が旬のポルチーニ筍を食し
とても有意義なものとなりました。
さて、こちらでのちゃんとした写真を撮っておきたいと思い
写真家、吉田タイスケさんにお願いして撮影して頂きました。
ピアノの前でのショットとパリの街中でのショットを撮影予定でしたが
生憎の雨模様+冬の様な寒さ。。。
結局その日はピアノの前でのみのショットとなり
外での撮影は吉田さんのご厚意で別の日に
セーヌ川に架かる木製の橋pont des arts(芸術の橋)、
そしてノートルダム寺院付近のカフェで撮影して頂きました。
ピアノの前でのショットは撮影経験があるので
緊張はするものの次第に慣れますが、
外での撮影は初めてでしたし、
更には男性ファッション誌(おそらく・・)の撮影も同じ場所で行われていて
ものすごく細い男性モデルさんや撮影スタッフの集団はすごいオーラ。。
しかも同じ様な場所で撮るので先に来ていた私達が終えるのを待っていて
素人の私を見るので、街行く人々に見られるだけでも恥ずかしいのに
更に一層恥ずかしくなりました。。。
でも恥をかいたお陰で(?)雰囲気の良い写真が撮れたと思います。
今回撮って頂いた写真の一部を紹介させて頂きますね。
profilephoto1profilephoto2profilephoto3
因みに吉田さんのブログはこちらです。
http://taisuketti.exblog.jp/
素敵な写真満載のブログなので是非のぞいてみて下さいね!
先月6日はNuit Blanche(直訳すると白夜→眠れぬ夜=オールナイト)というお祭りで
美術館、劇場などの文化施設が無料開放されたり
一部のカフェ、メトロが朝まで営業する一夜でした。
フランスに来てつくづく思ったのですが
フランス人はこうした夜通しのイベントが大好きですね。
他にはFete de la musique(音楽の祭典)という日があり、
街の至る所で朝まで様々な種類の音楽が流れ、
この日は練習も夜12時迄音出し可能です。
またいつも祝祭日の前日はメトロの終電も平日より一時間遅くなりますし
大抵祝日の前日はどこかの家で大人数のホームパーティが催され
クラブでかけるような音楽を窓を開けっ放しのまま大音量でかけ
歓声・奇声、そして車はクラクションの嵐・・・と非常に騒がしくなります。
同じラテンでもイタリアではそこまでの騒がしさ、夜通しのイベントは
(イモラという小さな街だったからかもしれませんが)ありませんでした。
より健康的な暮らし、というイメージです。
でもサッカーの試合後の騒がしさはフランスとほぼ同じです(^^;
他の国はどうなのでしょう?
日本は夜通しの何かがあっても
周囲に迷惑をかけない様に工夫がされていると感じます。
そもそも働く・遊ぶ時間が人によって全く違う国ですよね。。
生活スタイルでもお国柄って出るなぁと改めて感じた夜でした。
残念ながら私は翌朝が撮影だったので
そんなお祭りの夜に参加出来ず、大人しくベッドに入ったものの
周囲の騒がしさが静まった朝4時頃まで安眠出来ず
一人悶々としていました。。
来月は日本に一時帰国する予定です。
今年は6月に一時帰国したものの、滞在2週間の間に3回の演奏会で
ほとんどオフがなかったので
次回の帰国では表参道ヒルズ、東京ミッドタウンなどに行けたら・・・と思っています。
帰国を楽しみに頑張ります☆

Written by yuko 2007.11.04 04:39 | No Comments

偶然の再会とルーヴル美術館

eeae02ba.jpg
昨日はエコール・ノルマル音楽院に
事務手続きのため行ったのですが
道端でばったり
作曲の三瀬和朗先生ご一家とお会いしました。
9年ぶりにこんな形で再会するとは・・・
本当にびっくりしました。
しかし全く連絡を取っていなかったのに
先生というのはすごいですね。。覚えていて下さいました。
その後銀行にお金を預けに行ったのですが
ATMの調子が悪く、1時間もかけて3度試したのですが
結局預けられませんでした。
しかも最後は10ユーロ札が1枚足りない状況に。。。
結局銀行員が処理してくれるということになりましたが
10ユーロもちゃんと預けてくれるかちょっと不安です。
普段なら5分で済むことが上手く行かなくて
すっかり脱力モードになってしまいましたが
水、金曜日は21時半まで営業のルーブル美術館に行って来ました。
実は今まで一度も訪れたことがなく
色々な人から「ありえない」と言われていたので
何としても行かなくては!と思っていたので
入口でピラミッドを見た時は妙な達成感を感じました(^^;
モナリザの絵を楽しみにしていたのですが
絵の周囲には2人の監視員、そして絵は壁に埋め込んだ形で
更にはガラスで絵を囲ってありました。
そしてテープが引いてあり近付いて見る事は困難で
なんだかとても残念な気持ちになりました。。
サモトラケのニケを見て何かに似ている・・・と思ったら
2005年のショパン国際ピアノコンクールのポスターを思い出しました。
今更なのですが、あの羽根がピアノの鍵盤になっている女性の絵は
ニケをモチーフに描かれたものなのでしょうか?
構図がとても似ていました。
約2時間鑑賞したのですが
3つの翼から成る元宮殿は余りにも広すぎて
素晴らしい作品ばかりありすぎて
終いには何が何だか分からなくなってしまうほどでした。。
これは何度も通わないとなりませんね。
ドラクロワ作ショパンの絵も見つけられなかったので
また行って来ようと思います。
今朝は久し振りに調律師さんに来て貰いました。
弦も張られて只今チューニング中です。
最近ラフマニノフなどロシア物を中心に勉強しているのですが
高音が弦が切れて鳴らない音が多くてストレスを感じていたので
午後からちゃんと音が出るピアノで練習出来るのが楽しみです。
写真は美術館内部から見た夕暮れ時のピラミッドです。
空と観覧車などのイルミネーションがとても綺麗でした。

Written by yuko 2007.09.16 03:10 | No Comments

南イタリアの旅とパリでの演奏会

658cf002.jpg8月20日~25日の間、南イタリアのチェターラという街に
演奏会、そしてレッスン受講のため行って来ました。
マルガリウス先生からは「イタリアで一番綺麗な海の街」
と聞いていたので、
訪れるのを楽しみにしていました。
出発の朝、パリは雨で気温は10℃。。
現地の天気予報では最高気温が33℃との情報だったので
寒さを我慢して薄着で空港へ向かいました。
そしてナポリ空港へ到着すると・・・真夏の太陽が!
気温の差が20℃もあり、チェターラへ着く頃には
へとへとになってしまいました。
チェターラではホストファミリーのお世話になったのですが
そこのお宅からの眺めが海を一望出来て最高でした!
また現地の人々はとても気さくで親切で
海で泳いだり、海の幸を堪能することが出来ました。
パスタの形は太いものが多く、
からすみといちじくのパスタは絶品でした。
また、何と言っても白眉だったのはアンチョビ!!
レストランからのサービスで頂いたのですが
1年前に獲れたイワシを6ヶ月漬けたもので
肉厚で、そしてまるで生ハムの様な濃厚な味でした。
旅の疲れ、暑さの疲れが一気に吹き飛びました。
演奏会では同門の黒岩悠くんが前半にブラームスのソナタ第3番、
私は後半にベートーヴェンのソナタ「テンペスト」と
プロコフィエフのソナタ第7番を演奏しました。
耳の肥えた先生と受講生に聴かれると思うと緊張しましたし、
とんでもない暑さだったので汗をとてもかきましたが
沢山のお客様に聴いて頂けてとても嬉しかったです。
それにしても南イタリアはイタリアの中でも特にのんびりで
時間通りに事が進むことは一度たりともなく、
終いには時計を見なくなるほどでした。
また暑さが尋常ではなく、冷房は勿論ないので
寝苦しさとヤブ蚊との戦いでほとんど夜は眠れなかったです。
でもそのお陰で朝日が昇って行く空と海を眺めることが出来て
爽やかな気持ちになれました。
パリに戻る前日にはナポリへ行き、ヌオーヴォ城を見学し、
その後は時間の関係で外観だけですが王宮、
イタリア3大歌劇場のひとつサンカルロ歌劇場、
サン・フランチェスコ・ディ・パオラ教会を見ました。
この日は気温が38℃になり、寝不足もたたって体調が余り良くなく
本当はカプリ島へ行く予定でしたが
船に乗り込むと揺れで気分が悪くなり
結局出港ぎりぎりに行くのを諦めたのが心残りでした。
その翌日、ミラノへ寄ってショッピングを楽しんだ後
パリに戻りました。
夏の終わりにやっとヴァカンスらしい事が出来て楽しかったです。
8月31日にはパリのマレ地区にあるアルメニア教会にて
演奏会を開催させて頂きました。
曲目は以下の通りです。
シューベルト:ソナタD958
プロコフィエフ:ソナタ第7番
アンコールにはバッハ=ジロティのプレリュードを演奏させて頂きました。
ジロティの曲はマルガリウス先生がレッスン時に弾かれていて
とてもリリカルで心に沁みる曲で、いつか私も弾きたいと思っていたので
この曲で演奏会を終えることが出来て幸せでした。
今回の演奏会では心をオープンにして弾くこと、
そして色彩や思い描いた風景をより強く表現する様に心がけました。
プロコフィエフではちょっと解釈を変えてみました。
色々試すことも出来、沢山のお客様にも聴いて頂き嬉しかったです。
とても有意義な一日となりました。
皆様の夏はいかがでしたか?
これからまた新年度に向けて頑張ります!
写真はチェターラにて。
左からオーガナイザー、黒岩くん、先生、私、先生の奥様です。
ちょっと日焼けしてしまいました(^^;

Written by yuko 2007.09.02 07:37 | No Comments

パリでの演奏会

b0bcbcd8.jpg
暦の上ではもう秋なのですね。
パリは急に夏日になったかと思うと
また肌寒い日が続いたりして
まだ夏らしい夏は来ていません。
先月中旬には
リスボン(ポルトガル)へ行ったのですが
天気は良好でしたが風は冷たく、
ノースリーブの服は着れませんでした。
日本は30度を遥かに超えて、残暑が厳しくなっているようですね。
くれぐれもお体に気を付けて、夏を乗り切って下さいね。
7月中旬からフランスのメールアドレスの調子が芳しくなく
メールの受信が時々出来なくなっておりました。
どうやら必要以上にウィルスチェックをしてしまう様で
仏語以外のメールがウィルスと勘違いされてしまい届かなかった模様です。
今はweb上で確認出来ることが分かったので大丈夫なのですが
7月12日~31日の間にメールを送信頂いた方で
まだ私から返信が来ていない、という方がいらっしゃいましたら
お手数をおかけしてしまい申し訳ありませんが
再送して頂けたら嬉しいです。 よろしくお願いいたします。
さて、7日にマレ地区にあるアルメニア教会で
演奏会を開催させて頂きました。
パリ中のお店が閉まり、人々はパリを離れてバカンスに出かけるこの季節、
きっとお客様もそんなにいらっしゃらないのでは・・・と思っていましたが
蓋を開けてみれば沢山の方にお越し頂き
嬉しい気持ちがこみ上げて来たのと同時に
キュッと気を引きしめて舞台に臨みました。
曲目は以下の通りです。
モーツァルト:ソナタK576 ニ長調
シューマン:ソナタ 第2番 作品22
プロコフィエフ:ソナタ 第7番 作品83
アンコールにドビュッシーの前奏曲第1集から
アナカプリの丘を演奏させて頂きました。
モーツァルトでは改良した奏法を試しました。
まだ課題もありますが、少しは改善出来たかなと思います。
シューマンは多少猪突猛進気味な演奏となってしまいましたが
きっぱりと演奏出来たのは良かったかなと思います。
プロコフィエフではブラボーを頂き
とても嬉しく、勇気付けられました。
終演後は聴いてくれた友人たちとご飯やお酒を頂き
楽しい一日となりました。
ありがとうございました!!
写真はサン・ジョルジェ城から見たリスボンの景色です。
魚介類がとても新鮮でおいしかったです。
<訂正とお詫びのお知らせ>
2007年6月27日に開催させて頂きました
ムニエ女史追悼コンサートにて後援頂いた
「ジェルメーヌ・ムニエ財団」を
「ジェルメーヌ・ムニエ協会」に訂正し
協会関係者並びにご来聴頂いた皆様にお詫びいたします。

Written by yuko 2007.08.09 04:18 | No Comments

初夏の思い出

edabfaf1.jpgすっかりご無沙汰してしまいました。
お元気でいらっしゃいますか。
日本は台風、大地震発生と大変ですね。。
一刻も早く余震がなくなり、
被災地の方々の心が穏やかになりますよう
心より祈っております。
パリはずっと雨が多く寒い日が続いておりましたが
3日前あたりから太陽が燦々と注ぐ夏がやって来ました。
パリに戻った翌日はムニエ先生の一周忌のミサがあり
先生のご親族、ご友人、生徒が参列しました。
ご主人は2月にお会いした時よりも随分お元気そうで
時折笑顔も見受けられました。
あれからもう1年が経ったのか・・・と時の経過の早さに驚きながら
これからも見守っていて下さい、と先生にお願いしました。
7月2日にエコールノルマル音楽院の進級試験があり
蓋を開けてみれば約半数が不合格という
思ったよりも厳しい試験となりました。
私は17時からの2番目に弾く予定と手帳に書き込んでいて
先生にもその様に伝えていたのですが
舞台裏に着くともう前の方が演奏中で
「あれ?なんでこんなに出番が早いのかな?」と思いながら
あっという間に自分の出番となり
バッハのトッカータ、シューマンのソナタ2番を演奏しました。
後で掲示板を見てみたら16時からの2番目と記載されており
午後の審査開始が予定より30分遅れた幸運がなければ
危うく先生ともども遅刻するところでした。。。
結果は無事合格で、これで来年春のコンサーティスト課程の
ディプロマ試験の受験資格を与えられたことになります。
試験の翌日、母が私の助っ人をする為パリに到着しました。
バレエ「ラ・フィーユ・マル・ガルデ(邦題:リーズの結婚)をオペラ座で見たり
リビツキー先生のレッスンに連れて行き初対面を果たしたり
サクレクール寺院へ行ったりしました。
母は今回の滞在ですっかりラ・メゾン・ド・ショコラのエクレアにはまり
私もつられてお菓子三昧の日々でした。
でも母が身の回りのことを多分に手伝ってくれたお陰で
自分の精神状態をとても良く保てました。
本当に感謝しています。お母さん、ありがとう!
7月8日~10日はイモラ国際ピアノアカデミーの夏期講習で
マルガリウス先生、スカラ先生のレッスンを受講するため
トレントの方にあるピネという街へ行きました。
今回は同門の友人と一緒に行き来出来たので
ずっとおしゃべりして楽しい時間を過ごせました。
でもパリへ帰る途中、お昼をのんびり食べていたら
乗るはずだった列車を逃してしまいました
早目に出発したので助かりましたが
逃したことに気付いた瞬間は焦りました。。。
その後ミラノ中央駅に到着して
1時間ほど時間に余裕があったのですが
丁度駅構内でWii、Nintendo DSのPR活動の一環で
ゲームを無料で試せたので
Wiiでテニスとボーリングをやってみました。
とても楽しかったです!
ゲームに夢中でまたもや時計を見るのを忘れるところでしたが
友人が時間をチェックしてくれたお陰で
無事パリに戻ることが出来ました。
そして14日、フランスは独立記念日(通称パリ祭)で
朝はコンコルド~凱旋門にかけて
シャンゼリゼ通りは軍事パレードがありました。
テレビで見たのですがEU27カ国全ての軍隊の行進があり
軍服、歩き方などがそれぞれ違いとても興味深かったです。
夕方はレッスンだったのですが
夜のエッフェル塔での花火打ち上げに備えているのか
おびただしい数の人、そして屋台が並び
車道は歩行者天国になって警察車両が所狭しと並び
非常に騒然としていました。
夜は22時頃から花火が打ち上げられ
それを友人宅のベランダから眺めました。
夏に花火はやはり良いものですね!
と思いながらも日本の花火が恋しくなりました。。
7月ももう後半ですね。
ちょっとゆっくり休みたいのですがそうも言っていられません。
色々な事に全力投球して行ける様頑張ります。
6月25日に開催させて頂いたカワイ表参道でのリサイタルの模様が
下記URLにアップされていますので
お時間がありましたらご覧頂けたら嬉しいです。
http://kawai-kmf.com/concert-info/2007/06.25/report/
写真はオペラ座で観たバレエのカーテンコールに撮影したものです。
楽しい初夏の思い出となりました♪

Written by yuko 2007.07.18 05:10 | No Comments

ジェルメーヌ・ムニエ女史追悼コンサートの御礼

27日に開催させて頂いた
ジェルメーヌ・ムニエ女史追悼コンサートにご来聴頂いた皆様、
お忙しいなか本当にありがとうございました。
皆様の温かい雰囲気に包まれて
パリで同じ時間を共にした仲間達と
先生の命日にこの様な演奏会を開催させて頂きましたことを
とても幸せに思っております。
当日はとても和気藹々とした楽屋で
開演直前には1年前のこの日のこと、葬儀を思い出し
一生この日のことは忘れないのだろうと思いながら
演奏に臨みました。
最初に演奏させて頂いたバッハ=ブゾーニは
先生の葬儀でオルガン演奏された
私にとってとても思い入れの深い曲でした。
葬儀のことを思い出しながら演奏していたら
どうやらどっぷりその世界に浸りすぎたようで
次のグノー=リストはとても華やかで明るい曲なのに
自分の気持ちがなかなかついて行かず
気持ちの切り換えの難しさを実感しました。
最後はムニエ先生に叱咤激励された様な形となって
今回の日本での演奏は終了しました。
演奏会の翌日、パリに戻りました。
ビジネスクラスの席のお陰でよく眠れました。
ANAだったのですが抹茶パフェがおいしかったです。
それにしてもパリは寒くてびっくり!
17℃ですよ!日本は30℃だったのに。。。
風邪を引かない様に頑張ります。
今夜はムニエ先生のミサがパリ8区の
St-andre de L’europe教会であるそうです。
先生に演奏会の報告をして来ようと思います。
23日、25日、27日と演奏させて頂き
皆様の温かいお気持ちを頂き
短い滞在でしたがとても充実した2週間を過ごせました。
12月には録音のため、また一時帰国します。
より一層精進して参りますので
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
本当にありがとうございました!!
20070627杉並公会堂120070627杉並公会堂220070627杉並公会堂320070627杉並公会堂4

Written by yuko 2007.06.30 03:50 | No Comments

カワイ表参道でのリサイタルの御礼

dc4b87cc.jpg昨日25日はカワイ表参道で
リサイタルを開催させて頂きました。
今回は今、私にとってとても好きな作曲家
ベートーヴェンを中心にプログラムを組ませて頂きました。
哲学的、宗教的作品が多かったので
精神力が求められるステージとなりましたが、
満員のお客様の温かい雰囲気に包まれて
集中して作品と向き合うことが出来ましたことを
とても幸せに思っております。
アンコールには
ショパンのエテュード作品25-7、
プロコフィエフのソナタ第7番第3楽章を演奏させて頂きました。
明日ジェルメーヌ・ムニエ女史追悼コンサートに出演させて頂き
明後日パリに戻ります。
より一層精進して参りますので
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
演奏会の模様はまた改めて日記に書きたいと思っています。
お忙しいなかお聴き頂きまして本当にありがとうございました!

Written by yuko 2007.06.27 01:09 | No Comments

リサイタルパーティー

7a4ac952.jpg23日は中学時代の同級生の企画で
渋谷セルリアンタワー東急ホテル2Fにある
ライブレストランJ’Zbratにて演奏させて頂きました。
ホールやサロンとはまた違った雰囲気の現代的な場所で
アドリブで曲目解説をしながらの演奏となりました。
まさかトークして演奏するとは思っていなかったので
最初はどうなるかと思ったのですが
お客様の温かい雰囲気に包まれて
気持ち良く演奏する事が出来ました。
それにしても初めてのトークつきの演奏は
まだまだ研究の余地が大いに有り、ですが
自分が思っていたよりも好評を頂いて嬉しかったです。
因みに演奏させて頂いた曲目は以下の通りです。
 バッハ:トッカータ BWV914 ホ短調
 ショパン:エチュード 作品10-8、25-7、10-4
     ノクターン 作品48-1 ハ短調
 グノー=リスト:ファウストワルツ
 ショパン:ワルツ「子犬」
聴いて下さった皆様、ありがとうございました!
そして何より準備する日が不十分ななか
企画してくれた同級生に大感謝です。優子ちゃん、本当にありがとう!!

Written by yuko 2007.06.24 04:00 | No Comments

帰国しました。

12日に帰国しました。
今回は非常口付近の席だったので
足が伸ばせたのと、
前日の睡眠不足のお陰で
私にしては珍しくぐっすり眠ることが出来、
時差ぼけがほとんどありません。
寝ないで飛行機に乗るのは案外良いかもしれませんね。
帰国してからは
半年振りに髪をカットしたり
27日の演奏会でお世話になるベーゼンドルファーの
東京ショールームで練習させて頂いたり、
友人の演奏会を聴きに行ったり、
25日の演奏会会場のカワイ表参道で
リハーサルをさせて頂いたりと
かなり予定が立て込んでしまい
先週からの疲れもあったせいか
風邪を引いてしまいました。。。
今のうちにしっかり休養して
演奏会では全快で臨みたいと思います。
なお、25日のカワイ表参道での演奏会のチケットは
お陰様で完売いたしまして
当日券の発売はございません。
27日に関しましては残席僅少となっております。
聴いて下さる皆様にお楽しみ頂ける様、頑張ります。
ありがとうございますm(__)m
写真左は日本ベーゼンドルファー東京ショールームで
練習させて頂いたスタジオのピアノ、
写真右は25日の会場のカワイ表参道サロン。
早く熱が下がりますように。。。
ベーゼンドルファー東京ショールームカワイ表参道

Written by yuko 2007.06.17 08:20 | No Comments

怒涛の2週間

c1fc9fe0.jpg怒涛の2週間が終わりました。
2週間の間に2回、パリとイタリアを往復したのですが
中でも先週は今までで一番ハードな一週間でした。
月曜日の24時頃イタリアからパリに戻り
火曜日にリビツキー先生のレッスンを受講し
水曜日は生徒のレッスンをし
木曜日はリビツキー先生のマスタークラス(弾き合い)で
ベートーヴェンのソナタ31番と
バッハ=ブゾーニのオルガン前奏曲を弾き
金曜日にイモラへ行き、15時~19時半までレッスンがあり
土曜日も9時~11時までレッスンがあり
その後ピサ空港へ行き、24時頃にパリに戻り
日曜日はマレ地区にあるアルメニア教会にて
演奏会をさせて頂きました。
演奏した曲目は
バッハ:トッカータBWV914
ベートーヴェン:ソナタ第17番「テンペスト」
ショパン:ノクターン作品48-1
シューマン:ソナタ第2番
アンコールにはバッハ=ブゾーニの
目覚めよ、と我らに呼ばわる物見らの声BWV645
を演奏させて頂きました。
聴いて下さった皆様、どうもありがとうございました!!
開演直前に自分のバッグと大切にしている時計が一瞬行方不明になり
ドレスのまま会場をばたばた走って探したりして
疲労も溜まってほとんど意識がなかったのですが
始まったらちゃんと集中して臨めたのはよかったです。
今回は「頭は冷静に、しかし心は熱く」を心がけました。
いつもこのバランスが難しいのですが
今回はその辺りはわりとスムーズに出来たかなあと思います。
更に表現の幅を広げられる様に頑張ります。
帰宅してからは25日の演奏会のプログラムノートや
荷造り、その他雑用が溜まっていたのでこなしていたら
なんと朝8時半になってしまいました。。
今日、日本に向かうのですが
このままではちょっと体調が持たないと思い、
3時間ほど仮眠をして、今この日記を書いているところです。
いよいよ半年振りの日本です。
家族、愛犬、そして皆様にお会い出来るのを楽しみにしております!
写真は昨日の演奏会で生徒さんから頂いたバラのブーケです☆

Written by yuko 2007.06.12 05:46 | No Comments